昨年秋の話だが、ついにガラケーを卒業した。
理由はいくつかあるのだが、一番大きかったのは通信費の削減だ。

筆者は仕事柄もあり、通話用のガラケーのほかにiPhoneとiPadの3台持ち。これに妻のケータイ料金もあるから、合計4台ぶんの利用料を毎月負担。通信費だけで我が家の諭吉がひとりふたりと飛んでいく……。

いろいろググってじっくり検討した末、たどりついた結論は、ガラケーを「スマホ」にすることであった。


ガラケーをスマホに乗り換えるとかえって通信費が高くなるのでは? もちろん、テレビCMを毎日がんがん流している3大キャリアで、ガラケー→スマホへの機種変更をすれば、基本の通信費はますます高くなるし、スマホ本体の分割購入代金も月額で乗ってくる。

そこで筆者が選んだのは、いわゆる「格安スマホ」(格安SIM+スマホ端末)に乗り換えること。いくつもの事業者を比較して契約したのは、電力会社系の通信事業者が運営する「mineo(マイネオ)」だ。

http://mineo.jp/

「格安スマホ」って通話や通信の品質は大丈夫なの?という不安もあるだろうが、「mineo」の場合は、auの4G LTE回線を利用しているので何ら問題はない。事実、使用開始からすでに約3ヵ月を経過しているが、通話や通信で困ったことは一度もない。

ガラケーで使っていた電話番号はMNP(=番号ポータビリティ)で転出できるので変更なし、スマホ本体はネットで「au スマホ 白ロム」(※)と検索して購入した2年前の新古品。なお本体購入費は1台約1万5千円であった。
(※白ロムとはSIMカードが刺さっていない端末のこと。「mineo」の場合はau回線を使っているため白ロム端末はauの4G LTE対応の機種を購入する必要がある)

この結果、ガラケーを卒業したことで筆者は月額基本料1590円(税別、以下同)【*1】まで通信費を抑え、いまや通話に使うことがほとんどなくなった妻のスマホは月額基本料980円【*2】と大幅に削減することができた。
【*1】データ通信+音声通話のデュアルタイプ
【*2】データ通信のみのシングルタイプ
※いずれも基本データ容量1GBの場合


さらにここで朗報が。
「mineo」は2月から新料金プランでデータ通信のみのシングルタイプ(データ容量1GB)の場合は月額基本料980円→850円に、データ通信+音声通話のデュアルタイプは月額基本料1590円→1460円に値下げをするという。

もし白ロム端末を購入するのが「ちょっと不安」「新しいモデルがいい」「めんどくさい」という場合は、「mineo」が提供している京セラ製端末「LUCE」を分割購入する契約を選ぶことも可能だ。この場合は月額基本料に1400円が加算されることになる(24ヵ月払い)。とはいえ、それでも2000円台でスマホライフが実現できる!

「ガラケーを卒業してスマホデビューしたい」「とにかく通信費を削減したい」というご家庭には一考の価値ありだ。

mineo(マイネオ)
http://mineo.jp/


深田洋介深田洋介
学研で学年誌や幼児誌の編集者を経て、ネット業界へ。AllAboutで育児・教育ジャンルの立ち上げ、サイバーエージェントの新規事業コンテストでは子育て支援のネットサービスでグランプリ獲得。現在は独立して、子育て・教育業界×出版・ネット媒体における深い知識と経験・人脈を駆使して活動中。編著に『ファミコンの思い出』。