MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

「私は私」大坂なおみさんの言葉より ――どんな子どももそう思えるようにまずはまわりの大人から

全米オープンテニス2018で優勝した大坂なおみ選手が、来日記者会見で、「自分のアイデンティティをどう考えるか?」ときかれ、「考えたことがない。私は私」と答えたことは記憶に新しい。

記者の質問の内容も趣旨もわかりづらく、さらに通訳の不備もあったとの報道を読んだが(たしかに、動画を見ても通訳の説明がよくわからなかった)、人種も経歴も実に多様な人が住むアメリカで、人種ではマイノリティにあたるなおみさんが、世界のトップアスリートとなり、「私は私」と20歳ではっきり言える人に育っていることに感動してしまった。


ハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親の間に、大阪で生まれたなおみさんは、3歳の時にニューヨークに移住し、現在はフロリダを拠点に活動している。アメリカの大都市には、そんなふうに人種と経歴が多様な家庭が多い。

しかし、シアトルで親子カウンセリングをしている高田 Dill 峰子先生によると、アメリカで育つマイノリティは、ある程度の年齢になると、自分の人種におけるアイデンティティについて試行錯誤するそうだ。
(参照記事:https://www.junglecity.com/pro/pro-family/finding-your-own-identity/

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マミートラックにハマりたい!? ちょうどいい働き方はどのへんだ


「マミートラック」とは、キャリアを積んで第一線でバリッと働いていた女性が、育休明けに復帰すると、後方支援や雑務に回され「がんばっても出世できない」状態に陥ることだ。それが同じ場所をぐるぐる走る陸上競技のトラックに似ていることから、この名がついている。

これは女性のキャリア形成にとって問題といわれ、生涯年収が減ったり自己実現が難しくなったりと、デキる女性ほど深刻になるもよう。

一方で、育児しながら働くのだから、そこそこの難しさでそこそこの仕事量をこなし、それに見合ったお給料をもらえれば満足、というマミートラック容認派も存在している。

マミートラック問題の一般的な結論は、「自分の好みの働き方を選べるのがよく、それが働き方改革であり多様性を生かすことだよね」となっていて、私もそう思う。欲を言えばマミートラックにはまりたくない。でも、この塩梅がなかなか難しいのだった。

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母親たちは、なぜミルク育児に罪悪感を抱くのか

出産する前、世の中の母親という人種がなぜあんなに母乳にこだわるのか、よくわからなかった。「私は完母」「私は完ミ」といちいち前置きする人、「なるべく母乳をあげたいのに出ない」と気に病む人、通りすがりの老婦人の超どうでもいい「母乳?」という愚問にひそかに涙する人……。

そんな人々を見て思ったものだ。
母乳とかミルクとか、はっきりいって、どっちでもよくね?
出ないもんは出ないし、あげられるほうをあげる。それでよくねーか。



しかし、産んでみてよ~くわかった。そこまで合理的に割り切れるものでもないっていうことを。

私自身は諸般の事情で混合栄養にしているし、それについては仕方がないと思ってはいるのだが、それでもたまに心の底で思うことがある。「やっぱり完全母乳にしないのって、なんだか申し訳ないな……」と。

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3年で飽きる女。



「人の身体の細胞は3年でまるっと入れ替わる」という話は聞いたことがあるだろうか。

あれは12年くらい前……京都に一人旅した定食屋で、隣席の夫婦と会話が始まったときのこと。脳外科医だという旦那さま(新婚&イケメン)がおっしゃっていた。

「人の身体は、脳も骨も3年で細胞が入れ替わる。今の身体を作っているのは3年前に食べたものだ」と。そして「うんうん」と相槌をうつ、きれいな奥様。

脳、すなわち心を形成する組織も入れ替わるから、「恋愛感情も3年たてば落ち着く」と聞いたときは、驚愕しながら納得したのだった(そしてこのご夫婦の3年後を想像したりした)。

さて、この話を聞いた旦那さんがイケメンという事実のほかに、本当に脳外科医なのか、新婚なのかの確証はなく、この手の医学ぽっい情報の責任は取れないので、ここではその真偽に触れない。

……でも、なんとなくつじつまが合っているように思えてしまう。

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東京大学赤ちゃんラボ・開一夫教授インタビュー ―― 話題の赤ちゃん絵本ができるまで

2017年7月に出版されて以来、テレビ番組をはじめ様々なメディアで紹介され、話題を集めている絵本がある。『もいもい』と『モイモイとキーリー』、『うるしー』の3冊だ。この絵本の監修を務めたのは、東京大学赤ちゃんラボの開一夫教授。絵本の制作には、赤ちゃんラボでの研究結果が活かされているという。いったいどんな研究を経て、どのように絵本がつくられたのか。赤ちゃんラボを訪ねて、開教授に制作エピソードを伺った。


開 一夫(ヒラキ カズオ)
1963年、富山県生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授。専門は、赤ちゃん学、発達認知神経科学、機械学習。東京大学赤ちゃんラボを運営し、赤ちゃんが本当に好きな絵本をつくりたいと「赤ちゃん学絵本プロジェクト」を立ち上げる。著書に『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』『赤ちゃんの不思議』(岩波新書)、『ミキティが東大教授に聞いた赤ちゃんのなぜ?』(中央法規出版)などがある。
東京大学 開一夫研究室
https://ardbeg.c.u-tokyo.ac.jp/ja/top/

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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おもに住宅、家事まわりを専門とするライター・アドバイザー。2001年よりAllAboutガイド。三女の母。

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編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
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