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親になったから、見えるものがある。

時のヒト

朝ドラ『べっぴんさん』レビュー ――女性たちの自立を支える男性たちの変容の描き方に期待

NHK、朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』を毎日見ている。
もともと朝ドラを見る習慣があまりなく、朝8時は娘がすでにEテレを見ている時間&私も家事をしたりでテレビを見る余裕がないのだが、今回ばかりは見逃せないぞと意気込んでいた。

なんてったって、ヒロインのモデルは「ファミリア」創業者の坂野惇子(ばんの あつこ)さん。「ファミリア」といえば神戸を代表する子供服メーカーであり、神戸出身の筆者としては並々ならぬ思い入れがある。


第1回の冒頭、主人公・坂東すみれが母・はなに刺繍教えてもらうシーンで、「わあ、ファミリアっぽい!」と気分が盛り上がった。

少女時代のすみれと姉・ゆりが着ている洋服も、いかにもファミリアの洋服の原点という感じで、自分の幼少期を思い出した。そう、私もあんな感じの洋服をハレの日には着ていたのである。……といってもファミリアの商品ではなく、「ファミリア風」なのだが。

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アメリカ大統領選2016、米国での子育てへの影響はいかに

世界中から注目されるアメリカの大統領候補の討論会がようやくすべて終了し、投票日まで2週間を切った。

シアトル在住で日本国籍の私にはアメリカの選挙権はないので、「単に見聞きしたことで騒いでいる外国人」と言われるかもしれないが(それなら世界中のアメリカ人以外はみんなそうなるのだが)、アメリカで育児をする親にとって、選挙は非常に身近なものとなる。

米国心理学会が行った調査によると、今回の選挙で「ややストレスを感じる」「かなりのストレスを感じる」と回答しているアメリカ人が52%になったというのだ。
http://www.huffingtonpost.com/entry/how-to-manage-election-stress_us_57ffa468e4b0e8c198a672d4

そのストレスの原因は、人それぞれいろいろあるだろうが、今回においては人間の基本的な部分で足元をすくわれるような発言があることがひとつかもしれない。


「アメリカの大統領になりたいという人物が、こんな程度でいいのか?」「子どもに真似してもらいたくない」とあきれさせられる、大統領としての品位がまったく感じられない人格を露呈させた発言、勝手に疑惑を作りだしては不安をあおる手腕、そしてそれに「Yeah!」と歓呼の声をあげる支持者の姿には、シアトルの自分の普段の生活では見ない異様な恐ろしさを感じるのだ。

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ドラマ「砂の塔」初回レビュー ――ママカースト×サスペンスの想像できない展開に期待

恐ろしいドラマを見てしまった。
今クールのドラマ、TBS系『砂の塔~知りすぎた隣人』である。
http://www.tbs.co.jp/sunanotou/

タワーマンションを舞台に繰り広げられるママ同志の熾烈な争いと、近隣で発生した謎の幼児連続失踪事件という触れ込みに、「またこの手のドラマか~」という気持ち半分、「でも見てみないことには分からないしね」と期待半分で初回を鑑賞。

菅野美穂さん演じる高野亜紀が、一家で50階建ての超高級タワーマンションに引っ越してくるシーンから物語は始まる。


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映画『永い言い訳』レビュー ――今ある幸せを受け入れよう

芸術の秋。時間を見つけては映画館に通う日々なのだが、今年はとくに邦画の良作が豊富で、その中でも、先週10月14日(金)から封切りになったところの『永い言い訳』が素晴らしく、今も余韻に浸っている。
http://nagai-iiwake.com/

book

前作『夢売るふたり』から4年ぶりに西川美和監督がメガホンを撮ったのは、第153回直木三十五賞候補にもなった自著を原作とした作品だ。西川監督の作品はかなり初期からのファンなので、公開記念舞台挨拶つきの上映を鑑賞してきた。

本作は、不慮の事故で妻を亡くした小説家の夫が、同じく事故の犠牲となった妻の親友の
家族と出会い、交流を深めていく中で、いかに再生していくか、というストーリー。
……と言ってしまうと何だかとっても「イイ話」のようだが、かなり辛辣で、心の深いところまでえぐられてしまった。

『そして父になる』『海街diary』などを手がけた是枝裕和監督に師事していたことでも知られている西川監督は日常的な会話や情景描写に定評があるが、今回も人間の醜さ、浅ましさ、愚かさなどをこれでもかというくらい見せつけてきて、鑑賞後は「もう立てない……」とまさにパンチドランカー状態になった筆者である。

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【取材レポート】ピンクリボンについて考える乳がん啓発イベント  庄司智春「男性はパートナーをその場に連れていく気持ちで」

1980年代、「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」という思いから、アメリカで始まったピンクリボン活動。乳がん検診の受診や早期治療の啓発を目的とし、年々賛同する企業や団体も増えて、認知度が高まっている。

昨年はタレントの北斗晶さんが、また最近では小林麻央さんが乳がんであることを公表し、現在闘病中であるという報道とともに、検診の重要性が広く呼びかけられた。


化粧品事業を展開するエイボン・プロダクツ株式会社は、女性の活躍を応援しサポートするCSR活動を数多く行っており、女性にやさしい企業の代表格といえる。その一例として、2002年から「口紅1本でできるボランティア」と称して、寄付金付きの口紅を販売することでピンクリボン活動にも参画している。そして同社は今年、認定NPO法人J.POSHの「J.POSH奨学金まなび」に寄付を行うこととなり、その記念イベントがこのほど開催された。

