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親になったから、見えるものがある。

健康

育児の体力維持にワークアウト ――親子でできることが増えたわけ

夏休みの半分が過ぎて、ここアメリカ・シアトルはようやく暑くなり、夏が本番に入った感がある。緯度が高くこの時期は日が長く、息子が近所の友だちとの遊びから帰ってくるのは、暗くなり始める午後8時30分過ぎだ。

「ただいまー」

それから1時間ぐらいの間、シャワーを浴び、ご飯を食べ、ちょっと遊びながら、今日のハイライトを話してくれる。でも、ベッドに入って「本を読んで」と言うとすぐ眠りに落ちてしまうので、サイドテーブルには夏休みの前から同じ本がずっと置かれたままだ。

正直、成長中の子どものエネルギーはものすごい。4月にスキーシーズンが終わった時は、「このままだと、3年後、いや2年後には完全に置いていかれるなあ」と思ったし、たまにヨガをやったりウォーキングしたりするだけでは、一緒に過ごす時間が多い夏休みについていけていない気がする。

そのタイミングで、年上の友人から筋トレの大切さを説かれたり、骨粗鬆症の予防を呼びかけるポスターを見かけたりして、やっぱりこれじゃいかんだろという思いが募る。それをどうにかするために、素直にジムでパーソナルトレーナーと予約を取り、ワークアウトを始めることにした。


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スマホ脳×子育て脳で母のメモリ崩壊!? ――しょうゆせんべいは何枚?の謎

この部屋に何をしに入ったかを忘れる。
芸能人からご近所の人まで名前が出てこない。
メモをとったのに、とったことを忘れる。
ゴミ出しルールが変わろうものなら、なかなかアップデートできない。
……などなど、子どもを生んでから、脳の機能が低下したのでは?と自覚している方はいるだろうか。


加齢のせいか、睡眠不足のせいか、頭の中に消しゴムが発生したからなのか。私は健康診断の際、医師に相談しても、「育児中はよくあることですから」で一蹴され、もやもやしたまま7年が過ぎようとしていた。

そんなおり、「スマホ脳」という言葉を知った。
NHK『クローズアップ現代+』の特集によると、いつ何時もスマホを見ていると、物忘れが激しくなり、判断力や意欲も低下するというものだ。

スマホに依存すると30~50代の働き盛りでも、もの忘れが激しくなり判断力や意欲も低下するというのだ。患者の脳では前頭葉の血流が減少。スマホから文字や映像などの膨大な情報が絶えず流入し続け、情報処理が追いつかなくなると見られている。「スマホによる脳過労」「オーバーフロー脳」などと呼ぶ脳神経外科医も現れ、脳の異常は一時的なのか、認知症の初期症状なのか、議論が始まっている。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4249/index.html
NHK『クローズアップ現代+』2019年2月19日(火)放映分より


これ、わかりみが深すぎる。このページで紹介している「脳チェック」の項目はほぼ当てはまり、「心身健康チェック」も5つ。スマホだけに罪をなすりつけるつもりはないが、確実に影響は受けているだろう。


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「離乳食は作らなくてもいいんです。」小児科医の著者にきいてきた

我が家の長男は10ヵ月になり、離乳食が3回食になった。昼間は保育園で食べてきてくれるのだが、朝と夕方に離乳食を準備するのが面倒くさい。
平日は冷凍保存したものを解凍しているだけだというのに、どうしてこんなに面倒なのか。
今朝は、長男は朝5時半に空腹で泣き出した。自宅を出るのが7時45分なので、離乳食をスキップするわけにはいかず、慌てて起きて離乳食を解凍。でもなかなか解凍できなくて、結局5分以上準備にかかってしまった。その間、長男はずっと泣いている。眠っていた長女も「うるさいよ~」とご機嫌斜めで起きだして、朝からぐったりである。

そんな私のもとに、興味深い本が届いた。
タイトルは、『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』(工藤紀子著、時事通信出版局)
えーー!? そのネタで1冊の本になるわけ?


