日本生活協同組合連合会は、週に1日以上自宅で料理をする20歳~49歳の男女に対し、「料理とお弁当に関する調査」を実施、その結果を発表した。有効回答数は1,000名。


まず、「料理をするのは楽しいか」という質問について、「あてはまる」と回答した割合は全体の65.1%。これを性年代別にみると、【20代:男性73.5% > 女性65.7%】、【30代:男性71.3% > 女性63.5%】、【40代:男性65.9% > 女性50.9%】という結果で、いずれの年代においても、女性より男性のほうが「あてはまる」割合が高く、一方で年代が上がるにつれて「料理をするのは楽しい」とする層が減少していくこともわかった。

そして、「料理をする最大の理由は、食費の節約だ」という質問に対して、「あてはまる」と回答したのは全体の63.2%。定期的に料理をしている方の6割あまりが、食費の節約を目的として料理に取り組んでいることがわかった。なお、「食材費節約のために家庭菜園をしている」と回答したのは16.8%であった。

また、家族用の弁当を作る頻度についての質問では、「ほぼ毎日(7.9%)」「週に4~5日程度(10.5%)」を合わせた高頻度の割合が全体の18.4%であったが、≪高校生以下の子どもと同居している≫回答者に限定すると、「ほぼ毎日(13.1%)」「週に4~5日程度(21.3%)」を合わせた高頻度の割合は34.4%と、全体の3分の1にのぼった。

ちなみにこの結果をさらに≪フルタイム勤務女性(n=42)≫にしぼったところ、「ほぼ毎日」が28.6%、「週に4~5日程度」が21.4%となり、フルタイムで働くワーキングマザーでありながら、高い頻度で家族用の弁当を用意していることがわかった。