厚生労働省は5日、平成24年の人口動態統計を発表した。合計特殊出生率は対前年0.02ポイント上昇して1.41となったものの、出生数は、103万7101人と前年比で1万3705人の減少であった。

出生順位別に過去3年をみると、平成22年は第1子が減少、第2子、第3子以上は増加、また平成23年は第1子、第2子は減少、第3子以上は増加していたものの、平成24年はすべてで減少したことが明らかになった。

また、第1子出生時の母の平均年齢は上昇傾向にあり、平成23年に初めて30歳を超え(30.1歳)、平成24年は30.3歳であった。ちなみに第二次ベビーブーム終盤の昭和50年当時は25.7歳であった。


一方、婚姻件数は66万8788組で前年より6893組の増加、離婚件数は23万5394組で前年より325組の減少となった。なお、平均初婚年齢は夫:30.8歳、妻:29.2歳であった。そのほか、全婚姻件数に対する再婚件数の割合は年々上昇傾向にあり、平成5年に夫:12.7%、妻:11.1%だったが、平成24年は夫:19.0%、妻:16.4%となっている。

同居期間別離婚件数を見ると、5年未満、5~10年未満は減少していたものの、15~20年未満、20年以上では上昇していることがわかった。

人口動態調査|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1.html