MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

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「名前をなくした女神」的文化はママ友関係をうまくやるための知恵である

かつて『名前をなくした女神』というドラマがあった。ママ友関係のドロドロを描いたドラマで、「名前をなくした女神」とはすなわち、「母親という生き物」のことである。
それまで、〇〇さんという名前で呼ばれていたのが、子どもを産んだとたんに「●●ちゃん(子どもの名前)ママ」と呼ばれるようになるから、「名前をなくす」のだ。


私が初めて出産し、退院後初めての健診に行ったときのこと。
小児科の診察の順番待ちをし、いざ子どもの順番が回ってきたとき、子どもの名前を呼ばれて「お、おぅ…」とうろたえた。それは、「この健診の予約から付き添いまですべて私がやっているのに、呼ばれるのは意志表示もろくにできない新生児なのか」と思ったからである。

でも、それは当然だ。診察を受けるのはその新生児なわけなのだから。これについては、その後予防接種や健診、体調不良などで小児科へ足しげく通い始めることで慣れていった。

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男性育休実録レポート ――取得しやすく、よりよく改善するために

5.14%。この数字は我が国の2017年度の男性育休の取得率である。年々上昇傾向にあるとはいえ、育休を取る男性はまだまだ少数派だ。そんな中、我が家では第二子の出産に際して、夫が2ヵ月間の育休を取った。

夫は結婚前から「育休を取ってみたい」と言っていたくらい、もともと育休取得には意欲的だったが、第一子の出産のときは、諸般の事情で育休取得を見送った。産褥期は親には頼らなかったが、なんとかなった。まず産後の回復を早めるために無痛分娩を選択し、産褥期は昼間にワンオペで家事と育児をしながら、買い物や役所関係の手続きなどを夫に頼むという方法で乗り切ったのだった。

しかし、2人目になるとこの方法だけではきつい。というのも、上の子の保育園の送迎問題が発生するからだ。ここで親を頼れない人の多くは、シッターやファミサポなどを利用して乗り切るのだろうが、我が家では出産はこれで最後になるだろうということもあって、夫が育休を取ることにしたのである。


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「母乳由来の免疫」のヒミツがわかった! メーカーの母乳研究最前線

出産して3ヵ月がたった。赤ちゃんの成長を見るにつけ、母乳というのは不思議なものだと実感する。だって、出産直後はあれだけ細くて折れそうだった手足が、たった3ヵ月で片手でおさまりきれないくらいムッチリと肉感的になるのだ。しかも、体が大きくなるだけでなく、ソフトウェアまでアップデートされている。

なのに、産まれたての時なんてせいぜい1日にコップ1杯分しか飲んでないのだ。日ごとに飲む量は増えるとはいえ、大人の食事量から考えると微々たるもの。赤ちゃん自身のポテンシャルが高いとはいえ、こんなに成長させるドリンク剤はほかにあるだろうか。


しかも、今の時代は母乳が出なくても、市販の粉ミルクで同様の成長が見込めるわけだ。よく考えたらこれはすごいことである。人工的にそんなハイスペックな栄養ドリンクを開発しているのだから。

いったい、粉ミルクの開発というのはどうやっているのか。どうやら粉ミルク開発には母乳の研究が欠かせないらしい。これは、人工知能の研究が、「そもそも人間の知能とは何ぞや?」ということを追求するのと同じようなものなのかもしれない。

MAMApicksでは、以前から粉ミルクメーカーの雪印ビーンスターク株式会社に取材を行い、同社の行う母乳研究についてレポートしてきた。

▼関連アーカイブ
【大人の社会科見学】雪印ビーンスタークの商品開発部で「母乳研究」の神髄を見た!
http://mamapicks.jp/archives/52203402.html


折しも8月1日~8月7日は世界母乳週間だという。
つい最近でも、母乳に関する新たな発見があったそうだ。その話を聞きつけ、同社の商品開発部 マーケティンググループ課長の山本和彦さんと、商品開発部で農学博士の上野宏さんにお話を伺ってきた。

