国内最大級のゴルフ場運営会社である株式会社アコーディア・ゴルフでは、2017年11月23日、ゴルフで子どもたちの教育や人格形成をサポートする「ザ・ファースト・ティ」プログラム体験会を兵庫県・西宮市の「アコーディア・ガーデン甲子園浜」で開催した。

もともと「ザ・ファースト・ティ」はアメリカで発祥したもので、これまでに全世界で1,300万人以上の青少年が参加した教育プログラム。「9コアバリュー」と呼ばれる、ライフスキルの中核となる、≪正直・誠実・スポーツマンシップ・尊敬・自信・責任・忍耐・礼儀・判断≫について、ゴルフをプレーしながら学んでいくもの。

この日は秋風が吹くなか、小学1年生から6年生まで47人の小学生が参加し、「礼儀」のプログラムを体験した。なお参加者の約半数はゴルフ未経験の子どもたちであった。


コーチは子どもたちに基本的な打ち方を説明するが、クラブの握り方やフォームなど細かいことは指導しない。ボールを打った子どもにはよかったところをほめ、また周りで見ている同じグループの子どもたちには「ナイスショット!」と声をかけることを指導する。

このプログラムは「ゴルフがうまくなること」が目的ではなく、声をかけ合ったり、相手の立場で考え思いやったり、という「人間力を育むこと」に重きを置いていることがわかる。また、子どもたちが楽しんで参加できるよう、どんどんほめて励ます、ポジティブな指導であることも印象的だ。


同社社長の田代祐子氏は、米国で専業主婦を経験した後、子どもを保育園に預けながら現地の大学に進学・卒業し、米国大手企業を皮切りにキャリアを積んできたワーキングマザーのパイオニアでもある。そんな田代社長に、同社が展開する子ども向けプログラムの魅力についてお話を伺った。


「これまでの体験者の方から、親子のコミュニケーションがすごく良くなったというお話を聞いています。これは、ゴルフが一緒に歩きながら、プレーしながら会話ができるスポーツだからなんですね。また、年齢・性別や体力の差を問わずできるスポーツですので、お父さんとお子さんが話す機会が増えたという話も多く聞きます。最近ではおじいさんやおばあさんが、お孫さんと一緒にゴルフをするケースも増えています。」

さらに、「ゴルフはグループでラウンドしますから、上手な人も初心者も『ゴールするときは一緒』というスポーツです。他にこのようなスポーツはなかなかないでしょう。さまざまな年齢・立場の人たちがコミュニケーションするのにとても優れたスポーツなだけに、礼儀はもちろんのこと、相手への尊敬の気持ちを自然と育んでくれるのです。」と語ってくれた。


アコーディア・ゴルフは次世代を担う子どもたちにゴルフというスポーツのすばらしさを知ってもらう機会を提供してきており、単にゴルフの技術を教えるだけでなく、ゴルフを通じて健全な人間形成を行うことを目的とした青少年育成プログラムである「ザ・ファースト・ティ」の活動に賛同し、2016年度よりゴールドスポンサーとして協賛している。東京都・八王子市の「相武カントリー倶楽部」では同プログラムを2016年5月から定期開催をしており、これまでに32回実施し、のべ600人以上の子どもたちが参加した実績がある。(2017年10月現在)


アコーディア・ゴルフ公式サイト
https://www.accordiagolf.com/

ザ・ファースト・ティ・ジャパン
http://www.thefirstteejapan.org/