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親になったから、見えるものがある。

コラム

大人になったからわかる、家庭科のススメ

少し前、十数年ぶりに高校の同窓会に出席した。
そのとき、かつての同級生が言ったひとことがすごく心に残っている。

それは、こうだ。
「ねえ、あのとき学んだ教科で、今一番役に立ってるのって何やと思う? 私は家庭科やと思うの」

それを聞いてなんとも感慨深い思いにとらわれた。
私たちの育ってきた環境を振り返ると、「なんだかんだいってやっぱりそこに行きつくのか……」と思ったからである。


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脱・ワンオペ ――夫が家にいて、劇的に変わった2つのこと

出産以来、ほぼワンオペ生活を送って早や6年。
昨年、とうとうガタがきて、本腰入れて家庭改革に乗り出した。対応策のひとつが、「平日の1~2日、夫に20時に帰宅してもらう」であったが、その成果が実を結んできたのでご報告したい。

結論からいうと、
  1. 父親嫌いだった第二子が父親好きになり、家族の一員だと認識したもよう。
    (→生まれて初めて父親と自分の絵を描いた)

  2. 2.私の育児責任が半減し、精神的重圧が減った。

気持ちの余裕からか、仕事やその他の所用が楽しい!と思えるからすごい。私はどれだけ無意識のストレスを背負っていたんだろう、と今だから分かるのである。

さて、夫に居てもらう、これだけが私にとってはいばらの道だった。他人(夫)に意識を変えてもらって、動いてもらうって、本当に難しい……軌跡を記しておくので、参考になれば幸いだ。


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Eテレ新年度「ゆく人くる人」春の人事異動2019

“Eテレクラスタ”のザワつく春、となった今年、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

子持ちにとっては朝の頼もしい味方、NHK Eテレ。
2019年度は朝のタイムテーブルに大きな変更がなかったものの、児童~幼児番組に大幅なキャスト変更が行われることが分かってきました。

そこで今回は、『Eテレ新年度「ゆく人くる人」春の人事異動2019』と題してまとめてみたいと思います。



●『いないいないばあっ!』
(月~金 8:25~8:40[再放送・16:05~16:20])


■ありがとう、ゆきちゃん! はじめまして、はるちゃん!

3月25日、月曜日。
『いないいないばあっ!』を見ていたら、“くものひろば”に、ゆきちゃんのような赤っぽい衣装を着た、しかしゆきちゃんではない、見知らぬ女の子がチラリ……。

この女の子、じつは4月から新しく“おねえさん”として登場する倉持春希ちゃん。
番組内での呼び名は「はるちゃん」とワンワンが命名していました。

そんな「はるちゃん」ですが、芸能事務所・ウォーターブルー所属の新・小学3年生。
ゆきちゃんが就任した時は番組最年少の新・小1だったので、歴代のおねえさんたちの就任年齢に戻した感があります。

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新一年生、親はどこまで手を出すか ――目指す児童像「自ら学ぶ子」って何だ?


このたび4月から子どもが小学校入学、新一年生になるにあたり、保護者説明会に行ってきた。
ウワサでは働くママの融通などおかまいなく、昔ながらのルールと人的キャパ不足で運営されているという公立小学校である。想定どおりモヤモヤを抱えて帰ってきたので、ここに報告しておこう。

■子どものタメになるのはどっち?


母親の弱点に、「お子さんのためを思って〇〇してください」という殺し文句を前にすると、ほぼ言いなりになってしまう、というのがある。悪い母親よりはいい母親になりたい私たちである、新しい環境ではとくにその傾向が強くなるのではないだろうか。

だから小学校の先生が「学習環境を整えるのはお母さんのつとめです」と言ったとき、「やはり、そうなのですか……!」とうなづいた。ところが続けて、「折り紙を持ってくるとき、新品の状態ではなく、あらかじめお母さんが半分くらいの量にして、袋にしまい、お子さんが取り出しやすくしておいてください」と言われたときにはこう思った。「……マジすか?」。

先生いわく、過去に保護者から電話がきたらしい。「ウチの子の折り紙は、いつもくしゃくしゃになっているのだけど、一体どうなっているのか?」という、素直すぎるのかクレームなのかと想像してしまうお電話である。先生がたは誠実であるから、その理由を切々と述べ、改善策を提案したのだろう。そしてその策をあらかじめ新一年生の保護者にシェアしてくれたのだと推察する。

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「離乳食は作らなくてもいいんです。」小児科医の著者にきいてきた

我が家の長男は10ヵ月になり、離乳食が3回食になった。昼間は保育園で食べてきてくれるのだが、朝と夕方に離乳食を準備するのが面倒くさい。
平日は冷凍保存したものを解凍しているだけだというのに、どうしてこんなに面倒なのか。
今朝は、長男は朝5時半に空腹で泣き出した。自宅を出るのが7時45分なので、離乳食をスキップするわけにはいかず、慌てて起きて離乳食を解凍。でもなかなか解凍できなくて、結局5分以上準備にかかってしまった。その間、長男はずっと泣いている。眠っていた長女も「うるさいよ~」とご機嫌斜めで起きだして、朝からぐったりである。

そんな私のもとに、興味深い本が届いた。
タイトルは、『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』(工藤紀子著、時事通信出版局)
えーー!? そのネタで1冊の本になるわけ?


