子どもが寝る前の絵本タイム、親子で本の世界を楽しみつつ、子どもが頭を休めてスムーズに睡眠に入っていく大切な時間でもあります。……と言うと、なんだか素敵そうですが、これ、毎日のことですから、そうそう「素敵」だけで済むわけではありません。

読みながら親の方が寝てしまって絵本を顔面に落とすこともあるし、機嫌が悪くて気がのらない時もあれば、サボりたくなることも必ず出てきます。子どもの年齢が上がるにつれて絵本の文章量は増え、文字がわかってくると、「こっそり読み飛ばし」技も通用しなくなります。へとへとだと「ごめん今日は短いの限定で!」と、言ってみたり……。

■寝る前に動画を見せて大失敗


そんな毎晩の寝る前の時間。たまには楽をしようと、絵本の代わりにひとつ動画でも見せちゃおうかな、という気にもなります。今はスマートフォンひとつで、良質な動画コンテンツを簡単に見ることができます。

私も実はYouTubeのディズニー公式チャンネルで「くまのプーさん」のムービー集を見つけた時、ついプーさん好きの息子に見せたことがありました。

プーさんならふんわりした雰囲気だしまぁいいかな、と、絵本の代わりに寝転がったままiPhoneを持って……。もちろん息子は大喜び。でも、どうも見終わったときにむしろ覚醒しすぎてしまっている感じがある。子どもの頭が寝る方に向かっていなくて、ちっとも落ち着きません。

……これは困ったなぁ、やっぱりよろしくなかったか……。どうも、動画コンテンツというのは、話の内容に関係なく、頭を休めるには情報量が多すぎるようです。

動画はやめよう、でもたまにはスマートフォンの力を借りてでも、ちょっと手を抜いて絵本代わりに過ごせるゆったりタイムはないものか……。そこでたまにやるようになったのが、この「影絵」タイム。


■カンタンでダイナミックな影絵遊び


真っ暗にした部屋で寝る体勢のままスマートフォンについている懐中電灯機能をONにします。片手で持って壁や天井に向け、手をかざすと、かなり巨大な手が影絵になって映し出されます。これ、意外にもかなりダイナミックな雰囲気。

スマーフォン独特の、極めて小さくて強力な光源がいい効果を発揮して、ちょっと手を遠ざけるだけで影絵の手は小さくなって近づけるとうわーっと大きくなる。それだけでも子どもは不思議で楽しい気分。

子どもの手も参加して、かんたんなアヒルとかキツネとか、急に大きくなったり小さくなったり、大きな口でパクッと食べちゃうとぞ!などなど……。アイディアはシンプルな影絵遊びで十分。


初めてやると子どもが喜んで少し気持ちが盛り上がってしまうかもしれませんが、部屋は暗いし、情報量は少なく会話だけなので、絵本のようにゆったりした頭休め効果があります。かつ、絵本読みがちょっと面倒だなぁ……という日の親としては、ちょっぴり楽ができます。

こういうときに大切なのは、気合を入れすぎないこと。スタンドでスマホの光源を固定して小道具も用意して……というのは、起きているときにイベント的に楽しんた方がいいでしょう。

寝る前タイムとしては、寝っ転がったまま、片手持ちでさっとやってぱっと楽しんですっと寝る、くらいでちょうどいい。

本当に手軽なので、いつもの壁と天井でダイナミックな影絵遊び、ぜひ試してみてください。

●標準機能の懐中電灯をON/OFFする方法
・iPhoneは画面下からスワイプで出るコントロールセンター画面で懐中電灯アイコンをタップ
・Androidは画面上からスワイプで出るクイック設定ツール画面で懐中電灯アイコンをタップ


ICT toolbox記事提供:【ICT toolbox】feat.狩野さやか
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