MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

コラム

両立不安白書から読み解く次世代のワーママ像

仕事と子育ての両立に対するモヤモヤの要因を紐解いた『両立不安白書』が話題になっている。

同白書は、「子育てしながらキャリアアップできる人材・組織の育成」を目指し、仕事と子育て両立体験型人材育成プログラム「ワーク&ライフ・インターン」などの事業を展開しているスリール株式会社がこの夏にリリースしたもの。


スリールはこれまでにも、学生向けの「ワーク&ライフ・インターン」の他、企業向けの、子どもがいない管理職に、部下の子どもの保育園のお迎えから、夜ご飯、お風呂、寝かしつけまでの“子育てゴールデンタイム”を体験してもらい、子どもがいる社員への理解を深めてもらう「育ボスブートキャンプ」などのユニークな企業研修を提供している。育児と仕事の両立にまつわるテーマで、たびたびメディアに取り上げられている会社である。


さて、同白書によると、出産経験のない20~30代の働く女性の実に92.7%が、子育てと仕事の両立に不安を感じているという。将来に対して、何らかの不安を抱えることは特別なことではないが、92.7%という数字だけを見ると、ちょっと普通の数字ではないなと感じる人も多いだろう。しかし、この数字は紛れもなく現代の女性の心のうちの実態なのである。私自身、モヤモヤした経験があるし、もし、私の周りのママ友10人にきいたら、きっと10人とも「わかるー!!」と共感するに違いない。

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早生まれとトイレトレーニング

“トイトレ”。
この単語を見るだけでため息が出てしまう方もいるのではないだろうか。

2歳あたりから子どもたちがチャレンジする“トイレトレーニング”。
2歳8ヵ月になった筆者の次男も、ちょうどそのお年頃である。


「なんとかなるときはなるし、ならないときはならない」を最近のモットーに掲げている筆者であるが、気づいたら次男のクラスのお友だちが、みんなオムツを卒業していることがわかった。うちは早生まれとはいえ、「さすがにそろそろ検討せねばいかんかな」と思った次第である。

保育園の先生に園でのようすをきいてみたが、

「うーん、座る気持ちはあるんですけど、成功したことないですね!」

確かに家でも、「といれ、いく!」と意気込んで出かけるものの、座ると遊んでしまって何も起こらない。

5分ほどは様子を見るのだが、本人が飽きた頃合いで引き上げ、オムツをはかせると、その直後にオムツのラインが青く染まるのだ。

……今かよ!

そのようなやり取りを、日々お約束のようにくりかえしている。

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サザエさん妄想奮闘記 ――磯野家に2017年のリアルを持ち込んだら?

今月はじめ、世間をにぎわせたニュースに、≪48年間サザエさんのスポンサーだった東芝がスポンサーを降板、次は高須クリニックがスポンサーになるべく交渉中≫という話題があった。

以前のコラム、「昭和のサザエさんと平成のみさえさん」で書いたように、もしそうなったら「サザエさんは古典です/昭和のお話です」などのテロップを番組冒頭に入れていただけないかしら、とか「現代日本を反映した脚本にしてはいかがでしょうか?」と高須院長にツイッターでおうかがいをたてるべきだろうか、と勝手にドキドキしている。

「日本の家族の理想像」を確固たるものにした磯野家だが、それは昭和までのお話。
黒電話も、御用聞きのサブちゃんも、和装で家事をする主婦も絶滅した現在の日本において、「サザエさん」は、桃から人が生まれちゃうのと同じ「おとぎ話」なのだ。

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育児に悩んだら「ダーウィンが来た!」を見よ

私の子育てのバイブル。それはNHK総合・日曜夜7:30から放送される『ダーウィンが来た!生き物新伝説』という番組である。

この番組は、子どもに向けて生き物の生態をユーモラスに紹介する番組なのだが、大人が見ても面白い。私は子どもが産まれる前から毎週録画して、気に入ったものはずっと残して何度も見ている。それくらいこの番組の大ファンだ。


「ダーウィンが来た!」の魅力……。それは、動物たちのヘンな動きやスゴ技をフォーカスして、面白いキャッチフレーズやBGMとともに紹介し、視聴者をププっと笑わせながら、なぜそんな行動をするのか、その動物の生存戦略とは何ぞやということををしっかり解説するというところだろう。

構成はだいたい似通っていて、その動物がどんなところに住んでいて、どんな狩りをして、どのような繁殖行動をするのか、といったことである。珍しい動物を紹介するときもあれば、野生動物が都会の思わぬところでたくましく生活している様子を紹介することもある。そしてときには、生き物の生態を解明するための研究や生態系保全のための活動を紹介するときもある。