しかし読んでみると、「離乳食を市販のもので済ますメリット」がこれでもか、これでもかと書かれてあって、確かに1冊分のボリュームとして成立しているのである。
逆に、ここまでのボリュームで説明しないと、日本の母親の「離乳食を手作りしなきゃ」という呪いは解けないということなのか。

幸い、この本の著者にインタビューする機会をいただいた。著者の工藤紀子先生は、小児科医で二児の母である。

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保育園の通過儀礼、それは保育園着ダメ出し後出し問題

今年も待機児童問題でたくさんの親たちの悲鳴が上がっている。
周囲との軋轢と闘いながら声をあげた親たちによって、この問題についてはようやく国が重い腰を上げて動き始めた。しかし、いつまでたっても根本解決する気配がない。

それは、問題の当事者が短期間で入れ替わるからだとも言われている。
その時期を我慢してやり過ごせば、次の問題が降りかかってくるので、親はそちらに手いっぱいになる。だから、いつまでたっても過去に悩んだ問題に関わっていられないというわけだ。

親の失業という、人生を左右するような大きな問題でさえ、そうなのだ。

もっと些細な問題、たとえば学校や園の非効率的なシステムのせいで、親や先生が疲弊する類のものは、表面化すらしない。というか、問題提起しようとしたら、「何細かいことで文句言ってんの。そんな苦労は序の口だし、ちょっとの間なんだから波風立てずに我慢したら」という周囲からの冷ややかな目にさらされて、問題提起した側が悪者にされてしまいがちである。とくに、誰でも入れる公立小学校ならともかく、保育園というのは入園するだけでひと苦労だ。何か不満を漏らそうものなら「不満ならやめれば?」という反論が来るため、保護者は口をつぐむしかない。

そういうわけで、そんな些細な問題に直面したら、陰で愚痴を言いながら我慢することが正しいお作法だとされている。そして、当事者でなくなると、その不満を忘れてしまう。だから学校や園は保護者の不満に気づかないか、うっすら気づいていても本腰を入れて改善しようとしない。それで何年も何年も使い勝手の悪いシステムが運用され続けるのだ。


だからこそ、あえて問題提起してみようと思う。
今から取り上げる問題は、もしかしたら先輩ママはとうに忘れてしまったかもしれない。しかも、すべての保育園児の親が経験するとは限らない。しかし、入園する園によっては、親がとても疲弊する。

その問題とは、「保育園着のダメ出し後出し問題」である。

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壊れる前に、アラフォー母の「トリセツ」のすすめ。

ちょっと前の話になるが、昨年末の紅白歌合戦で西野カナ氏の『トリセツ』という歌をじつは初めて目にして、そして驚愕した。おそらく新婦から新郎へ宛てたプレゼン的ラブソングで、女子の不条理を「私の取り扱い説明書」という形態にして開き直るアイデアはさすがと思ったのだが、歌詞中の自我の押し売りに腰がひけまくったのである。


そういえばかつて、『部屋とYシャツと私』という同じようなテンションの歌もあったなあ、と記憶をたどってググったら、こっちは「一蓮托生の覚悟」を表明する歌であった……。どちらもエグみが効いているが、私だったら後者を肝のすわったパートナーだと感じ、一生一緒にいてくれや、と言いそうである。

さて、新旧歌合戦の話題はいつか書くとして、今回はアイデアを拝借し、我が身の「トリセツ」を考えてみたい。光陰矢の如しでびゅんびゅん過ぎる毎日、それにともない衰えゆく身体。考えてみれば家だって築40年ともなれば水回りはアブなく、基礎にガタが来て当然である。しかし周りを見渡せば、今にも壊れそうになりながら、家事に育児に仕事に、とオーバーワークを繰り広げている母親たちは多い。

ましてこの季節となれば、やれノロだ、インフルエンザだ、小1/小4の壁だのと、突発&計画的にぶっこまれてくる黒イベントが到来。おちおち冬太りもしてられないぜ……。

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【速報】よしお兄さん、りさお姉さん、たくさんの思い出をありがとう! ――「おかあさんといっしょ」キャスト交代発表

