アメリカを中心とした世界各国で今月4日、同じ日に同じ絵本を一斉に読み聞かせするイベント「read for the record」が行われ、各地で200万人以上が参加。参加人数の集計が終わり次第、一斉読み聞かせの世界記録として、ギネスに申請される。


米ボストンに拠点を置く非営利財団Jumpstartが主催したこのイベントは、今年で7年目を迎えた。将来の学力格差、教育格差を最小限に抑えるための幼少教育の大切さを訴えるために企画されたもの。

今年は、昨年発売されてまたたく間にベストセラーになった人気絵本「Ladybug Girl and the Bug Squad」が選ばれた。
この日、世界各地の幼稚園や小学校、図書館などに子どもたちが集まり、先生や地元のボランティアらが読み聞かせる、てんとう虫の女の子を主人公にしたストーリーに聞き入った。

英語圏の国々が中心だが、筆者の住む南アフリカの幼稚園の多くもこのイベントに参加した様子が地元メディアに報じられ、全世界での参加人数は、昨年の220万人を大きく上回る見通し。

アメリカでも南アフリカでも(そして日本でも)、教育格差の拡大が深刻化する一方。イベントの主催者は、「貧困家庭の子どもたちでも、幼いころから絵本に親しむなど教育を受ければ、こうした格差は是正されるはず」と強調。

イベントによって集められた寄付金は、アメリカの貧困家庭の子どもたちへの絵本の寄贈にあてられる。

恩田 和(Nagomi Onda)恩田 和(Nagomi Onda)
全国紙記者、アメリカ大学院留学、鉄道会社広報を経て、2010年に長女を出産。国内外の出産、育児、教育分野の取材を主に手掛ける。2012年5月より南アフリカのヨハネスブルグに在住。アフリカで子育て、取材活動を満喫します!