MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

コラム

成長するって、親の知らない我が子の一面が増えていくってこと

ある日の夕方、保育園のお迎えの時間が、同じクラスのお友だちのお母さんと重なり、声をかけられた。お互いの近況など少し世間話をして、さあ外に出ようかと靴を履いていたときに、娘を指して「〇〇ちゃんはすごくしっかりしてるよね」と意外な一言が飛び出てきた。

びっくりして「えーーっ?」と声が裏返ってしまった。

その日、お迎えに行くとすぐさま私のところへ走ってきて、そのまま勢いよく部屋を飛び出そうとしていた娘に、「ちゃんとおかたづけしたー?」とたずねてくれたのはそのお友だちのほうだったからだ。

おかたづけした?の言葉にハっとなり、照れ笑いしながらおもちゃを片付けに戻る娘の様子に苦笑していたところだったので、「いやいや、お宅のお子さんの方がよっぽどしっかりしているのでは……」と言いかけたのだが、話をよく聞いてみると、そのお母さんが保育参観した日、お散歩中に右左を逐一確認していた、とのことだった。


「よく周りのことを見ていて感心したよ。ほんと長女って感じ」とまで言われてしまい、まあ長女は長女だよな、一人っ子だから当たり前だけど。確かに気になることがあるとじーっと見てることも多いし、慎重派ではあるな、と状況をなかなか把握できないものの、褒めてもらった言葉はありがたく受け取りたいので、娘には「しっかりしてるねって言われたよ、嬉しいね」と振ってみた。

娘も何のことかはよく分からないけど、ちょっと嬉しい、みたいな顔を浮かべていた。

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映画『彼らが本気で編むときは、』レビュー ――「普通の家族」という呪縛

昨年(2016年)は一年を通して面白い邦画が多かったが、今年も期待できそうだな、という作品に出会った。現在、公開中の『彼らが本気で編むときは、』だ。
http://kareamu.com/

母親から育児放棄を受け、家にひとり残された小学5年生の女の子・トモ(柿原りんか)は、母の弟であるマキオ(桐谷健太)のもとを訪ねる。そこにはマキオの恋人で、元・男性であるトランスジェンダーの女性、リンコ(生田斗真)がいた、というのがあらすじだ。

疑似家族として3人が暮らす中で育まれる愛情や絆を描いたドラマで、数ヵ月前に予告編を見たときから非常に気になっていた。

生田斗真さんと言えば、演技派俳優としての評判も高いが、女性を演じるって。たしか桐谷健太さんとは数年前にドラマで共演していて、その時は対照的なタイプの友人という設定だったけど、今回は恋人役。

そして、監督は『かもめ食堂』や『めがね』などを手がけた荻上直子さん。『かもめ食堂』のまったりとしたムードと、LGBTというテーマが、なかなか頭の中ではつながらなかった。ところが本作品は、先月開催された第67回ベルリン国際映画祭で、テディ審査員特別賞というLGBT映画を表彰する権威ある賞を日本映画では初めて受賞。どんな見どころがあるのだろう、と公開前から期待していた。


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ここがヘンだよ日本の保活

年度末、保育園の当落で育児界隈がざわつく季節だ。

「保育園落ちた日本死ね!!!」という匿名ブログの衝撃から1年経ったわけだが、待機児童問題は解決するどころか、激化しただけのようにも感じる。

さて、筆者は“保活”を6年間で5回経験している。
たぶん、人よりちょっと多いほうだと思われる。もう転園の必要もない最適な場所に落ち着いたことによって、我が家の保活は昨年の秋で終わったのだが、率直に申し上げれば、「保活なんてもうこりごり」なのである。


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おかえり、コンディショナー ――妊娠・出産を機会に削ぎ落としたもの

シャンプーのあと、コンディショナー(リンス)を使わなくなってどれくらいたっただろう? 半年……いや、1年?コンディショナーを詰め替えるためのボトルをベランダに干してあることは目のハシでとらえているが、もはや干からびている。

いつか白髪を染めに美容院へ行ったときのことだ。
美容師さんが申し訳なさそうに、「お子さんがいると、忙しいですよね。でも、できればコンディショナーを使っていただけるといいんですけどね……」と言っていた。その時、「ぎゃ、バレてる!(脇汗)」と思って謝り、今後使いますと誓ったのだが、やはりコンディショナーレスのまま。

