■赤ちゃんが泣き止まなくなる「不思議な週齢」


赤ちゃんを見て、「一体この子の頭の中で何が起こっているんだろう?」と気になったことはありませんか。あるいは「いつもは気立ての良い子なのに、急に気難しくなったり、手がかかるようになるのはなぜ?」「……かと思ったら急に昨日までできなかったことをやり始めてどうしたんだろう?」と理解に苦しむことはありませんか。

最近の研究によって、赤ちゃんには生後20ヵ月間に、普段より手がかかる(ぐずりやすくなる)ようになる不思議な週齢が10回あることが明らかになりました。さらに、この10回のぐずり期の時期に、赤ちゃんの知能が飛躍的に発達することもわかってきて、そういう意味でもこの時期は「不思議な週齢」というわけです。

■赤ちゃんが「不思議な週齢」に入るのはいつ?


オランダのF.プローイュ博士は、35年間にわたって赤ちゃんと母親の親子関係について研究してきました。たくさんの親子の個人データや動画を客観的に観察して、赤ちゃんが気難しくなったと母親たちから報告を受けた週齢をまとめました。また、これらの不思議な週齢には、決まってエンエン、イライラ、ベッタリという三大オノマトペが現れることを突き止めたのです。


そして今ではそれが、子どもが知能の飛躍的成長(=通称「メンタルリープ」)を遂げる時期に入った合図であることまでわかっています。赤ちゃんはみんなほぼ同じ時期に「メンタルリープ」に入るといいます。生後20ヵ月までに赤ちゃんには10回の「メンタルリープ」がありますが、必ず初めにこのようなぐずり期が伴います。赤ちゃんがこのぐずり期に入るのは、出産予定日から数えて 5、8、12、19、26、37、46、55、64および75週です。始まる時期に1~2週間の時差があるかもしれませんが、起こるのはたしかです。

(具体的な時期について、F.プローイュ博士が執筆された『不思議な週齢ワンダーウィーク』という育児書に週齢カレンダーが付いています。また、この本を基に監修された育児アプリでは、出産予定日を入れるとカレンダーが自動的に更新される機能が付いています)



■グズグズの真実


このように「メンタルリープ」が起こると、赤ちゃんは必ずぐずりやすくなります。普段はおとなしくて大らかな赤ちゃんも、気難しくて神経質な赤ちゃんと同じようにその変化に反応します。

ただし当たり前かもしれませんが、神経質な子のママは元から手がかかる上に、「メンタルリープ」の時期はより手がかかるようになるので、さらに大変な思いをします。最もママを必要としていて、最もママとの衝突が多く、そして最も学習意欲が高いのがこのタイプの赤ちゃんでもあります。

幸い、この三大オノマトペ症状が出るのは一時的です。そしてこのぐずり期が終わると、赤ちゃんの知能の発達段階は一段階上がり、新たな物事を学習できるようになるのです。それが「メンタルリープ」という現象なのです。そのときのグズグズはじつは大きな進歩を遂げようとしている合図であるといえます。

▼F.プローイュ博士と『不思議な週齢ワンダーウィーク』
F.プローイュ博士は、乳幼児の発達や赤ちゃんとの親子関係に関する研究の世界的第一人者であり、世界的ベストセラーの赤ちゃんの育児書『不思議な週齢ワンダーウィーク』の著者。この書籍は、彼の約40年に渡る研究を基に執筆され、すべての赤ちゃんが生後20ヵ月間に経験する、発達に伴う著しい変化が、保護者向けにわかりやすく説明されています。
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翻訳家ハピグロ
「キーワード」が重要となるメディアや製品のUI/マーケティングコンテンツを数多く扱う英日翻訳家。ヒアリングをした上で「ワード数+インセンティブ」で「ローリスク&ハイリターン」な英->日翻訳を提供。