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親になったから、見えるものがある。

コラム

ハイヒールは、仕事のための戦闘服?

以前、妊娠してからめっきり縁遠くなり、その後返ってきたアイテムについて書いた。

おかえり、コンディショナー ――妊娠・出産を機会に削ぎ落としたもの
http://mamapicks.jp/archives/52216788.html


そして今に至り、依然縁遠かったり、もう一生関わらないんじゃないかと思われるものがある。代表的なところで、ハイヒール、ワイヤー入りブラジャー、タイトスカートあたりだ。どれも女性っぽさを強調し、象徴するアイテムだ。

しかし、それらにもう一度目を向けてみようかなと思ったきっかけが、数ヵ月前の某意識高い系ママ雑誌の、とあるページである。

キャリアを積むママが、会社で着る服のポイントを説明しているもので、
「仕事着で、最も大切なのはママに見えないこと」
「ハイヒール靴は、会社に3足常備しています」
とある。

■女性性の象徴アイテムは、まだ必要なのか


大企業でバリバリ働くお母さんたちは、お母さんに見えてはならず、キャリアウーマン然とした格好、つまりコスプレをしないといけないのか!? ……と三度見して愕然としたものだが、彼女たちの気持ちも分からないではない。


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夏休みがつらい ――小1親、キッズウィークについて考える

これを書いている時点で、夏休み開始から数日であるが、もうすでにつらい。早く新学期がはじまらないかなあと思っている。

なにがつらいかといえば、弁当である。
幼稚園を経由して入学されたご家庭ならば、どうってことない日々のルーティンなのだろう。しかし食事面では至れり尽くせりだった保育園から小学校に上がり、はじめての長期休暇を迎えた今、力尽きそうなほどのつらさである。


普段であれば家を7時45分に出るところ、学童は8時15分開門なので(※学童の場所は小学校の中なので、通う場所は同じ)15分ほどの猶予があるのに甘えて、ついつい弁当作成に時間がかかってしまう。

「遠足じゃないから、いいよね?」と了解を取り、冷凍の“おにぎり丸”を突っ込んだら大きくなってしまったおにぎり、スーパーで売っている“切れてる卵焼き”を2切れとチーズはんぺんをおもむろに詰め込み、別のタッパーにミニトマトを入れる。凍らしていた飲むゼリーを保冷剤代わりに入れて完成……。

「大丈夫だよ、野菜もたんぱく質も炭水化物もある!上等!」と自分に言い聞かせる。

長男は気をつかって「べつに、かったおべんとうでも、いいんだよ?」と言ってくれるが、普段まったく料理をしない筆者の、せめてもの母としての役割を、“手作り弁当”でチャラにしようと思っているのかもしれない。

よく考えりゃ、子どもを産んだ時点で、ワタシ“お母さん”なのにな。

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なぜ、母親たちはニセ科学にハマるのか ――「母親たちの宗教戦争」に思うこと

世の中には怪しい情報が蔓延している。
特に美容や健康に関するものは顕著だ。いわゆる「ニセ科学」とか「トンデモ健康法」というやつである。


トンデモ健康法は、自分を実験台にするのだと割り切って、リスクを承知の上で、手のかかる子どものいないライフステージのときに、自分自身で試してみるだけならまだいい。

しかし、そうではないのなら話は別だ。親自身が万一健康を害すれば子どもの世話がおろそかになるし、拒否できない子どもに試せば、子どもにも健康被害が及ぶ可能性がある。

また、ニセ科学はマルチ商法とからんでいることもよくある。私のもとにも勧誘が来たことがあったが、そのたびに「マルチって友だちなくすよね……」とさみしい気持ちになる。マルチ商法にハマった親の子どもだって、友だちづきあいに支障をきたすことだろう。

しかし、たとえ明らかな健康被害を被っていても、友だちをなくして孤立しても、ニセ科学を信じている人に「それは怪しいよ」という忠告をするのは無駄というものだ。こういう人はたとえ医師などの専門家が忠告してもまったく耳を貸さない。

何せ、本人たちは「私は子どものために勉強を欠かさず、子どもにとって最もよい情報をつねに追い求め、それを実践しているよい母親だ」と思い込んでいる。だから、忠告したほうが悪の枢軸側の人間にされてしまう。