2019年2月18日、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」の出演者交代について発表があった。

新・体操のお兄さんには福尾誠(ふくお まこと)さん。東京都出身で、今年3月に順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科 博士前期課程を修了予定。小学生より体操競技を始め、選手として16年、コーチとして5年のキャリアがある。過去にはCM等の出演歴もあるそうで、現在28歳前後と思われる。お顔の小ささがとても印象的だ。

新たな肩書きとなる体操のお姉さんには秋元杏月(あきもと あづき)さん、愛知県出身で、新体操選手として13年のキャリアをもつ。現在22歳との情報がある。

3月29日(金)の放送の最後に、新旧のお兄さん・お姉さんがスタジオに出演し、交代のあいさつをする予定。2019年4月1日放送分からは新キャストでの放送となる。

育児中の身にとっては『朝の戦友』ともいえよう、長年つとめた「体操のお兄さん」卒業の報、そして気づけばもう就任から7年も経っていた「パント!のお姉さん」こと、りさお姉さんも同時に卒業ということで、 “おかいつファン”のみなさまには大きな衝撃の春となる。

■エピソードで振り返る、よしお兄さん、りさお姉さん


ここで、改めてお二人のプロフィールをご紹介しよう。


・小林 よしひさ
(「おかあさんといっしょ」11代目体操のお兄さん)
1981年6月29日生まれ、埼玉県出身の37歳。

「おたんじょうびの歌」では「♪6月生まれ」のタイミングで手を挙げているので、誕生月はご存知の方も多いだろう。
在任期間丸14年という長さは、瀬戸口清文さんを抜いて、体操のお兄さん歴代最長記録となっている。

デビュー前、日本体育大学在学中には2002年5月開催の『おかあさんといっしょファミリーコンサート~元気いっぱい!たまたまご~』にゲスト出演。
その模様は2015年4月に再放送され、よしお兄さん本人が最後にコメントを寄せていた。
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「子連れ出勤」後押しの発想に「対赤ちゃん時間」の見積もりの甘さ ――育児現場は非常事態!

「子連れ出勤」の話題がまだ記憶に新しい方は多いだろう。1月半ばに少子化対策担当大臣が子連れ出勤の様子を視察し、政府として後押しする方針を出したことに対し、多くの子育て世代が違和感を示した。当初SNSがざわつき、それらの反応を新聞等が次々に報じた。

■それは果たして「昭和の頭の硬いオヤジ的発想」なのか?


「子連れ出勤」というスタイルが、選択肢のひとつとして排除されることなく認められること自体は柔軟性という意味でおおいに歓迎したい。でも、それが可能かどうかは別の話だ。「子連れ出勤」が多くの親たちを救う解決策か、と聞かれたら、それは明らかにNOだ。

子どもがそばにいる状態で仕事をするには、子どもの性格、健康状態、発達段階、親の仕事の環境、仕事内容のすべてがラッキーな側に傾いている必要がある。すべて、努力して手に入れられるものではなく、「たまたま」どうか、という種の要素ばかり。該当する人や時期は極めて限られているだろう。


ところが、育児をディープに経験していない多くの人は「赤ちゃんのめんどうをみながらでも仕事はできる」って思ってしまいがちだ。これは「昭和の頭の硬いオヤジ的発想」と思われがちだけれどもそんなことはない。子どもが乳児期の男性でも日中会社にいて主に妻が育児をしていたらたぶんそう思う。女性だって、育児に直面していない人は、たぶんそう思う。

実のところ、私自身も子どもを生んで育児がリアルに始まるまで、なんとなく「どうにかなるかな」と思っていた。

実際は、ほんとうに、無理だった。

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「いい母」の呪いをかけるのは誰か

子どもに何か問題があると、母親はすぐに「愛情不足では?」と言われがちである。
そして、母親が
「物心つかない子どもを預けて働きに出る」
「子どもを預けて大人だけで遊びに行く」
「子どもにテレビやスマホを見せっぱなしにして積極的に関わらない」
「親が子どもの前でスマホをいじっている」
「料理を手抜きする」
などの行動をしていると、「子育てを放棄するダメ母」のレッテルを貼られてしまう。

"実にナンセンスだ。こんな規範は日本だけだ。"
"海外の母親は、そんなことてらいもなくやっている。"
"日本の女性よ、もっと自由になって!"

そういうトーンの、ネット上の書き込みや記事は巷にあふれている。
だから、私は「そもそもそういうことを気にしないぞ!」と思いながら子どもを産んだ。

しかし、実際に子育てしてみると、よっぽど心を強く持たないとなかなかそのポリシーは貫けない。
なぜ罪悪感を覚えてしまうのか。それは「世間」からの強いプレッシャーを受けるからなのだ。


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