この冬休み。今回も息子の大好きなヒーローのイベントがやっぱりあった。ヒーローに限らない。電車のおもちゃやら、車のおもちゃやら、それらを冠した子ども向けイベントは、長い休みに必ずやってくる。

子どもが今一番興味を持っているものだから……と期待していくと、美術館並みの入場料に対して展示の内容はまぁ、お粗末なケースが多い。結局は、お金を使わせるゲームやおもちゃ販売コーナーが中心だ。商業色がギラギラしていて、大人の心は痛み、ついでに財布も相当痛い。

さて、この手のイベント、苦手なら連れて行かないのが一番簡単だ。けれど、ちょっと子どもにワクワクお祭り気分を楽しませてあげたい気もしてしまう。かといって子どもの娯楽にかけられる費用は限られている。どう過ごしたらいいものやら。

先日私がやむなく連れて行ったイベントでケーススタディ。倹約コースのAさん、満喫コースのBさんでいってみよう。母一人で子ども一人を連れて行く。いったいいくらかかるのか?


入場料からしていろいろ


まず入場料。Aさんは、割安の前売り券。大人1,500円、子ども1,000円の合計2,500円。一方Bさんは当日券でそれぞれ200円増し。しかもショーの指定席券500円を追加購入したので、大人2,200円、子ども1,700円で計3,900円。Aさん、前売り券とショーを自由席にすることでかなりの節約だ。

エンターテイメントはどうする?


さて、無料の展示エリアを抜けたら、ここからが勝負。有料のゲームや体験型イベントがおいでおいでと待っている。Bさんは迷わず1,000円11枚綴りのゲーム券を購入。Aさんは、ゲーム1回が券2枚なことを確認すると、子どもと早速約束。「よし、じゃぁ3つ好きなのやろう。どれにする?」と、券6枚をバラ買い。

Aさんは600円。Bさんは、ほとんどのゲームが券2枚だったため、結局1枚買い足して合計1,100円。さらに別料金の参加型ゲーム500円もやったので、計1,600円。

お昼ご飯も重要だ


そろそろお腹がすく時間。会場内にはお祭り気分を盛り上げる屋台がずらり。Aさんは、これを見越して来る途中にコンビニで昼食を購入済み。子どもはこういう時に大して食べないから、ふたりで3個のパンとペットボトル1つで合計400円。Bさんはもちろん屋台の列に並び、子どもの好きな食べ物を選ぶ。カレー(ドリンク付)800円と焼きそば400円に、ドリンク100円1つ追加で1,300円。
おやつ時に綿菓子をねだられ、AさんBさんともに購入。それぞれ、プラス300円。

お決まりの撮影コーナー


お腹も満たされ、ショーを見たら心はもうヒーローそのもの。「本物」との撮影コーナーが魅力的だ。おぉ、Bさんこれもためらわずに列に入った。直後に出来上がる写真を1,200円で購入。Aさん、これは並ぶしねぇ~とお茶を濁して、ヒーローの人形が並んでいるコーナーで自主撮影会開始。

最後の難所、お土産コーナー


ゲームをしたり小さなステージを観たり……会場内を楽しんだ後は、最大の難所、そう、お土産コーナーが待ち構えている。要するに特設おもちゃ売り場だ。この占有面積の広さが、イベントの趣旨を物語っている。

今回は新春特例として、お年玉でひとつだけ好きなものを購入して良いというルールを適用したため、これは家計外として、AさんBさんともにノーカウント。しかしBさんは、それだけじゃ……と、ヒーローチョコスナック210円と、イベント限定ヒーローサブレ18枚入り840円を購入した。

さぁ合計いくらになった?


それでは本日の費用、合計してみよう。

Aさん【倹約コース】
入場料 2,500円
ゲーム 600円
お昼ご飯 400円
綿菓子 300円
記念撮影 0円
お土産 0円
合計=3,800円

Bさん【満喫コース】
入場料 3,900円
ゲーム 1,600円
お昼ご飯 1,300円
綿菓子 300円
記念撮影 1,200円
お土産 1,050円
合計=9,350円

なんと3,800円と9,350円!5,000円以上の差だ。これはかなり大きい。【倹約コース】でもうまく盛り上げれば十分このイベントの楽しさは味わえる。こういう時は気にせずじゃんじゃんお金を使わないと楽しくない!と思う方は迷わず5550円追加して【満喫コース】へ。

ついでに父親効果を検討


このイベントで父親が一緒だったとしよう。大人の入場料と、昼ご飯代が追加され、
Aさん→入場料1,500円、お昼ご飯500円で計2,000円の追加。
Bさん→入場料2,200円、お昼ご飯800円で計3,000円の追加。
それに加えて、「混んでるな~」「並ぶな~」の苦情も、多くの場合追加される。一緒に行かない方が経済的かつ平和だ。

なお、引率者が母親でなく父親の場合、ベースが【満喫コース】でゲームやおやつがグレードアップ、さらに記念プリクラ、ガチャガチャ等にも広がりがちだ。最低でも1,000円アップが予想される。

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いつものように【倹約コース】で楽しんだ息子。ゲームの射的で見事命中し、ヒーロー指人形をもらって得意気だ。他は失敗、残念賞のシール。指人形1個かシール1枚に200円、すごい商売に参加しちゃってるなぁ、と楽しみきれない大人心がまとわりつく。

使った分、今日の夕食で取り戻せばいいか、と、節約メニューを考えながら家路についた。バス代節約の自転車を走らせながら……。いや、なんかこれ、正しい楽しみ方じゃないような気がする。

そうだ!こういう時こそ、おじいちゃん&おばあちゃんにお願いだ!!
……あぁ、親って勝手だ。