そんな「ダーウィンが来た!」なのだが、子どもを産んで「あ、これってすごく子育て、いや人生の本質が描かれているぞ!」ということに気づいた。だから、私にとってはどんな育児書よりもこの番組が育児のバイブルになっているのである。

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【米シアトルの小学校レポート】日常から始まる個人の尊重、どこまでもポジティブに


9月に小学校に入学してから2ヵ月あまり。その間に、カリキュラム・ナイト、パジャマ・デー、ハーベスト・パーティーなるものが開催され、今月はさらに担任の先生との個別面談、先生感謝デー、ホリデー・クラフト・ショーがある。

アメリカのホリデー・シーズンは第4木曜の感謝祭から元日まであっという間に過ぎていくが、こういった学校行事も加って、ますます忙しくなるに違いない。

息子の学校のカリキュラム・ナイトは、学期が始まって1週間がたった平日午後6時半に子どものホームルームで始まった。4人が1グループになるよう4つの机と椅子が2つずつ並んで向かい合わせに置かれたものが5つ。

そして、ホワイトボード、プロジェクター、米国旗とワシントン州旗、たくさんの本がレベル別に並んだ本棚、揺り椅子がひとつ、荷物を入れる個別のロッカー、手を洗うシンク、先生の机がある。

壁のあちこちには先生が好きだというドクター・スースの「Cat in the Hat」が貼られ(子どもたちへのポジティブなメッセージが書いてある)、かなりきちんと整理整頓されている。1年生の机も椅子も、とても小さい。来年6月にこの教室を去る時は、どのぐらい背が伸びているのだろう。

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不倫は文化かトレンドか ――ママたちがキレイになったら何がある?

ちょっと前のことだが、国会議員や芸能人の(どうでもいい)不倫ネタでメディアが盛り上がっていてふと思った。

「いったいどのくらいの割合で不倫は行われているのだろう?」

昔から一定数いるものだろうけど、いま流行っているのか? なにせ、普通に生きている私の耳にも、一般人の不倫事情が流れこんでくるからだ。

それと並行して、常々疑問に思っていたことがある。雑誌が消えるといわれて久しいご時世に、ママ向け雑誌は百花繚乱。その大多数が「キラキラ輝くママになろう」、つまり「もっと外見に気を遣え」というキャンペーンを張っている。おそらくその目的の1番目は自己満足、2番目は家族ウケ。キレイなママでいれば、子どもも旦那も喜ぶよ、というものだ。

しかし、容姿を磨いたその先にあるものが、超クローズドマーケットの「家族」だけで満足できるのか。


人は力を持ったらそれを試したくなるイキモノじゃないのか。とすれば、オープンマーケットの若い男で「力量を試したくなる」のが人情というものではないだろうか。疑問に思ったら、聞いてみるのが手っ取り早い。


折しも今週土曜日、11月18日に開催される「第二回ウェブメディアびっくりセール」に、われらが『MAMApicks』も出展する。そのためのママライターたちの打ち合わせがあったので、上記の疑問「女性誌の容姿賛歌と不倫の関係」を問うべく、私は企画書を握りしめ、真昼の飲み会……いや打ち合わせに突入した次第である。

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おしゃれと育児の相関性 ――キャラクター玩具と子どもの間で

カチャカチャカチャ……。
毎朝鏡の前で化粧下地のボトルを振るたびに、仮面ライダービルドの“ベルトさん”の声が脳内で再生される最近の筆者である。

「ベストマッチ!」

子どもを通しての“ニチアサ”との付き合いはそろそろ4~5年になろうか。

最初の年にはなぜか果物がライダーに?と驚き、ライダーなのに車乗ってる!と驚いた年もあった。ゲームがフィーチャーされたライダーの時期には、オールドゲームの登場に「むむ?」と反応し、そして現在の“ビルド”である。


「おもちゃ買って!」になったら正直面倒だなと思っていた我々夫婦、できるだけその手の番組から子どもを遠ざけようとしていたものの、同級生からどうしても情報は入るし、祖父母の家にひとりでお泊りするようになると、日曜朝のチャンネル権は彼に与えられた。

そして、思いのほか「おもちゃ買って!」をいわないこともわかってくると、我々は彼の行動範囲を少しずつ広げていったのである。

そんな中、たまには第一話をちゃんと見てみよう、と録画した「仮面ライダービルド」。

筆者はちょうど“ライダー空白の世代”で、どちらかというと「仮面ノリダー」からライダーの知識を得ているのだったが、“おやっさん的存在”“喫茶店”“久々にちゃんとバイクに乗る”“クラシックデザインに近いライダー”というあたりが妙に引っかかり、しっかり最後まで見てしまったのだ。