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39歳での二人目妊娠レポート【後編】

今年の4月中旬に第二子である男の子を出産した。妊娠中・出産時には特に大きなトラブルはなく、母子ともに健康。ありがたい限りである。

この妊娠については、以前、「39歳での二人目妊娠レポート【前編】」という形でレポートを書いた。無事出産が終わったこともあり、妊婦後半についても思ったことや感じたことなどをレポートしていこうと思う。



■2人目妊娠はあっという間


1人目妊娠時と2人目妊娠時の大きな違いというのは、2人目妊娠のときには上の子の世話をしなければいけないということである。

1人目妊娠時の妊娠後期はとにかく暇だった。どんどん行動範囲が狭くなるので、できることも限られる。結局、読書したり子どもの服を縫ったりしたけれど、それでも暇だったので、「これじゃ禁固刑だよ!」と頭がおかしくなりそうだったのを覚えている。

ところが、2人目の妊娠時はさほど暇ではないのだ。上の子が自宅にいる時間は育児をしなければいけないし、上の子が保育園に通っている時間は、保活やお古の整理など、やるべきことがわりと多い。だから、あまり退屈せずに過ごせるのである。

というわけで、2人目妊娠はあっという間。つわりはあんなに長く感じたのに、安定期に入ったあとの速さと言ったらもう、走馬灯のようである。気が付いたら臨月に突入なのであった。

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ママスーツ姿の女性はなぜオバサン臭いのか

毎年この季節になると、ため息をつきたくなる。
女性誌やママ向けサイトに登場する、「入学式・卒業式におすすめのママファッション」という類の記事の存在に。そこにはだいたい、マナー講師によるこんなコメントが載っている。

「スーツ、ジャケット着用が基本です。でも、仕事用のスーツをそのまま着用するのではなく、女性らしい柔らかさも採り入れましょう。主役は子どもです。目立ちすぎる色や露出を避け、母親らしく控えめな装いに。色はネイビーや明るいベージュ、白などが望ましいですね。お祝いの席ですから、パールのアクセサリーやコサージュをつけて華やかさもプラスしましょう。ただしあまりギラギラと光るもの、大ぶりのものはおすすめしません」


いやー、なぜ控えめなのが「母親らしい」のか。なぜ柔らかさが「女性らしい」のか。
しかも、推奨される装いの写真の見出しには「よい母っぽさ」「母らしく」なんて書いてある。「よい母」って何なわけ? キリっと辛口で自己主張をちゃんとするハンサムな女性や、その場の雰囲気をガラッと華やかに変えるオーラのある女性は母親らしくないってか? 子どもを産んだらみんな静かに微笑んで一歩下がって過ごさねばならんのか。

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勝手に妄想! こんな両親学級だったらいいのにな

妊娠して、産院や自治体の「両親学級のご案内」をもう一度見て、つくづく思った。「もっと産後の生活がどうなるかを教えてもらえるカリキュラムにしてはどうなのか」と。

ほかの自治体や産院ではどうなのかわからないが、少なくとも自分が受講したものは、「妊娠中の生活上の注意」だとか、「出産の流れはこうなる」といったものであり、出産への不安解消には役立ったけれど、出産後の生活がどうなるかは、これではわからないのだ。


出産後によくよく考えてみると、両親学級はツッコミどころが多い。新生児の等身大人形を抱っこしたり、沐浴やオムツ替えなどを体験できたりする実習はあったけれど、具体的な手順というのは教えてもらったところでやらないと忘れる。妊娠中は知りたいことだったけれど、今になって思えば出産後に産院で教えてもらいさえすれば、あとは繰り返しで嫌でも覚えるので、あえて両親学級で教わる必要はないのかなあと思う。

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39歳での二人目妊娠レポート【前編】

私事だが、二人目を妊娠した。出産は2018年のゴールデンウィーク頃の予定である。
一人目の出産は35歳。二人目は39歳での出産予定だ。二人目の妊活は、「だめでもともと。授からなかったらあきらめよう」という肩の力を抜いたスタンスで行なっていたが、ぎりぎりのタイミングで滑り込みでやってきてくれた。年齢的に流産も覚悟していたが、今のところ胎児はしっかり母体にしがみついてくれている。ありがたいことである。

