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親になったから、見えるものがある。

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子鉄は将来有望!? 鉄道知育教室「レールキッズ」を取材

息子が電車好きになったのは、一体いつだったか。育児日記を振り返ると、最初は車やバスが好きだったのが、2歳前後から次第に電車好きに移行してきたようだ。まだ舌足らずの頃すでに「〇〇~、〇〇~、しゅうてんでーしゅ」(〇〇は駅名)と車掌さんの真似もしていた。うちの子も!と共感を覚える方も多いのではないだろうか。今回は、そんな子鉄にうってつけの知育教室「レールキッズ」の取材レポートをお届けする。


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東京大学赤ちゃんラボ・開一夫教授インタビュー ―― 話題の赤ちゃん絵本ができるまで

2017年7月に出版されて以来、テレビ番組をはじめ様々なメディアで紹介され、話題を集めている絵本がある。『もいもい』と『モイモイとキーリー』、『うるしー』の3冊だ。この絵本の監修を務めたのは、東京大学赤ちゃんラボの開一夫教授。絵本の制作には、赤ちゃんラボでの研究結果が活かされているという。いったいどんな研究を経て、どのように絵本がつくられたのか。赤ちゃんラボを訪ねて、開教授に制作エピソードを伺った。


開 一夫(ヒラキ カズオ)
1963年、富山県生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了。東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系教授。専門は、赤ちゃん学、発達認知神経科学、機械学習。東京大学赤ちゃんラボを運営し、赤ちゃんが本当に好きな絵本をつくりたいと「赤ちゃん学絵本プロジェクト」を立ち上げる。著書に『日曜ピアジェ 赤ちゃん学のすすめ』『赤ちゃんの不思議』(岩波新書)、『ミキティが東大教授に聞いた赤ちゃんのなぜ?』(中央法規出版)などがある。
東京大学 開一夫研究室
https://ardbeg.c.u-tokyo.ac.jp/ja/top/

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とよたかずひこさんインタビュー ――赤ちゃん絵本が繰り返し読まれる理由とは?【今どき絵本作家レコメンズ特別編】

「これぞ次世代の名作!」と思えるような素晴らしい絵本を紹介すべく、100人以上の絵本作家を取材した経験を持つ筆者が、独断と偏見からいちおし絵本作家にフォーカスする、「今どき絵本作家レコメンズ」。

今回は、『でんしゃにのって』や『どんどこももんちゃん』など、数々の名作を生み出してこられた絵本作家、とよたかずひこさんへのインタビューが実現。「ももんちゃん」シリーズの誕生エピソードや赤ちゃん絵本の魅力などについて、たっぷりと伺った。赤ちゃん絵本が「もっかい!」と繰り返しリクエストされる理由とは……?


とよた かずひこ
1947年、宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。二人の娘の子育てを通して絵本創作を始める。主な作品に『どんどこももんちゃん』(第7回日本絵本賞)などの「ももんちゃんあそぼう」シリーズ、『おにぎりくんがね・・』などの「おいしいともだち」シリーズ(以上、童心社)、『やまのおふろやさん』などの「ぽかぽかおふろ」シリーズ(ひさかたチャイルド)、『でんしゃにのって』などの「うららちゃんののりものえほん」シリーズ、『コトコトでんしゃ』などの「あかちゃんのりものえほん」シリーズ(以上アリス館)などがある。

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絵本作家いとうひろしさん デビュー30周年記念インタビュー【今どき絵本作家レコメンズ特別編】

「これぞ次世代の名作!」と思えるような素晴らしい絵本を紹介すべく、100人以上の絵本作家を取材した経験を持つ筆者が、独断と偏見からいちおし絵本作家にフォーカスする、「今どき絵本作家レコメンズ」。

今回は特別編として、今年デビュー30周年を迎えた絵本作家いとうひろしさんへのインタビューをお送りする。『ルラルさんのにわ』をはじめとする「ルラルさんのえほん」シリーズや、『だいじょうぶ だいじょうぶ』など、数々の人気作を生み出してこられたいとうさん。絵本づくりにかける思いや絵本選びのヒントなど、たっぷりと伺った。


