MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

terumi_yamaguchi

専業主夫にきいてみた ~「男の育児ノイローゼ」と「男のプライド論」~

先日、「オンナの稼ぎ力×オトコの家事力養成セミナー~今こそ働き方革命!」と名付けたセミナーを企画し、大阪で開催した。


(画像:稼ぎ頭歴11年の筆者と、専業主夫歴14年の山田亮さんとのトークセッションの場面)

「母親は家にいるべき」「家族を養ってこその男の甲斐性」みたいな理想論は、きっと生活が安定している人間の言いぶんだ。実のところ、待ったなしの状況に来ている家庭もある。役割だの理想の子育てなど言ってられない。

 どちらも稼げる、どちらも家事育児ができる。
 自在に役割を交代しながら、家庭を維持する。

「既成概念を外して、自分たちの楽なスタイルを見つけよう」という主旨で企画し、「男の家事力」の講師を専業主夫で家事ジャーナリストの山田亮さんにお願いした。妻はハードワークをこなし、出世街道を突っ走っている。その間、彼は家を守り、現在5年生になる娘さんを育ててきた。

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故・金子哲雄さんに学ぶ「親の言葉力」 ~流通ジャーナリストの原点は「はじめてのおつかい」~

先日、41歳の若さで亡くなった流通ジャーナリストの金子哲雄さん。
テレビで愛嬌たっぷりにお得情報を話す姿を、覚えている方も多いだろう。

私にとっての金子さんのイメージは、テレビで値切っている人ではなく、ビジネス書ライターだった。著作は何冊か持っている。亡くなってから、まだ持っていない数冊を購入した。その中の『ボクの教科書はチラシだった』(小学館)が、育児や教育論として面白かったのでご紹介したい。
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「はじめてのおつかい」が一生の仕事を決めた


3歳の時、金子さんは200円を持って「何でもいいから買ってらっしゃい」と母親に送り出された。そこで、大好きなメロンパンを買おうとスーパーに行く。いつもは120円のメロンパンが、その日は100円!3歳ながら「いつもより安い!2個買える!」と気づき、買って帰ったところ母親にほめちぎられたそうだ。続きを読む

「デジタル姑」があらわれた! ~“つながる不都合”の憂鬱~

その日、私は電車で取材先に向かっていた。
手元の資料を読み始めた時、隣から聞こえた台詞に震えた。

「嫁のブログを毎日こっそり見てるねんけどな」

今、震え上がった嫁はどのぐらいいるだろう。
おそるおそる隣を見ると、60代後半と思われる女性2人が、百貨店の紙袋を抱いて座っている。
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あなたは「けいどろ」派?「どろけい」派?~体力・洞察力・社会性を高める運動遊び~

子どもの頃、関西圏の新興住宅地に住んでいた。
第2次ベビーブーマーである私の周りには、やたら子どもが多かった。

幼稚園や小学校から帰ると、自然と空き地に集まる。

「○○ちゃんのお兄ちゃん」が今日の遊びを決める。
彼は、小学4年生ぐらいだったろうか。

「“けいどろ”やるぞーー!」

空き地とその隣にある団地の3次元を縦横無尽に、隠れ、走り、追いかけ、追いつかれた。あの頃、日が暮れるのはなんて早かったんだろう。

ネットで「第11回柏崎どろけい大会」の文字を見かけて、そんな記憶がよみがえった。続きを読む

関西オカンのタコパのすすめ ~おしゃれママ会に疲れたら~

コストコで買ったチキンシーザーサラダを、サラダボウルに盛る。
ル・クルーゼの鍋にホワイトシチュー。
バゲットを切って、籠に盛りつける。
子ども用のピラフはあえてガラス製の器に盛って、可愛いスプーンを差す。

駅前の人気スイーツを持ってきたのはMちゃんママ。
Tちゃんママは、手焼きクッキーを個別にラッピングして持参。
ワインはKちゃんママにお願いしてある。

ピンポーン。

「こんにちは~」「わー美味しそう!」「Sちゃんママってセンスいい~」

ここで、雑誌『Mart』(光文社)を立ち読みしていた私の妄想は途切れる。

な、なんてしんどそうなんだ!
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「スマホ育児」はじめました ~“依存”と“活用”の紙一重~

