パルシステム生活協同組合連合会では、「家族の食卓に関する調査」を実施し、その結果を発表した。調査は20歳~59歳の全国の主婦を対象に、携帯電話によるモバイルリサーチで実施、有効回答数は1,000名。

調査結果によると、「放射性物質による汚染を気にしている食材」は「野菜(葉物)」57.0%、「魚類」45.5%、「お米」44.1%の順となっており、一方で「特に気にしているものはない」という回答は全体の28.8%であった。

なお、同会では昨年も同様の調査を実施しており、そのときの同回答率は31.1%であったので、「特に気にしているものはない」という層が若干だが減少していることがわかる。

ただ、食材の放射性物質検査の結果において、放射性物質が国の新基準値以下のレベルで検出された場合、「その食材を食べることに対して抵抗があるか」という質問に対して、【子どもが6歳以下の未就学児がいる人の場合】は、「抵抗がある」という回答が87.7%にのぼった。【自分自身が食べる場合】に、「抵抗がある」のは43.5%であったため、子どもにはできるだけ安全なものを食べさせたいという親の強い思いがうかがえる。

一方で、食材に関する意識について、「食材を購入するとき、産地にはこだわらない」という層は47.1%、「震災の被災地域の食材を食べることで被災地域の復興を応援したい」という層も61.3%であり、食材選びを比較的気にしていない層が半数近くであることもわかった。

パルシステム生活協同組合連合会
http://www.pal.or.jp
「家族の食卓に関する調査」
http://www.pal.or.jp/group/research/2012/120925/index.html