我々団塊ジュニア世代にとっては、子どもの頃に「ゲーム&ウォッチ」や「ファミコン」で、今はわが子が「Wii」や「DS」でお世話になっている任天堂。その任天堂が、かつてベビーカーを販売していたことはあまり知られていない。そのベビーカーは「ママベリカ」という商品名で昭和40年代に販売されていたという。
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この写真は,クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。(c) OpenCage

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この写真は,クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。(c) OpenCage

「ママベリカ」はB型ベビーカーで定価は8,900円。1970年頃の大卒初任給は4万円程度なので、決して安い買い物ではない。しかしすでに当時からアップリカやコンビといった育児用品の専業メーカーが市場を形成しており、「ママベリカ」は苦戦をしいられたようで、残念ながら成功をおさめることなく撤退、その後任天堂はゲーム業界に参入していったという。

今日あたりはわが子と一緒にお盆の帰省をされている方も多いと思う。もしかしたら、実家の納戸にこのオレンジのベビーカーが眠っているかもしれない。いや、現物がなくても古いアルバムに、任天堂のベビーカーに座ったあなた自身が写っているかもしれない。


深田洋介深田洋介
学研の編集者、AllAboutのWebエディターを経て、サイバーエージェントの新規事業コンテストでは子育て支援のネットサービスでグランプリを獲得、その後独立。現在は子育て・教育業界×出版・ネット媒体における深い知識と経験・人脈を駆使して活動中。2001年生まれの娘の父。