それからはセリフが、「ドライヤーで髪を乾かすときはオイルをつけて……」に変わったものの、3回くらい言われ続けて、オイルももちろんつけていない。


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周回遅れの並走感 ――夫婦のフェーズのずれを「生活の力」で整理する

「俺を新人アルバイトだと思って教育してよ」と夫に言われてとっても頭にきた!
……乳児&幼児の子育てまっただ中のママから聞いた話だ。

パパがそう言ってしまった事情も、ママがひどく頭にきた理由も、なんだかとってもよくわかる気がする。

■「夫を教育」ってそもそも変


私は好きでは無いけれど、「夫を教育する」という語り口は、ひとつのスタンダードとしてたしかにあった。冒頭のパパは、きっと同僚か先輩からそんな話を聞かされたか、どこかでそんな文章を読んだのだろう。ママのフラストレーションを解消したいと思ったが故、パパはそんな「コツ」や「手法」を試してみよう……と、思い切って明るく口に出してみただけなのかもしれない。

でも、この「夫を教育する」的アプローチの一番の問題は、「女性が家事育児において優れていて、気づかない夫には手取り足取り指導するしかない」という、完全な上下関係の元に成立するということ。

この手法でしか夫を動かしようがなく、こうしてでも動いてくれるだけまし、という世代も確かにあったはずだ。そして、今のママパパ世代でも、年齢が上がるほどこっち寄りの人はまだ多い。これでうまくまわっている夫婦だってもちろん多いだろう。


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ママ・インスタグラマーに見る「ママ像」の一考察

子育て中のお母さんは日々時間に追われているものだが、皆さんはどうやって移り行くファッションをキャッチアップしておられるだろうか。

私はかかりつけの耳鼻科に置いてある雑誌『STORY』や『VERY』(の前月号)を刮目したり、道行くおしゃれなお母さんたちを盗み見ているのだが、最も手軽なのがスマホアプリのInstagram、略してインスタである。


■ママ・インスタグラマーは女神のよう


さて、手始めにインスタ内を「#ママコーデ」で検索すると100万件超、「#ママファッション」で検索しても39万件以上がヒット(2017年2月23日現在)する。いわゆる本日のコーディネイトを公表しているママさんたちが多いのだが、中にはフォロワー数1万人とか、5万人を超えるツワモノがいて、彼女たちはママ・インスタグラマーと呼ばれていたりする。

ママ・インスタグラマーは、皆、お洒落さんである。自分で買った、もしくはアパレル企業から宣伝用にと提供された最先端の服を、最新の着こなしでコーディネートする。そして、これまたお洒落な壁、もしくはカフェを背景に、お洒落なアングルで、さりげなく顔は明かされないお洒落なポージングで、お洒落な誰かに撮影をしてもらい、フォロワーの私と同じ目線に立って、コーディネートの詳細を教えてくれるのである。

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だいすけお兄さん、たくさんの思い出をありがとう! ――『おかあさんといっしょ』キャスト交代発表

2017年2月17日、NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』(月~土 8:00~8:24)の出演者交代が発表された。

11代目うたのお兄さん、横山だいすけは3月30日の放送をもって同番組を“卒業”することになり、12代目うたのお兄さんには花田ゆういちろうが就任する。

どことなく“オフロスキー”に似た顔立ち(?)のゆういちろうお兄さんは、だいすけお兄さんと同じ国立音楽大学(声楽専攻)を卒業。2017年1月に文学座附属演劇研究所を卒業。12月生まれで、現在27歳との情報がある。

これまでに舞台などへの出演経験があり、歌唱力はもちろんのこと、『おかあさんといっしょ』の番組やファミリーコンサートでは年々求められる演技力が高まっているが、そちらも期待できそうだ。

なお、3月30日の放送では、最後にだいすけお兄さん、ゆういちろうお兄さんがそろってスタジオに登場、交代のあいさつが見られる。4月3日からは新キャストでの放送となる。

