hanafuda
「花札で子どもと遊ぶ」というと、なんとなく博打(バクチ)や任侠の世界を連想して、抵抗がある方もいるかもしれない。しかし花札の絵柄は、「梅にウグイス」「牡丹に蝶」「紅葉に鹿」など日本の四季折々の花鳥風月が描かれ、しかも「藍(あい)」や「茜(あかね)」など、日本古来の色が使われている。
以前筆者が取材をさせていただいたことがある、世界中の玩具に造詣の深い「東京おもちゃ美術館」の館長、多田千尋さんの言葉を借りると、「花札の絵柄の動植物はすべて日本の在来種。つまり花札は日本の動植物図鑑ともいえるカード」なのだ。さらに花札は、絵合わせはもちろん、暗算での点数計算など、手軽に親子でコミュニケーションをとりながら遊べる知育カードゲームの側面もあるという。
たとえば5-6歳くらいの子どもからでも遊べる「花合わせ」という遊びは以下の流れだ。

手札の花と場札の花を合わせてそれを自分の札とし、得点を競う。
  1. 手札は各7枚、場札は6枚。残りは伏せておいておく(山札)。

  2. 競技者は順に、
    1. 手札から1枚取り出して場に出す。このとき、同じ札種(植物、月)の札が場札にあれば、2枚は得点となり、自分の脇に置く。なければ場札に加えられる。
    2. 山札をめくって場に出す。同様に、めくった山札と同じ札種(植物、月)の札が場札にあれば、2枚は得点となり、自分の脇に置く。なければ場札に加えられる。

  3. 手札がなくなったら
    1. 3人で遊ぶ場合は、手札がなくなると同時に山札がなくなり、遊戯終了である。
    2. 2人で遊ぶ場合は、山札がなくなるまで順に山札をめくる。山札がなくなったら遊戯終了である。

  4. 得点を集計する。
以上、wikipedeiaより引用
なお点数は、
1点札:植物のみが描かれたもの
5点札:短冊がついたもの
10点札:動物や鳥の描かれているもの、菖蒲に八橋、菊に盃
20点札:松に鶴、桜に幕、芒(すすき)に月、柳に小野道風、桐に鳳凰
で計算する。

ちなみにあの任天堂は、もともと創業期は花札の販売から会社を大きくしたという。その後のファミコンやWiiにもつながるファミリーゲームのルーツがここにある。

東京おもちゃ美術館
任天堂ホームページ 花札・株札


深田洋介深田洋介
学研の編集者、AllAboutのWebエディターを経て、サイバーエージェントの新規事業コンテストでは子育て支援のネットサービスでグランプリを獲得、その後独立。現在は子育て・教育業界×出版・ネット媒体における深い知識と経験・人脈を駆使して活動中。2001年生まれの娘の父。