「J.POSH奨学金まなび」は、母親や保護者が乳がんで死亡、あるいは闘病中で就学が困難となった高校生を対象にした奨学金制度で、設立の2009年以来、のべ280名の学生に支給を行ってきた。

認知度の向上とともに、応募数も徐々に増え、今年度は43名に支給するとともに、熊本の地震のための枠を10名ほど追加で募集中。エイボンは、本基金の趣旨に賛同し、多くの子どもたちが就学できるようにと経済的支援を行うこととなった。

本イベントでは寄付金贈呈の式典のほか、ピンクリボンスペシャルアンバサダーのタレント・山口もえさん、そしてお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さんを招いてのトークショーも開催された。


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【今どき絵本作家レコメンズ番外編】『だるまさんが』ヒットの理由を探る ―― だるまさんシリーズ担当編集者インタビュー

「これぞ次世代の名作!」と思えるような素晴らしい絵本を紹介すべく、100人以上の絵本作家を取材した経験を持つ筆者が、独断と偏見からいちおし絵本作家にフォーカスする、「今どき絵本作家レコメンズ」。

今回は番外編として、かがくいひろしさんの担当編集者だったブロンズ新社の沖本敦子さんへのインタビューをお届けする。『だるまさんが』出版からわずか8年で累計436万部を突破した「だるまさん」シリーズ。異例の大ヒットの理由とは?

▼関連アーカイブ
【今どき絵本作家レコメンズ】かがくいひろしさん ――遅咲きと急逝の間に散りばめられた珠玉の作品
http://mamapicks.jp/archives/52171597.html


だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット)

作・かがくいひろし(ブロンズ新社)


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次期朝ドラ主人公のモデル「ファミリアの軌跡展」が東京銀座・神戸元町で開催

ベビー子ども服メーカーのファミリアは、創業者のひとりである坂野惇子(ばんの あつこ)氏がヒロインモデルとなる、朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』が2016年10月3日(月)から放映をされることを記念して、9月21日(水)より銀座本店と神戸元町本店の2店舗で、ファミリア創業から現代を振り返る「ファミリアの軌跡展」を開催する。

ファミリアは戦後間もない1950年の神戸において、坂野氏をはじめとした4人の女性たちが、「子どものためにより良いものを」という理念をもって創業。現在も「愛情品質」をコンセプトに、上質な素材を用いて“丁寧なものづくり”をするという姿勢で商品を作り続けている。

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『およげ!たいやきくん』ほか昭和テレビ童謡の第一人者・小島豊美氏にきく、子ども向け音楽の過去・現在・未来

累計460万枚。1975年に発売された『およげ!たいやきくん』が叩き出したこの大記録は、日本におけるシングル盤の売り上げ歴代一位として未だ破られることはない。

その「たいやきくん」をはじめ、『いっぽんでもニンジン』や『パタパタママ』、あるいは『はみがきじょうずかな』に『パジャマでおじゃま』、はたまた『ヤーレンソーラン北海道』など、昭和キッズたち垂涎のこれら子ども向けソングは、すべて同じ音楽ディレクターの下で生み出されていた――

現在は文筆家、古地図・地域史研究者としても活躍されているマルチメディアプロデューサーの小島豊美氏。今なお世代を超えて子どもたちの心を震わす名曲たちが生まれた背景に迫りました。


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五輪中継が子どものモチベーションを引き出すツールに

「フレー、フレー、と・か・し・き! がんばれ、がんばれ、ニッポン!」

米国女子プロバスケットボールチーム「シアトル・ストーム」でプレーしている、女子バスケ日本代表のエース、渡嘉敷来夢(とかしき・らむ)さんのオリンピック壮行会が、7月末にシアトル郊外で行われ、100人以上が参加した。

渡嘉敷さんが冗談を言って参加者を笑わせ、逆境を乗り越えた時の心の動きについて赤裸々に語ってくれたおかげで、会場はすっかり打ち解けた雰囲気に。最後はお決まりの(?)エールをみんなで声を合わせて叫んだが、筆者の息子はすっかりこの日本風のエールが気に入ったらしく、何かの拍子に「フレー、フレー、と・か・し・き!」と、口ずさんでいる。

前回の2012年ロンドン五輪の時は1歳半だった息子。あれから4年、5歳半にもなれば、「国」という単位を知っていて、「その国で一番すごい人たちが競い合う」というコンセプトもわかり、それが「オリンピック」と呼ばれるイベントであることを理解したようだ。


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絵本作家・五味太郎さんのすべてを収録!『五味太郎 絵本図録』が発売

『きんぎょが にげた』『さる・るるる』などの代表作で知られる、当代随一の人気絵本作家・五味太郎さんによる、自身の創作の秘密を詰め込んだ一冊『五味太郎 絵本図録』(青幻舎)が発売された。


豊かで鮮やかな色彩、普遍的なテーマ、洗練されたユーモアが特徴的な五味太郎さんの著作は、1973年のデビューからこれまでに350冊を超え、海外でも100数種類の本が翻訳され、国籍や年齢、性別を超えて愛されている。

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