昨日、「合計特殊出生率は上昇も、第2子、第3子の出生は減少」という話題をお届けしたが、折しも住宅メーカーのタマホームが、「夫婦の出産意識の実態」についての調査結果を発表していたので合わせて参照してみる。

調査は全国の既婚者のうち、「子どもなし」、「子ども1人」、「子ども2人以上」の男女各300名、計1854名を対象として行った。「理想の子どもの人数」についての質問に対しては、「2人」が47.2%でもっとも多く、ついで「3人」が22%、さらには「4人以上」も2.6%で、「2人以上」と回答した人の合計は71.8%であった。

しかし、「子ども1人」を持つ人に、「2人目の出産」について質問すると、じつに64.8%の人が「ためらいを感じる」と回答したことが明らかになった。このような“2人目の壁”を感じる理由については、「経済的なきっかけ」が85.1%とダントツで、次いで「年齢的なきっかけ」が52.1%、そして「第一子の子育てで手いっぱいの時」36.3%、「心理的なきっかけ(特に育児へのストレスなどを想定したとき)」36.3%、「仕事上のきっかけ」31.8%とつづいた。

さらに、2人目の出産に躊躇している人を対象に、現政権が打ち出している「子育て支援政策」に関して、個別の施策とそれが実現した場合の出産意向の関係性をたずねたところ、「幼児教育の無償化」が実現したら「出産したい」という人は44.2%、「出産に前向きになる」36.0%と合わせ、じつに8割以上が、「幼児教育の無償化」が出産意向に前向きな影響を与えることが明らかになった。

ただし残念ながら、「幼児教育の無償化」については、財源の問題からまずは5歳児限定で実施、来年度は第3子以降のみとなる方針が報道されており、子育て世代の真の期待に応えられるのはまだ先のようである。