それを見るにつけ、この永遠に分かり合えない感じって、なんだか宗教戦争みたいだよなあ……と思うのだ。

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親も子も「はじめてのつうしんぼ」第一子・小1の1学期を終えて


小学1年生の長男が、生まれてはじめて「通知表」というものをもらってきた。
彼の通う学校ではそれを「あゆみ」と呼んでいるそうだが、第一子の“はじめて”は、すなわち“親のはじめて”でもあるのだ。

≪ああ、ついに子どもの通知表をドキドキしながら見る親の側に立ってしまったな、この私が……!≫

まったく“思えば遠くへ来たもんだ”である。

■ひらがなで苦戦するつもりじゃなかった


小学校入学前にひらがな・カタカナの読み書きはできていた長男だった。なんなら少しは漢字も書けて、「うわあ、うちの子天才かも!」と思っていた親バカファンタジーは、入学後1ヵ月でぶち壊されるのだ。

「……ほう、6点ですか」
「あ、それ、46てんまんてんね! 40てん、たりないね!」

長男が無邪気に出してきた、ひらがな46文字書き取りテストは、無残な成績をおさめていたのだった。

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子どもの「お手伝い」をどう生かすか伸ばすか問題


暑い日が続く。今年の暑さはちょっと異常だな、夕飯の支度をするにもできれば火を使いたくないから、とりあえずサラダと酢の物でも作るか、とボウルに野菜を放り込んで混ぜていると、テレビを見ていた娘が「まぜるのやりたい!」と飛んできた。

お迎えから帰ってくるとかなりクタクタだ、お腹もすいているから早めに夕飯を始めたいが、その一言で瞬時に脳内がフル回転する。

「今から手伝わせたらめっちゃ時間かかるよなあ……」
「お手伝いしたいという自発的な気持ちを尊重せねば……」

さあ、どっちを選ぶ!!

もちろん後者だ。

ぎこちない手つきで、ボウルの中身を混ぜている。混ざっているようで混ざっていないことには目をつぶろう。うまく力を加減できないから、途中途中で野菜がボウルの外へ吹っ飛んで、無残なことにもなる。

時間をかけて、ある程度混ざったところで「できたー!」と嬉しそうに披露してくれる。本人も満足げな様子だし、私も途中で口出しをせずに済んだので、「ありがとう、また手伝ってね」とお願いして、テーブルや床に飛び散った野菜を拾った。

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ママ会にパパも同席!「イクメン」がこの3年で変わってきた?

いわずもがな「イクメン」とは「育児するメンズ」、すなわち「育児している父親」のことを指している。

この言葉に対し、「イクメンと言って持ち上げているが、本来父親も育児すべきなので、その名称が存在すること自体おかしい」という意見もあるが、とりあえず話を進めたい。


何か新しいことをマスに伝える時は、「分かりやすい言葉」をスローガンとして掲げて認知してもらい、ざっくり同じ方角を向いてもらう、というやり方は有効だ。

2010年、少子化対策のために男性の育児参加・育休取得促進を目的とした「イクメンプロジェクト」が始まって7年、イクメンの認知率は確実に上がっているだろう(育休取得率は別として)。

それ以来、カジメン(=家事をするメンズ)、イクボス(=部下の育児を推奨する上司)などの派生語が生まれ、徐々に広がっているようだ。言葉自体は。

で、実際のところ、育児する父親は増えているのだろうか……?

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読書より運動? 学校の休み時間は誰のものなのか

保育園時代から読書を趣味にし、年長のころには小学校低学年向けの物語はすらすら読むことができていた長男。隔週で図書館から本を借りては返す日々だ。

この4月から学校の図書室を利用できるようになった6歳児は、毎週さまざまなお話を持ち帰っては読みふけっている。


起きているときはずーっと喋っている長男がつらい時期もあったが、本を読むようになってからは静かにしてくれる時間ができて、合間に私も本を読む時間が取れるようになった。

次男(2歳)もほうっておくと、ひとりで黙って本をめくり、「ぱんだ!」「ぞう!」と動物を指さしている。

私の育児は今、読書に助けられている。

■「本を読んでいる」を理由に注意される事案が発生


「あの……、ずっと机で本を読んでいて、外で遊ばないんです」

5月、はじめて親として“家庭訪問”というイベントを体験した。
私のころは先生が居間に上がり、親がお茶を出し、私は傍らで耳を傾けながら違う遊びをしていたものだったが、「玄関先でけっこうです」という事前告知どおり、我々は玄関先で立ったまま話をした。