先日、“ワンワン卒業説”をNHKが公式に否定し、ほっとしたのもつかの間、子ども、ならびに小さな子を持つ親にとってもつらい別れの春となりそうだ。


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キャッチコピー35本で訴求したい、重めのツワリ

天は人の上に人をつくらなかったらしいが、ツワリの上には、ひどいツワリをつくったらしい。

私は過去2回の妊婦時代において、一般的に言われているツワリとはひと味違ったツワリを体験した。第一子のときは、妊娠5週から吐き始めて、出産するその日まで。第二子のときは、妊娠4週から吐き始め、出産するその日まで。とにかく、ながーく、気持ち悪かった。

ツワっていた期間は、私の人生において合計約66週間。日数表記で460日ほど。減った体重は、合計約8kg(現在3kgしか戻らず、そこはウハウハ)。

なぜ、こんなに苦しまねばならないのか(吐)?という怨念は、出産後1年半を経て笑い話に昇華したけれど、ツワリ最中に体験した苦い思い出は脳みそに焼き付いている。


いま、まさにツワリの最中にいる読者諸姉はいるだろうか。つらいですよね、つらいですよね(文章なんて読めない状態かもしれないけど)。そのときに胸にたまったオリのような気持ちを言語化して、ツワリ妊婦ちゃんの気持ちに少しでも寄り添えたら光栄である。

私はコピーライターの肩書で仕事をしてきたので、産後にひっかけて35本のコピーで表現してみる。さて、重めのツワリの世界へいってみよう♪

※コピー:キャッチコピー、ボディコピー、タグラインなど広告に使われる文言の総称。今回ツワリは広告主にはならないので、社会に対してツワリとはこんなものですよ、と広告(報告)するという体裁をとらせていただく。コピーの下のカッコ内は、企画意図。


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習い事、やめる? ――就学を控え、自由とやめグセのあいだで

「入り口でストライキ。結局見学」

ある日の土曜日、いつものように水泳教室に長男を送っていった夫から短いLINEが入る。

「あー、またか……」

このストライキ、実は初めてではない。
今年度の後半から顕著なのだ。


共働き家庭で夜も遅いので、子どもになにかを習わせるとすると、必然的に土日が埋まる。土曜の英語と日曜のダンスは本人が乗り気で行っているのだが、土曜の英語の前にスケジューリングされているプールがどうにも難関だ。

はじめは時間の早いクラスだったが、保育園のクラスメートたちと同じ時間がよかろうと思い、時間変更届を出した。それが受理されて数ヵ月後、年齢で区切っているクラスなので6歳の誕生日とともに進級したのだった。この、幼児クラスから学童クラスへの切り替えが彼にとって大きな負担となっていたようだ。

これまでは「できたねスタンプ」をたくさん集めると上のクラスにあがれていたところ、今後は数字で級が分けられ、月に一度検定が行われる。これが、なかなか受からない。そして保育園の同級生たちはどんどん進級して行く。
(あたりまえなのだ、長男の入会はダントツで遅かったのだから)

なにがいや?と聞くと、「プールが深い」だの「水遊びの時間が少ない」だの言い訳をする彼だが、コアな理由は“自分だけ置いていかれた気分”なのだろう。

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繰り返される、寝かしつけからの寝落ち

はーーーっ。またやってしまった。

時計は間もなく23時を回ろうとしている。
今年に入ってから累計何度目か分からない、寝かしつけからの寝落ちだ。


寝室は暖房をガンガンに入れているせいもあって、起きると肌がパリパリなっているけど、暖かくて気持ちいい。もうこの部屋から出たくないけど、歯磨きをするためにのろのろと洗面所へ立つ。

今夜は寝かしつけが終わったら、映画を見ようと計画していたので、お酒とつまみを買っていた。しかし安定の寝落ちで、今から見始めたら就寝が1時過ぎになってしまうし、夜更かしはてきめんに次の日に響くからやめておく。

そもそもそんな気力ももうない。
少し前からネット配信の見放題サービスを利用し始めたので、あれも見たいこれも見たいとウォッチリストに追加しているが、全然鑑賞が追い付かないので、消化されないまま膨らんでいって積ん読ならぬ積ん鑑状態だ。

寝室へ戻って布団へ入り、明日こそは寝落ちしませんように、と目を閉じた。

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斎藤貴美子

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