しかし読んでみると、「離乳食を市販のもので済ますメリット」がこれでもか、これでもかと書かれてあって、確かに1冊分のボリュームとして成立しているのである。
逆に、ここまでのボリュームで説明しないと、日本の母親の「離乳食を手作りしなきゃ」という呪いは解けないということなのか。

幸い、この本の著者にインタビューする機会をいただいた。著者の工藤紀子先生は、小児科医で二児の母である。

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「ワンオペ育児は不自然」となりそうな研究のクラウドファンディングをしてみた


クラウドファンディング、やったことはあるだろうか。
いわゆるネットで集める寄付や投資のことで、一般的に協力者は何かしらリターンとなる見返りをもらうことができる。まあ、ふるさと納税みたいなものか。

私のサイフの紐はけっこうカタめなのだが、「ワンオペ」とか「つわり」などのワードを見ると、共感を通り越して思考停止し、勝手な使命感にかられる。

先日、編集部を通して「新生児の生活リズムの形成過程を知るため」、ゆくゆくは「行動生理学的にみて母親のワンオペ育児は不自然なのでは?」という仮説を証明するため、研究者がクラウドファンディングを募っているということで、千葉大学までお話を伺いに行ってきた。

【関連記事】
「ワンオペ育児はやっぱり無理ゲー!」に関する科学的検証が始動まぢか
http://mamapicks.jp/archives/52246811.html

研究のテーマをざっくり説明すると、人類はワンオペ育児よりアロマザリング(母親以外の大人も共同で子育てすること)が適しているのでは?というもので、本研究はその証明の第一歩となりうるものである。

具体的には新生児の赤ちゃんに母親だけが昼夜つきっきりの場合と、父親などのほかの大人が介入した場合、赤ちゃんの生活リズムの作られ方に差はあるのかを調べるもので、被験者は妊婦、夫、お腹の中の赤ちゃんの3人。出産後も調査を続ける長期戦で、合計約1年ほど生活リズムを測定するという。

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「ワンオペ育児はやっぱり無理ゲー!」に関する科学的検証が始動まぢか

世の中の母親たちはぎりぎりのところで頑張っている。そして常に思っている。

「ワンオペ育児なんて無理ゲーだ」

いやほんと、そのとおりである。
出産で大ケガをしているような状態の体で、体内から母乳を分泌し、それを徹夜しながら与えるだなんて、命を削る行為以外の何物でもない。母親はアンパンマンかっつうの! ……いや、ワンオペ育児の母親はアンパンマン以下かもしれない。力が出なくても誰も新しい顔をよこしてくれないんだから。


そして、赤ちゃんは歩くこともできなければしがみつく力すらない。
抱っこしないとろくに移動できないくせに、抱っこの主要な担い手とされている母親はホルモンの影響で腱鞘炎になりやすくなるって、仕様として矛盾しまくっているだろう!

実際、人類学の観点からもワンオペ育児では無理があるといわれている。
そもそも人類は、狩猟採集の歴史が長かった。猿人として登場したのが約700万年前で、そこから農耕が始まる約1万年前まで、男性は狩りに出て家から離れ、女性は家の近くで採集を行いながら“共同育児”をしていたのだ。

農耕生活が始まったのだって、人類の長い歴史からすればつい最近のこと。核家族で、しかも共働き世帯が主流という現代の家族形態なんて、そこから考えるとどれだけ特殊なのか、という話である。体の仕様が追いついていないのも当然だ。

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つわりで苦しむママたちへ「つわびー」新発売

「もっと早く……6年前のゲーゲー吐いてる時に売っていてほしかった……!(涙目)」という商品が発売された。

雪印ビーンスタークの新商品「ビーンスタークマム つわびー」である。
「つわびー」という名前からもなんとなく連想できるかもしれないが、つわりで苦しむ妊婦さん、食事を満足に摂れない妊婦さんのためのサプリメントで、産婦人科医の先生と一緒に開発されたものだそうだ。


6年前といえば妊娠業界(?!)においてはひと昔前。
そのころからすでに妊娠初期は、赤ちゃんの発育のため葉酸を摂ることが重要だといわれていた。だから私も葉酸+鉄が摂れるサプリメントを飲んで(だいたい吐いて)いたものだ。しかし、ビタミンB6がつわりにいいなんて、ついぞ耳にしなかったような……?

