「もっと早く……6年前のゲーゲー吐いてる時に売っていてほしかった……!(涙目)」という商品が発売された。

雪印ビーンスタークの新商品「ビーンスタークマム つわびー」である。
「つわびー」という名前からもなんとなく連想できるかもしれないが、つわりで苦しむ妊婦さん、食事を満足に摂れない妊婦さんのためのサプリメントで、産婦人科医の先生と一緒に開発されたものだそうだ。


6年前といえば妊娠業界(?!)においてはひと昔前。
そのころからすでに妊娠初期は、赤ちゃんの発育のため葉酸を摂ることが重要だといわれていた。だから私も葉酸+鉄が摂れるサプリメントを飲んで(だいたい吐いて)いたものだ。しかし、ビタミンB6がつわりにいいなんて、ついぞ耳にしなかったような……?

先日、「つわびー」の製品発表会に参加したのだが、共同開発をされた「マミーズクリニックちとせ」院長の島田茂樹先生が登壇された。で、当クリニックのつわりに苦しむ妊婦さんへビタミンB6を摂ってもらったところ、つわりの改善が見られたというではないですか! マジすか。

産科のガイドラインなるものも、ちょこっと変更されたらしい。「公益社団法人 日本婦人科学会 産婦人科診療ガイドライン 産科編2017」によると、「4.悪心の緩和には、ビタミンB6(ピリドキシン)を投与する」という文言が明記されているのである。
http://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2017.pdf P.124より)

なにそれ、もっと早く知りたかった、その治療は、私がつわりに苦しんでいた6年前と3年前にはされていたのだろうか?……うーん、記憶がない。

というわけで「つわびー」には、島田先生が妊婦さんのモニターへ投与したのと同じ量のビタミンB6(1日の目安あたり)が入っているというから試す価値はあるだろう。もちろん葉酸も入っている。

つわりは辛い。誰がなんといおうと辛いのである。身体もそうだが「赤ちゃんのために食べたいのに、身体が受け付けない」とか、「ただ横になっているだけで、自分が使い物にならず情けない」とか、メンタルもくじけそうになる。

妊婦さんたちにおかれましては、少しでも気分よく、健やかに過ごしてもらいたいと心から願っている。つわりは誰のせいでもない。しっかりご自愛ください。

お母さんのための商品 ビーンスタークマム つわびー|雪印ビーンスターク
https://www.beanstalksnow.co.jp/babymom/tsuwabee/

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キャッチコピー35本で訴求したい、重めのツワリ
http://mamapicks.jp/archives/52216004.html

斎藤貴美子
コピーライター。得意分野は美容・ファッション。日本酒にハマり、Instagramの#SAKEISAWESOMEkimikoで日本酒の新しい切り口とコピーを思案中(日本語&つたない英語)。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。