いとう ひろし(伊東 寛)
1957年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中より絵本の創作をスタートし、1987年『みんながおしゃべりはじめるぞ』(絵本館)でデビュー。主な作品に『くもくん』『くものニイド』『ケロリがケロリ』、「ルラルさん」シリーズ(以上、ポプラ社)、『だいじょうぶ だいじょうぶ』、「おさるのまいにち」シリーズ(以上、講談社)、『マンホールからこんにちは』『ごきげんなすてご』(以上、徳間書店)、『へびくんのおさんぽ』(鈴木出版)などがある。日本絵本賞読者賞、絵本にっぽん賞、路傍の石幼少文学賞、講談社出版文化賞絵本賞など、受賞多数。


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『ねずみくんのチョッキ』作者なかえよしをさん&上野紀子さんインタビュー【今どき絵本作家レコメンズ特別編】

「これぞ次世代の名作!」と思えるような素晴らしい絵本を紹介すべく、100人以上の絵本作家を取材した経験を持つ筆者が、独断と偏見からいちおし絵本作家にフォーカスする、「今どき絵本作家レコメンズ」。

今回は特別編として、世代を超えて愛されるロングセラー絵本『ねずみくんのチョッキ』作者、なかえよしをさん・上野紀子さんご夫婦へのインタビューをお送りする。『ねずみくんのチョッキ』の発売から43年。今年8月には、34作目となる新作『ねずみくんといたずらビムくん』が出版された。累計400万部を超える人気シリーズはどのように生まれたのか。知られざる制作エピソードや作品に込めた思いを伺った。


なかえ よしを(中江 嘉男)
1940年、兵庫県生まれ。日本大学芸術学部美術科卒。大手広告代理店のデザイナーを経て絵本作家に。『いたずらララちゃん』(絵・上野紀子、ポプラ社)で第10回絵本にっぽん賞、『ねずみくんのチョッキ』(絵・上野紀子、ポプラ社)で第6回講談社出版文化賞絵本賞を受賞。その他、『こねこのクリスマス』(絵・上野紀子、教育画劇)、『宇宙遊星間旅行』(絵・上野紀子、ポプラ社)など作品多数。

上野 紀子(うえの のりこ)
1940年、埼玉県生まれ。日本大学芸術学部美術科卒。1973年、『ELEPHANT BUTTONS』(Harper&Row社)で絵本作家デビュー。夫・なかえ氏との作品「ねずみくんの絵本」シリーズ(ポプラ社)をはじめ、『ちいちゃんのかげおくり』(文・あまんきみこ、あかね書房)、『ぼうしをとってちょうだいな』(文・松谷みよ子、偕成社)など多数の作品で絵を手がける。

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『はらぺこあおむし』作者、“色の魔術師”エリック・カールさんの世界

世界的ベストセラー『はらぺこあおむし』で知られるアメリカの絵本作家エリック・カールさんの展覧会が4月22日、世田谷美術館でスタートした。開催に先駆けて21日に開かれた報道内覧会と開会式には、来日したエリック・カールさんご本人も登場。「自分の作品がここまでたくさん展示されることは滅多にない」と、日本での大規模展覧会の開催に喜びを表した。


『はらぺこあおむし』(原題: The Very Hungry Caterpillar)の初版は1969年。あおむしが食べたかのような穴あきのしかけがこの絵本の最大の特徴だが、当時のアメリカでは採算がとれないという理由から、こういったしかけ絵本の造本は難しかったという。そこで編集者がラフスケッチを持って日本を訪れたところ、偕成社の当時の社長・今村廣氏の力添えにより、日本での印刷・製本が実現。めでたく出版の運びとなったそうだ。日本では1976年に、もりひさしさんの訳で偕成社から出版されている。

赤ちゃんも穴に指を入れておもちゃ感覚で遊ぶことができるし、食べ物の名前や数、曜日などを楽しみながら覚えることもできる。おすすめは、硬くて丈夫な単行本サイズのボードブック版。わが家でも息子が赤ちゃんの頃から繰り返し読んできた思い出深い一冊だ。

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ボードブック『はらぺこあおむし』

作:エリック・カール 訳:もりひさし(偕成社)

今回は、エリック・カール展の開催とご本人の来日を記念して、『はらぺこあおむし』以外のおすすめ絵本を3冊紹介したい。

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学研の月刊保育絵本「みみちゃんえほん」から初の市販絵本発売を記念して、約40年の変遷をプレイバック!

