大田楽。民俗芸能と現代パフォーマンスの融合

柔らかい日差しが差し込み、日増しに春らしさを感じるようになった今日この頃。
心もどこか軽くなるゆえ、ついおでかけしたくなることだろう。特に子連れで出かけるとなれば、やはり子供たちの"ため"になりつつ楽しめる、そしてもちろん、親である自分たちも堪能できる、そんな場所をチョイスしたい。もちろん動物園や水族館、はたまた遊園地なんてのもいいが、ちょっと穴場のオススメのスポットをご紹介しよう。

それは両国駅からほど近い江戸東京博物館と、都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園だ。

日本の中心都市として栄えた江戸、そして東京の創造性に富む優れた伝統文化の魅力を伝える両施設は、どちらも今年の3月28日に、オープンから20周年という節目を迎える。それにちなみ、3月23日(土)~29日(金)の一週間の間、記念イベントを開催するという。

まず相撲の聖地・両国国技館の隣に建つ江戸東京博物館では、普段気軽には見られない歌舞伎や落語の上演、また広大な常設展示スペースを活かした大道芸人によるパフォーマンスショー、さらには昭和の懐かしい映画上映や、浮世絵師・葛飾北斎の名作『富嶽三十六景』を全て展示した特別展などを開催する。イベント内容はちょっとオトナなものながら、日本の文化を一層楽しめる催しが目白押しだ。また、常設展示スペースに設置される江戸の街を再現したジオラマは圧巻。親子で見ると、子供ならではの意外な意見も飛び出すかも。

一方、桜の名所でもある小金井公園に隣接する、江戸東京たてもの園。広大な敷地面積を誇る園内には江戸時代から昭和初期までの、29棟の復元建造物が建ち並び、タイムスリップしたような錯覚が味わえる人気観光スポットだ。スタジオジブリ作品『千と千尋の神隠し』の舞台である「湯屋」は、このたてもの園内にある子宝湯をイメージして描かれたということもあり、子どもたちも大喜びすること間違いなし。
イベントでは、学芸員が考案した『"大"けんちく体操』やファミリージャズコンサート、NHK 教育テレビの幼児向け音楽番組「あいのて」から誕生した音楽ユニット、"あいのてさん"をゲストに迎えた、段ボールやストローなど身近なものを活用した楽器で奏でるファミリー向けコンサート、中央線沿線のB級グルメが一堂に会したコーナー、下町風情あふれる商店が建ち並ぶ一角での『おつかいゲーム』などなど、五感をフルに使って楽しめる体感型イベントが盛りだくさん。また、民俗芸能としてさまざまな形で伝承されている伝統芸能「田楽」に、現代的な身体表現や音楽の要素を取り入れたパフォーマンスとして上演する「大田楽」も見逃せない。小さな子供でも楽しめるプログラムが用意されているので、(咲いていれば)お花見がてら、寄ってみるのもいいだろう。

江戸・東京の文化を楽しみながら勉強できる両施設の20周年イベントは、情操教育という面においてももってこい!? 子供たちと一緒に、自らも楽しめる、そんなイベントになりそうだ。
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■関連リンク
江戸東京博物館・たてもの園 開館20周年記念事業(http://www.edohaku-20th.jp/)