「学童の先生からもそのように言われてまして、できるだけ外で遊んで欲しいなあと思っているんですけど」

長男が外遊びを嫌いか、というとそうではない。

10分ほどで担任の先生は次の現場に向かったのだが、校庭で遊んでいた長男が顔にケガをして歯医者に運ばれた、と学童から電話があったのはその1時間後のことだった。

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とりあえず「OK、OK」で乗り切る子育て



「大声で子どもにどなり散らして、後悔したことがある」。

周りにたずねると、これは幼児以上、とくに男児を持つ「母親あるある」らしく、かくいう私も何度となく体験済みだ。

グレた過去はないはずなのに、ヤンキーさながらの口調で息子にキレて、泣かせて、その後自分の未熟さを呪いつつ、「でも私だって一人の人間だもの……」などと言い訳をめぐらせたりしているが、総じて苦い。もう次はやりたくないと思う。

そんなときに再確認したくなるのが、「今どき子育て3箇条」(※私が勝手に命名)ともいうべきものだ。

1.怒らない
(命に関わるとき、お友だちに危害を加える時などに怒るのは良い)

2.子どもは人格のある一個人であると認識せよ
(親の所有物ではないので、頭ごなしに命令はしない。子どもの横にいる存在であれ)

3.子どもを否定せずに、肯定せよ
(人格を否定する発言はNG。他人と比べる発言もNG)


これは母親になって約5年間、さまざまな子育て論を見聞して、自分なりに簡略化したものだが、実践できていないところを見ると、いまいち分かっていないらしい。

「ああ、やっぱり自分はダメなんだな……」とこれまた幾度となく落ち込んだのだが、ちょっと待て。上記の3箇条って、心構えと実践の境界線にあって、本当に改善するにはフワッとしすぎてないか?とようやく気が付いた。

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41歳、「私のいなくなった世界」を想像してみた



毎年6月になると筆者の職場では健康診断が行われる。

もうバリウムを飲むような年齢になって数年が経った。
最初の2回こそうまく飲めずに泣いて中止になったものの、今となっては、どうってことなく、流れ作業であのセメントみたいな見た目の、なんともいえない味のする液体を飲むことができる。

胃のポリープは何年か前から指摘されているものの、ほかはとくに何もいわれぬままここまできている。しいていえば、毎年視力が上がったり下がったりしていることくらいだろうか。

胸のエコーでは昨今の事情を慮ってか、医師がとても丁寧に説明をしてくれた。たまに胸がちくちくすることがあったのだが、心配がないといわれ、部屋を出た。

しかし、最後の最後、体重測定でそれは起きたのだ。

担当看護師は小声でいう。

「去年より4キロ増ですね」

……えっ!

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SNSのプロフィール写真にわが子の写真を載せる合理的な理由

SNSのプロフィール写真には何を使っているだろうか。
自分の顔を載せるにしても、さまざまだ。きちんとヘアメイクしてプロに撮影してもらった写真を載せる人もいれば、旅先のスナップを載せる人もいる。新婚の人は花嫁姿を載せたり、子どものいる人は子どもと一緒の写真を載せたりする。

そして、自分の顔写真を載せない人もいる。
そこには、「自分の顔を表に出すのは恥ずかしい」「インターネットで顔出しすることに不都合がある」のだと思う。

こういう人はどんな写真を使うのかというと、横顔や後ろ姿、風景がメインで小さく自分の姿が写っているような「引き」の写真を使っていることが多い。もしくは自分の似顔絵やお気に入りのもの、好きな動植物を使う人もいる。

そして一定数、自分の子どもだけが写っている写真を自分のプロフィール写真に使う人もいる。

私は長らく、このように我が子しか写っていない写真を自分のプロフィール写真に使う人たちの心理が理解できなかった。

だって、その子は自分ではないのである。「子どもがいる自分」ということを知らせたいのなら、自分と子どもが一緒に映っている写真を使えばいいのに、なぜ子どもだけを載せるのか。


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