学研から赤ちゃん向け生活絵本の新シリーズ、「みみちゃんといっしょ!」が出版された。『できた できた トイレ』と『できた できた はみがき』の2冊で、キャラクター原案は「ぴよちゃん」シリーズで人気の絵本作家・いりやまさとしさん。メインキャラクターである「みみちゃん」は人形作家コッペ平沢さんの手によって立体化され、それを背景や小物などとともに撮影することで、絵本の世界観がつくられている。


うさぎの「みみちゃん」という名前に聞き覚えのある方もいるかもしれない。というのも「みみちゃん」は、この絵本のために生まれたキャラクターではなく、学研が発刊している月刊保育絵本「みみちゃんえほん」のメインキャラなのだ。

月刊保育絵本とは、「キンダーブック」(フレーベル館)や「チャイルドブック」(チャイルド本社)などをはじめとした幼児向けの絵本で、おもに幼稚園や保育園への直販ルートで、毎月子どもたちのもとに届けられている。

学研の「みみちゃんえほん」は1970年の創刊で、対象は2~3歳児。「できたよできた 生活絵本」をキャッチコピーに、全国の幼稚園・保育園で愛読されている。創刊当初からさまざまなうさぎのキャラクターが「みみちゃん」を務めてきたが、いりやまさとしさんデザインの「みみちゃん」は2007年からの採用で、13代目にあたる。

今回は「みみちゃんえほん」初の市販本化を記念して、株式会社学研教育みらいの「みみちゃんえほん」編集部を訪問。バックナンバーからみみちゃんが歩んできた40余年の歴史を振り返らせてもらった。

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話題のNスペ「ママたちが非常事態!?」が書籍化 ――最新科学で「育児の問題」を読み解く

NHKスペシャル『ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫るニッポンの子育て~』が書籍化された。2016年1月に放送され、当サイトでも放送前に取り上げて話題を呼んだ番組だ。
【プレビュー】NHKスペシャル『ママたちが非常事態!? ~最新科学で迫るニッポンの子育て~』 ――産後・育児の孤独とイライラに科学で切り込む
http://mamapicks.jp/archives/52193866.html

放送後、番組を見たママたちからの大きな反響を受けて、すぐさま第二弾が制作・放送されたのだが、書籍には2回にわたって放送された内容に加えて、紹介しきれなかった情報や、取材の裏話などが収録されている。


今回は出版元であるポプラ社にて、編集担当の斉藤尚美さんと営業企画部の土橋恵さんに、書籍化に至るまでの経緯や本書制作上の裏話などを伺った。

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『だるまさんが』ヒットの理由を探る ―― だるまさんシリーズ担当編集者インタビュー【今どき絵本作家レコメンズ番外編】

「これぞ次世代の名作!」と思えるような素晴らしい絵本を紹介すべく、100人以上の絵本作家を取材した経験を持つ筆者が、独断と偏見からいちおし絵本作家にフォーカスする、「今どき絵本作家レコメンズ」。

今回は番外編として、かがくいひろしさんの担当編集者だったブロンズ新社の沖本敦子さんへのインタビューをお届けする。『だるまさんが』出版からわずか8年で累計436万部を突破した「だるまさん」シリーズ。異例の大ヒットの理由とは?

▼関連アーカイブ
【今どき絵本作家レコメンズ】かがくいひろしさん ――遅咲きと急逝の間に散りばめられた珠玉の作品
http://mamapicks.jp/archives/52171597.html


だるまさんシリーズ「が・の・と」(3点セット)

作・かがくいひろし(ブロンズ新社)


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劇場版アンパンマンの監督にきく、引き継がれる“やなせイズム”と映画のみどころ ――今夏公開『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』プレビュー

いよいよ今年の夏も、7月2日(土)から、アンパンマンの映画が公開される。第28弾となる今作のタイトルは、『それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ』。おもちゃの星のお姫様・ルンダと心優しいロボット・ナンダのお話だ。

アンパンマンの生みの親であるやなせたかしさんが亡くなられてから早や3年。“やなせイズム”はどのように継承されていくのか。今回の作品を担当された川越淳監督にお話を伺った。


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