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「母乳由来の免疫」のヒミツがわかった! メーカーの母乳研究最前線

出産して3ヵ月がたった。赤ちゃんの成長を見るにつけ、母乳というのは不思議なものだと実感する。だって、出産直後はあれだけ細くて折れそうだった手足が、たった3ヵ月で片手でおさまりきれないくらいムッチリと肉感的になるのだ。しかも、体が大きくなるだけでなく、ソフトウェアまでアップデートされている。

なのに、産まれたての時なんてせいぜい1日にコップ1杯分しか飲んでないのだ。日ごとに飲む量は増えるとはいえ、大人の食事量から考えると微々たるもの。赤ちゃん自身のポテンシャルが高いとはいえ、こんなに成長させるドリンク剤はほかにあるだろうか。


しかも、今の時代は母乳が出なくても、市販の粉ミルクで同様の成長が見込めるわけだ。よく考えたらこれはすごいことである。人工的にそんなハイスペックな栄養ドリンクを開発しているのだから。

いったい、粉ミルクの開発というのはどうやっているのか。どうやら粉ミルク開発には母乳の研究が欠かせないらしい。これは、人工知能の研究が、「そもそも人間の知能とは何ぞや?」ということを追求するのと同じようなものなのかもしれない。

MAMApicksでは、以前から粉ミルクメーカーの雪印ビーンスターク株式会社に取材を行い、同社の行う母乳研究についてレポートしてきた。

▼関連アーカイブ
【大人の社会科見学】雪印ビーンスタークの商品開発部で「母乳研究」の神髄を見た!
http://mamapicks.jp/archives/52203402.html


折しも8月1日~8月7日は世界母乳週間だという。
つい最近でも、母乳に関する新たな発見があったそうだ。その話を聞きつけ、同社の商品開発部 マーケティンググループ課長の山本和彦さんと、商品開発部で農学博士の上野宏さんにお話を伺ってきた。

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粉ミルクに混ぜてビフィズス菌を摂取することで乳児の腸内環境を整える新商品


雪印ビーンスタークは、「ビーンスターク 赤ちゃんのプロバイオ ビフィズスM1」を9月より発売する。本商品は、生後すぐの赤ちゃんから使用できるビフィズス菌オイルドロップス型で、1日6滴を粉ミルクに混ぜることで10億個の生きたビフィズス菌が届く。

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【プレビュー】NHKスペシャル『ニッポンの家族が非常事態!? 第1集 わが子がキレる本当のワケ』 ――思春期の異変に科学で切り込む

「うっせーんだよ!!」
「○△□¥※……!!! あんたが×××じゃないかーーっ!!!」
「てめぇ、***……だぞっ!!!」
続いてズドン、ドスンという音……。

……またはじまった。同じマンションの、とある部屋からしばし聞こえてくる、母と娘の罵詈雑言。

いやいや、ヒトゴトではないぞ。わが家の中1女子もそろそろそんな時期。
「ウザイ」
「ウッセ」(うるさい)
怒鳴りはしないものの、ボソッとつぶやく頻度が増えてきた。

いや、わかりますよ、私だって中学生の頃、とくに母親に反発していたし。
でもなぁ。今はわたしが思春期を過ごした時代と違って、ネットやスマホなどがあるし、塾や習い事で余裕がないようにも見えるし、子どものストレス度もかつてよりずっと大きいのでは?

そう思うと、自分が通ってきた道とはいえ、思春期のわが子への不安や心配も大きくなる。そして、どうしても、「育て方が悪かったのかな」と、自分を責めてしまいがちだ。


そうした不安に科学的な切り口で、親にある種の「安心感」と「納得感」を与えてくれるのが、6月10日(土)に放送予定のNHKスペシャル『ニッポンの家族が非常事態!? 第1集 わが子がキレる本当のワケ』だ。



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副耳(ふくじ)除去手術にまつわる話


副耳(ふくじ)という病気をご存じだろうか。
生まれつき、耳のあたりにいぼ状のできものがある病気である。出生1,000人に15人の割合でみられるといわれ、それほど珍しい病気ではないそうだ。

副耳(ふくじ) - 日本小児外科学会
http://www.jsps.gr.jp/general/disease/facial/2c67iz

とはいえ、自分の子に副耳がついて生まれてくるまで、この病気のことをまったく知らなかった。

知識がなかった我々は、「副耳」をネットで検索した。
・ついていても問題はない
・軟骨が入っていると手術
・小学校高学年以下の場合は全身麻酔になる

≪おお、全身麻酔か……≫

その文字列の仰々しさに、この小さき人をそんな大変な目にあわせていいのだろうかと逡巡するのだ。

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