せっかくなので、二人目妊娠について率直に感じたことをつづっていこうと思う。

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育児に悩んだら「ダーウィンが来た!」を見よ

私の子育てのバイブル。それはNHK総合・日曜夜7:30から放送される『ダーウィンが来た!生き物新伝説』という番組である。

この番組は、子どもに向けて生き物の生態をユーモラスに紹介する番組なのだが、大人が見ても面白い。私は子どもが産まれる前から毎週録画して、気に入ったものはずっと残して何度も見ている。それくらいこの番組の大ファンだ。


「ダーウィンが来た!」の魅力……。それは、動物たちのヘンな動きやスゴ技をフォーカスして、面白いキャッチフレーズやBGMとともに紹介し、視聴者をププっと笑わせながら、なぜそんな行動をするのか、その動物の生存戦略とは何ぞやということををしっかり解説するというところだろう。

構成はだいたい似通っていて、その動物がどんなところに住んでいて、どんな狩りをして、どのような繁殖行動をするのか、といったことである。珍しい動物を紹介するときもあれば、野生動物が都会の思わぬところでたくましく生活している様子を紹介することもある。そしてときには、生き物の生態を解明するための研究や生態系保全のための活動を紹介するときもある。

そんな「ダーウィンが来た!」なのだが、子どもを産んで「あ、これってすごく子育て、いや人生の本質が描かれているぞ!」ということに気づいた。だから、私にとってはどんな育児書よりもこの番組が育児のバイブルになっているのである。

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【ブックレビュー】ここは刑務所か?ブラック企業か? 親からの絶大な支持を得るスパルタ学園の恐怖!『一〇一教室』

ひさびさに恐ろしい小説を読んでしまった。内容は重厚だがぐいぐい引き込まれ、あっという間に最後まで読み進めてしまった。それは、『一〇一教室』(似鳥鶏 著・河出書房新社)である。

「爽やかさゼロのダークミステリ!!」というキャッチフレーズに惹かれて手に取ってしまったが、ここまで恐ろしい本だったとは……。


舞台となるのは、全寮制の中高一貫校「私立恭心学園」。
マスコミの寵児である教育者・松田美昭が作った私立学校で、その教育論に心酔する親がこぞって子どもを入れたがる。何せ、高い進学実績を誇り、ひきこもりや反抗的な態度まで治るというのだから……。

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子ども服に親の趣味は反映すべきなのか

娘を産んで初めてわかったこと。それは、子ども服をあれこれ着せるのがめっちゃめちゃ楽しいということだった。

産むまでは、「子ども服なんてすぐ小さくなるんだから、こだわったってしょうがない。1回しか着ないお宮参り用のセレモニー服なんて用意するのももったいない。そもそも男か女かわからないし、どっちでも着られそうなのだけ用意しておけばいいや」という冷めた考え方をしていた。

しかし、いざ産んでみて、服を着せてみると、もう、なんというか、感動しかなかったのである。

「ああ、この子は何を着せてもかわいいじゃないか! あれも、これも、それも着せて試してみたい……!」

あ~あ、もうね! 親バカ発言丸出しですよ!
でも、仕方がない。だって、わが身と比べて、無限の可能性を感じるんだもの。


赤ちゃんというのは、大きさこそ多少の個人差はあるが、体型にそこまで差があるわけではないので、赤ちゃん用の服ならどんなデザインのものでも基本的に似合う。

肌色もくすんでいないから、母親である自分に比べれば、服の選択のチョイスがぐんと広がる。自分が体型や対外的なセルフイメージなどでいろいろとあきらめていた路線を、娘に試すことができるのである。

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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おもに住宅、家事まわりを専門とするライター・アドバイザー。2001年よりAllAboutガイド。三女の母。

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今井明子

編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
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