『法律事務所検索サポート』『人事・労務・社会保険相談サポート』など、幅広い法律関連サイトを運営する日本法規情報株式会社では、「男性の育児休暇に関する意識調査」を実施、その結果を発表した。有効回答数は1370名(男性547名・女性823名)。

まず、「男性が育児休暇を取ることについて、どう思うか」という質問については、「大変いいことだと思う」(59%)、「まあまあいいことだと思う」(32%)とあわせて、9割近くが好意的に捉えていることがわかった。

しかしながら、2012年度の男性の育児休業取得率はわずか1.89%という現状、「男性の育児休暇取得率が進まないのはなぜだと思うか」という質問をしたところ、「職場で仕事を変わってくれる同僚がいない」という回答が最も多く、全体の25%を占めた。以下、「出世にひびくから」(20%)、「子供の育児は、母親が中心となるべきだから」(19%)、「職場の上司が許してくれないと思うから」(15%)が続いた。そのほか、「世間体が気になると思うから」「前例がないから」「実際に育児休暇を取った男性の査定が下がったから」という回答もあった。


とくに、「出世にひびく」「上司が許してくれない」「査定が下がった」が合わせて約4割にのぼる結果について、同社では、「育休を取りたい男性部下への『パタニティハラスメント』(=男性が育児参加をすることや、その権利や機会を、職場の上司や権力のある立場にいる人間が侵害する言動におよぶこと)が現実的に存在する」と指摘している。

さらに、「同僚の男性が育児休暇を取ることについてどう思うか」についてきくと、「正直言えば迷惑だと感じるが、仕方なくサポートする」と回答した人が77%にものぼった。そして、「迷惑なので、育児休暇を取らないで欲しいと思う」と回答した人が9%、「育児休暇を取るなら仕事を辞めて欲しいと思う」と回答した人も6%おり、男性の育児休暇取得について、一般論としては賛同するものの、実際に身近な同僚の育児休暇に関しては、意識がまったく矛盾していることが明らかになった。

この結果について同社は、「職場の空気を読みすぎる日本人独特の性格」も一因であるとして、政府としての施策云々より、「男性の心理的な問題を取り除くための周囲の支援など企業ごとの課題解決」が求められる、とコメントしている。