先日、ママのためのリサーチ&ランキングサイト「ママこえ」で興味深いデータが発表された。その質問は、「最近の芦田愛菜ちゃんの活躍ぶり。ママはどう思う?」。

スーパー子役芦田愛菜ちゃんを見ているママたちのまなざしは・・・!?第1位「頑張りすぎだと思う」26%、第2位「普通の小学1年生の生活が送れなくてかわいそう」13%、第3位「まだ小学1年生なのに、偉いと思う」と「将来が心配」が同率の11%。「とにかく可愛い!」は第5位。ママたちから見た芦田愛菜ちゃん、今や可愛いという声より、同情や心配の声がたくさん寄せられています。
以上、ママこえhttp://mamakoe.jp/ )より引用

ちなみに以下も、6位「大人たちに利用されていると思う」8%、7位「この先もずっと活躍するのは難しいと思う」8%と続き、圧倒的にネガティブな意見が多い。子どもを持つママたちの、現在の芦田愛菜ちゃんに対する印象はかなりシビアである。ついでに、週刊文春による恒例の「女が嫌いな女2011」では、前回圏外からなんと12位にランクインしてしまった(『週刊文春』11月24日号より)。
ashidamanahappysmile

さて、彼女が今年のようなブレイクを見せる直前、昨年末に愛菜ちゃんを取材したことがあるというライターに、取材時のエピソードをきいたことがある。
「愛菜ちゃんは、今となってはいろいろな雑誌でインタビュー記事も載っていますが、彼女のセリフになっている部分、あれはライターが書き足したり編集したりしてることはあまりなくて、ほとんど彼女のセリフのママだと思いますよ。下手なアイドルよりよっぽどしっかりしていて、しかも気の利いたコメントをくれますから。年相応以上に頭の回転が早い子なんだろうな、というのがよくわかりました。ただ、すごく気になったのが、インタビューの間、受け答えをするたびに、ちらちら目線が私の後方に向かうんです。たぶんその方向にお母さんがいたと思うんですよね……。」

ネットの掲示板では、彼女にまつわるスレッドは数多く、そしてにぎわっている。とあるスレッドではこんなやりとりが交わされている。
  • やはり痛々しいと感じてる人自分だけじゃないんだw
  • 心がないのにおおげさな演技で空回りしてるように見えた
  • 最初は好きだったけど最近テンションがおかしく怖くなってきた
  • ~のCM、目が死んでるね
  • 将軍様の喜び組にでてくる踊り子みたいだよ
  • 義務教育の最初から全然受けてないし大丈夫なのかな、学力
  • 周囲の大人には分別ってものがないのかな
  • 安達祐実ですら「あの子大丈夫?」って言ってるし
  • 母親がまわりから褒められたい人なんだろうなって思う
  • AKBですらバタバタ倒れるのに脅威のスタミナ!
  • いつもいい子を演じててこっちが疲れる
  • 集まってくる周囲の大人の思惑が露骨すぎて引くわ
  • 子役は子役の需要の中でやってるから生き残る人が一握りなのは当然
  • 幼稚園の娘は最近、「愛菜ちゃん、お顔恐い」と呟いている

古くは杉田かおる、そして安達祐美、さらには内山くん、あるいは『ウゴウゴルーガ』でルーガ役だった小出由華など、子役のときに大人ウケする演技や天才的な当意即妙のリアクションで一世を風靡した子役はたくさんいる。しかし彼女たちも、その運命というかサダメにおいて子役を全うし、むしろ突き抜け、その後今なお子役時代をある意味ネタにしながら、強くたくましく芸能界で活躍している。特殊環境に置かれた彼女たちなりの、特異な成長を遂げていることは間違いない。

その姿を見る限りにおいて、やっぱり愛菜ちゃんの今後を心配するなんて、結局は「余計なお世話」でしかないような気がするし、なんだかんだいって「他人の子育て」でしかないのだし、痛々しくも見守りつつ、20年後の「あの人は今」のTV特番をわが子と楽しみに待つ、というのが、子を持つ親の本音のような気もするのだ。


深田洋介深田洋介
学研の編集者、AllAboutのWebエディターを経て、サイバーエージェントの新規事業コンテストでは子育て支援のネットサービスでグランプリを獲得、その後独立。現在は子育て・教育業界×出版・ネット媒体における深い知識と経験・人脈を駆使して活動中。2001年生まれの娘の父。