≪……うん、おもしろい。≫

以降、長男とは番組の話で盛り上がることも多くなったのである。

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同世代ママとして、安室奈美恵さんの引退報道に思うこと

2017年もあとおよそ2ヵ月を残すのみとなったが、賑やかなエンタメ関連のトピックスの中でも、今年一番、いや私にとっては2010年代の中でも最大級のビッグニュースであろう、安室奈美恵さんの引退報道について、発表から1ヵ月あまりを経過した今も、ぼんやりと考えている。

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デビューから25年、日本を代表するアーティストの引退宣言は、連日ニュースや情報番組でも持ちきりで、CDショップやダウンロードサイトのチャートには過去にリリースした楽曲が軒並みランクインするなどを賑わいを見せていた。

40歳という節目の年に発表というのももちろん意義があるのだろうが、引退する来年はお子さんが成人、というのがよりインパクトが強く、「もう息子さん、二十歳になるんだ……」と遠い目になってしまった。

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旦那と一緒に家事・育児を回すには? ガチで考える【後編】


表題のテーマについて、前編では≪真剣に離婚を2回考えたことがある私の家庭の「ダメだった点」→「改善に向かう道筋」→「改善のための心構え(夫婦編)」≫という流れでお伝えをした。

旦那と一緒に家事・育児を回すには? ガチで考える【前編】
http://mamapicks.jp/archives/52227971.html


後編では「改善のための心構え(妻編)」→「具体的な案」→「今の私の状態」と話を進めていく。

■改善のための心構え(妻編)


実母が完璧な専業主婦だったからなのか、私は「家事も育児も全部できる」と思い込んでいた。その理想と現実の違いが、辛さの原因にもなりそうだ。

●「家族も好きだけど、自分も好き」と肯定する
「良妻賢母」な母親は「自己犠牲+無償の愛情を家族にそそぐもの」みたいなイメージがあるだろう。でも、結婚・出産するまで社会に出てそれなりに働いて、評価と報酬をオノレで得ていた人からすると、それは自己の空洞化を意味すると思う。だから、自分を否定されたように感じて、辛くなるのだと。

だったら、開き直って、家族も自分も同じくらい好き、としてしまった方が健全である。
家族も自分も大事にして、笑っていれば、家庭にハッピーな空気が広まるだろう。

(一方で、私はそれを子どもたちにも伝えているのだが、たまに反発を食らう……。母親たるもの、子どもを最優先に一心に愛さないといけないらしい。どこでその価値観をもらってきたのだろう……)

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旦那と一緒に家事・育児を回すには? ガチで考える【前編】

以前、「動かない旦那サマへの対応を信長・秀吉・家康の名句にならう」というコラムを書いたが、読者の方からご質問をいただいた。
http://mamapicks.jp/archives/52220657.html

「秀吉の策(夫婦協力体制をつくる)で行きたいのだが、具体的な方法があったら教えてほしい」

というものだ。
となれば、お教えするのが本望である。
あくまで私の事例であって恐縮だが、自分の失敗と成功、トライ&エラーを前・後編に分けてまるっと記すので、同じお悩みをお持ちの多くの方に、少しでも参考になるようであれば幸いだ。

【前編】→このコラム
真剣に離婚を2回考えたことがある私の家庭の「ダメだった点」→「改善に向かう道筋」→「改善のための心構え(夫婦編)」

【後編】
「改善のための心構え(妻編)」→「具体的な案」→「今の私の状態」

と進めるので、必要箇所だけ拾っていただいてもよいと思う。
ではさっそく、過去の自分へのダメ出しから披露したい。

■ウチのここがダメだった ――夫婦は「他人」である


さて、私たち夫婦は、多くのカップルがそうであるように、一応恋愛結婚からの出産である。……のだが、恋愛状態というのは2~3年で終了したため、結婚時はすでに「家の同居者(ドライ)」という感じで、おのおの好きなことをして、またそれを邪魔しないという暗黙の了解が横たわっていたと思う。

同居にて発生する家事は、9割がた私が担当していた。私はフリーランスで在宅勤務だから、「ま、しょうがないか」という気持ちもあった。しかし、いよいよ「生涯の伴侶」<「家の同居人」という風情が強くなると、疑問が出てくる。

「なぜ私の仕事の時間を削って、二人分の家事をやんないといけないの?」だ。
それに対して夫は、「結婚したら、毎晩一緒にワインを飲めると思っていたのに、すぐ寝てしまうからつまらない」といった不満が返ってくる。


ん、ワイン?
なんだかものすごく階層が違う。

ワインを飲まなくても、生活は回るが、家事を止めたら暮らしていけない。
こちらとしては、その差はワイン(嗜好品)とトイレットペーパー(超・生活必需品)ほど違うのだが、そのあたりが共有できない、なんて不思議。

しかし、私たちはその「家事の重要性の温度差」を放置したまま、親となってしまい、次に「育児の温度差」にぶちあたることになる……。

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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