7/24(火)日本科学未来館で“科学界のインディ・ジョーンズ”としてテレビ出演でもおなじみの長沼毅先生(広島大学准教授)による、小学5・6年生を対象とした『夏休み自由研究塾』が開催された。


授業にはゲスト生徒として、Twitterで“はるかぜちゃん”として話題の子役・春名風花ちゃん(小6)も参加。「今年はまだ自由研究を何にするか決めていない」とのことで、約50名の子どもたちと一緒に『南極・生命の不思議』をテーマにした長沼先生の授業を受けた。

地球は水の惑星ではなく本当は何の惑星なのか、なぜペンギンはしもやけにならないのか、といった内容に、会場にいる子どもたちも興味津々。メモを取る子も多く、「普段授業をしている大学生よりすばらしい。」と長沼先生も嬉しそう。

授業では本物の南極の氷が登場し、普通の氷と色が違うのはなぜか、20万年前の氷から取れた微生物が生き返った、という話に子どもたちも驚いていた。

質問コーナーでは「南極の氷から生き返った微生物はどんなものなのか」「ペンギンはなんで飛べなくなったのか」と子どもたちが次々と疑問を投げかけた。

最後に、南極の氷調査の本当のゴールは、違うところにあると長沼先生。表面が氷で覆われた木星の衛星“エウロパ”を調べることが最終目標であり、「10年後、20年後に、それを調べるのは今ここにいる君たちです。」と締めくくった。

風花ちゃんも「知らないことばっかりだった。夏休みの自由研究の課題がみつかった!」と嬉しそうだった。


なお、この授業は、ベネッセによる「第9回 夏のチャレンジ 全国小学生『未来』をつくるコンクール(http://www.benesse.co.jp/s/land/concour2012/)」のサポートイベントとして実施されたもの。同コンクールでは、全国の小学生を対象に、作文・自由研究・環境の3部門の力作を広く募集中。応募受付期間は、2012年7月1日(日)~9月15日(土)まで。