千葉県四街道市では、同市を含む近隣エリアの認知やイメージの現況を把握することを目的に、東京都港区や文京区、江東区ほか都内7区と、千葉市や市川市、船橋市ほか千葉県内7市に在住の20歳~49歳までの男女1,440名を対象に調査を実施した。同調査では、子どもを持つ調査対象に対して、「子育てに関する男性と女性の意識の違い」についてきいており、その結果についても公表された。


まず「自分は子育てに力を注いでいる(いた)と思う」という問いには、男性の75.0%、女性の87.2%が≪そう思う≫と考えている一方で、「配偶者は子育てに力を注いでいる(いた)と思う」かという問いには、男性の84.8%が妻に対して≪そう思う≫と回答した一方、女性が夫に対して≪そう思う≫と回答した割合は64.0%にとどまった。女性は自己評価と配偶者評価が近似値だったものの、男性の場合は自己評価よりも配偶者評価が11ポイントも低い結果となった。

この傾向は「子どもの行事に積極的に関わっている(いた)と思うか」という質問に対しても同様で、男性の場合は自己評価(75.0%)よりも配偶者評価(61.2%)が約14ポイント低い結果であった。いずれにしても夫は自己評価が高い一方で、妻からはそう認識されていない様子が伺えた。

そして、「子育ては夫婦平等に協力しあうべきだと思う」という質問には、男性(86.9%)、女性(90.5%)とも9割近くが≪そう思う≫と考えており、「子育ては女性中心であるべき」と考える男性は53.1%に対して女性は44.2%という結果であった。

ただ逆に「子育ては男性が中心であるべきだと思う」かとの問いに対しては、女性は86.0%、男性は78.5%が「そう思わない」と考えており、「女性中心」であることには反対しつつも、「男性中心」であることも現実的ではないと考えていることが明らかになった。

調査結果報告書|四街道市
https://www.city.yotsukaido.chiba.jp/shisei/tokei/ninntido2016.files/20161201final2.pdf