梅雨真っ只中でじめじめした天候が続く中、これからの時期、心配されるのが食中毒。

ちょうど2年前の今頃は娘の離乳食を開始した時期で、まな板や包丁は使うたびに熱湯をかけて消毒、ストック用に作った離乳食はすぐにフリージング!と、衛生管理にも気を使っていたのに、近ごろは適当に拍車がかかっている状況……。

これから本格的に暑くなるし、娘は毎日お弁当持参だし、気を引き締めなければと思っていたところ、レシピサイト「COOKPAD」を運営するクックパッド本社にて食中毒対策のイベントが開催されることを知り、参加することに。

イベントには料理研究家の浜内千波さんが登壇され、簡単な手作りお菓子の実演披露も。
トマトケチャップ(!)を使ったクッキー、長時間漬け込まなくてもよいフレンチトーストなど、作り方は非常に簡単、だけど素朴でからだにも良さそうなレシピはぜひ家でも真似してみたいものばかり。

お子さんと一緒に作っても楽しいですよ、の一言に「いつか娘と一緒にお菓子作りとかできたらな~」と思わず妄想。

そこで浜内さんから「お子さんと一緒に作るなら食卓で作業しますよね」という問いかけ。
そう、意外と食卓って食事以外にも使うことが多いかも。
私は自宅で仕事する場合は食卓で作業しているし、子どもが大きくなると食卓で宿題をしたり、遊んだりする家庭も多いはず。それでなくても小さい子どもはベタベタとあちこち触ったりするし……。


となると、かなり汚れているはずの食卓。
もちろん、食事の前には台ふきんで水拭きしているけれど。


トレンド総研が実施した「梅雨の“食卓菌”に関する意識・実態調査」によると、「家に台ふきんがある」と回答した人(84%)のうち、台ふきんで拭いている場所の上位2項目は「食卓」と「食卓の上の食べこぼし」だとか。

そう、子どもは食べこぼしが多い!

我が家も娘がかなり積極的にスプーンやフォークを使うようになったはいいけれど、大人のように食べられるかというとやはりNO。ご飯もおかずもお味噌汁ももれなく豪快に食卓にこぼしているので、台ふきんで拭いては洗い、拭いては洗い、の繰り返し。

またこの調査結果では、「食卓を台ふきんで拭いている」という人の割合は子どものいる家庭では91%、子どものいない家庭では77%と割合に差が出ていたので、子どもがいると食卓に台ふきんがいかに欠かせないかも一目瞭然。

しかし、実はこの台ふきんの存在がくせ者であることが判明。

衛生微生物研究センターの実験によると、一度使った台ふきんで再度食卓を水拭きすると、10センチ四方に100万個以上もの菌が付着するという恐ろしい結果が発表されている。

濡れた布、しかも湿気が多く、温度の高い今の気候では菌が乾燥により死滅しにくい環境。
しかもこの結果は食卓を拭く回数が1日1回でも1日10回でも変わらず、一度でも使った台ふきんで再度食卓を拭くのは菌を増殖させることに!


台ふきんを使うたびに煮沸消毒したり、天日干しできれば問題なさそうだけれど、できているかというと……YESとは言えません。

一方、この菌が付着した食卓をアルコール除菌で拭き取りすると、ほとんど菌がいない状態になることも分かり、食卓菌の対策にはアルコール除菌が有効という結果も出ている。

一応、アルコール除菌スプレーは置いてるんだけど、毎回拭くのがどうも面倒なんだよなあ……でも使わなきゃなあ……と反省していたところ、今回のイベントで浜内さんが作業台を拭くのに使っていたのが「カビキラー アルコール除菌 食卓用」。
http://kabikiller.jp/products/kk11.html


こちらの商品、ティッシュペーパーやキッチンペーパーなどをポンプ上部に押し当てて、プッシュし、サッと食卓を拭くだけ。

このプッシュ式というのが非常に使いやすく、よくあるスプレータイプより断然便利!
しかも食卓に置いたまま片手でプッシュできるというのが、アルコール除菌の「ちょっと面倒」というハードルをかなり低くしてくれているような。

ティッシュペーパーやキッチンペーパーを使ってそのまま捨ててしまえば衛生的。
アルコールって直接肌に触れると刺激が強いのかな?と思っていたけど、成分も100%食品・食品添加物原料ということなので、安全面も問題なし。

食卓だけでなく、調理台、まな板などの調理器具・シンク・冷蔵庫の中や外側・電子レンジなどのキッチン家電の外側・ドアノブの除菌などオールマイティに使えるので、つい掃除をサボっていた冷蔵庫の中などもサッと拭いたりして、ちょっとデキる人になった気分。

これなら不精なお父さんに「ちょっとそこのアルコールで拭いておいて」とお願いするのも難しくなさそう。

なんて考えていたら、最近何でも私の真似をしたがる娘が食卓の上に置いた「カビキラー アルコール除菌 食卓用」を手に取ってプッシュしようとしていた。

「そのまま触ったら危ないよ~」と取り上げたものの、こうやってお手伝いを覚えていくのかな、とうれしい気持ちにも。「もうちょっとお姉さんになったらお手伝いしてね」とお願いしたが、一緒にお菓子や料理を作る日も遠くないのかも。


浜内さんが語っていた、「人間は、食べることにより、体ができる。そして食べることは心を育てることに深く関わっている」という言葉が非常に印象的だった今回のイベント。

食育というと小難しい印象を受けるけど、要は気持ちよく、楽しくご飯を食べようね、ということかな、と考えている。そのためにも、つねに清潔で綺麗な食卓は必須。これからも気がついたらサッと一拭き、を習慣づけたい!

真貝 友香(しんがい ゆか)真貝 友香(しんがい ゆか)
ソフトウェア開発職、携帯向け音楽配信事業にて社内SEを経験した後、マーケティング業務に従事。高校生からOLまで女性をターゲットにしたリサーチをメインに調査・分析業務を行う。現在は夫・2012年12月生まれの娘と都内在住。