ジブラルタ生命では、20歳~59歳の就業している男女2,000名を対象に、「働く男女のお財布事情とホンネに関する調査2017」を実施し、その結果を発表した。

調査ではまず≪女性の社会進出についてのホンネ≫をきいており、「女性の社会進出には、男性の家庭進出が不可欠だと思う」ことに「非常にそう思う」「ややそう思う」を合わせた『そう思う』割合(以下同)は、男性75.6%、女性79.6%となった。一方で、男性への「子どもが小さいときは、妻には家にいて欲しい」という質問には、72.2%が『そう思う』と回答、女性には「子どもが小さいときは、できることなら家にいてあげたい」かきいたところ、82.4%が『そう思う』と回答した。

また、≪夫婦間の収入格差≫に関する質問では、男性が「妻よりも収入が少ないのはいやだと思う」ことに『そう思う』と答えたのは半数の50.0%、女性が「夫よりも収入が多いのはいやだと思う」ことには30.0%が『そう思う』と回答した。“妻のほうが収入が多い”という家計状況を気にする割合は、女性より男性のほうが多いことがわかった。

さらに≪夫婦のお財布管理のパワーバランス≫についてもきいており、配偶者がいる調査対象者(835名)に、お金の使いみちの決定権は夫と妻でどちらが強いかきいたところ、【ふだんの買い物(食料品や生活必需品)の決定権】では、「夫が強い」が12.9%、「妻が強い」が63.9%であった一方、【大きな買い物(住宅や車などの予算)の決定権】では、「夫が強い」が45.2%、「妻が強い」が21.9%という割合であった。ふだんの買い物では妻側が“財布の紐”を握っているものの、住宅や車などの大きな買い物では夫側が決定権を握っているという夫婦が多いことがわかった。

そのほか本調査では≪自由に使えるお金(お小遣いなど)≫の金額についてもきいており、「1万円未満」(17.3%)、「1万円台」(21.3%)、「2万円台」(14.8%)、「3万円台」(17.1%)と3万円台までに約7割の回答が集まり、全体の平均額は3.5万円であった。ちなみに既婚の共働き層の平均額では、男性は5.3万円、女性は2.5万円で、3万円近くの男女格差があることも明らかになった。

ジブラルタ生命保険株式会社
http://www.gib-life.co.jp/
働く男女のお財布事情とホンネに関する調査 2017
http://www.gib-life.co.jp/st/about/is_pdf/20171204.pdf