ソニー生命では、「子どもの教育資金と学資保険に関する調査」を実施し、その結果を発表した。調査対象は大学生以下の子どもがいる20~69歳の男女1,000名。

調査では、回答者のうち未就学児の親(248名)に、子どもの将来に関する項目をいくつか挙げて、それぞれどの程度不安を感じるかをきいており、《教育資金》について「不安を感じる」と回答したのは81.0%となり、全項目中で最も多くが不安を感じている結果となった。そのほか「不安を感じる」項目として、《インターネットやSNSの利用》(75.4%)、《就職活動》(74.2%)、《学校生活》(69.7%)などがあげられた。


次に、高校生以下の子どもの親(748名)に、教育資金を準備している方法、あるいは準備する予定の方法を聞いたところ、最も多かったものは「学資保険」(54.0%)であり、次いで「銀行預金」(49.6%)もあげられた。そして、子ども自身が給付や貸与を受けて資金を調達する「奨学金」については、15.2%が利用する予定であると回答している。

一方で、実際に大学等に通う子どもの親(242名)に、教育資金を準備した方法について聞いたところ、「奨学金」は36.0%にのぼり、事前の想定と必要な金額に差異があったことで、結果的に奨学金を利用することが必要になる実態が明らかになった。