2年前。左手で男の子の手を引きながら、右手でケータイを握りしめて坂道を登っている若ママを見た。画面からずっと視線を外さず、器用に文字を打っている。緊急の連絡かな、と思ったが、その後も何度か同じ姿を見かけた。男の子は諦めたかのように、いつも静かに腕を引かれていた。

「自分はああはならない」

あの、根拠のチリほどもない自信はなんだったのか。

2年後、産みたての息子に授乳しながらスマホを握りしめ、4歳の娘の「オカーチャン、あんな~」と繰り広げられる「保育園のカブトムシ脱走事件」に能面顔で「へー」と生返事をする自分がいた。

産前産後に陥った「スマホ依存」の日々


上の子と下の子の間に我が家に訪れていたもの。
それは「iPhone4S」。
auが導入した時、夫婦一緒に買い換えた。
 
5年前の出産時には、夫の実家に同居で色んな掲示板の同居育児の悩みを巡っては共感し、憂さを晴らしていた。それでも、起きてパソコンに向かわなければ見られない。ガラケーの入力スキルが高くなかったせいもあり、ケータイ依存にはならなかった。

あれは「ケータイ依存にならない母親」を目指していたからではなく、単に使いこなしスキルの問題だったらしい。
 
スマホと暮らしてみると、あっけなく彼は「右手の恋人」になってしまった。


(アプリで陣痛を記録、産後の買い物、悩み解消、親バカショット撮りまくり……スマホデビューが遅めだったので、サルのようにハマった)続きを読む

親になって読み返す『ちいさいモモちゃん』シリーズの底力! ~コドモの世界とオトナの事情~

「モモちゃんが生まれたのは、夏でした。」

この1行から始まる長い長い2人の姉妹の物語。1964年に発刊され、1992年に6冊目の『アカネちゃんの涙の海』で物語は閉じられる。『ちいさいモモちゃん』『モモちゃんとプー』『モモちゃんとアカネちゃん』『ちいさいアカネちゃん』の4冊で記憶が止まっていた私は、モモちゃんが中学生になっていたことを知らなかった。

ふとしたきっかけで、上記の5冊に『アカネちゃんとお客さんのパパ』を加えた6冊すべてを一気読みした。そして、読んでいる間、子どもに戻ったり親になったり、忙しく気持ちが揺さぶられた。
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育児のしんどさと「実家格差」 ~隣の芝生は永遠に青い~

育児をドヤ顔で語る前に気をつけたいこと


お盆に一家で実家へ帰った。車で3時間超の距離、帰るのは年に2~3回。盆と正月、ゴールデンウィークか秋の休みに3泊4日、というのが子どもができてからの習慣になっている。

料理上手の実母がご馳走を繰り出し、4歳の娘を車で連れ出してウキウキと買い物に行ってくれる。その間、3ヵ月の息子とのんんびり昼寝。洗濯機は自分で回したが、気がつくと干してあり、夜には畳んだ状態で部屋に置かれていた。

「実家が近かったらなぁ……」


週末、仕事が立て込んだ時に娘だけでも見てもらえたら……。
産後3ヵ月のしんどかった場面が蘇る。ウチの場合は「ヨメ・大黒柱×家事育児サブ、オット・家事育児メイン×パート就労」の関係のため、まだ楽な方かもしれない。

それでも、土日に夫が仕事に出てしまい、4歳児がパワーを持てあます中で授乳に明け暮れていると、「実家が近かったらなぁ……」と遠い目になってしまうのだ。続きを読む

子連れコワーキングは日本の就職難と少子化を救う!?

自営業ハハの抱える「育児×在宅仕事」の不協和音


「育児はビジネスをやっていく上でのハンディキャップだと、まず認めてしまわないと」
ママ事業家のサポートを続けて来た榎本紘子さんは、9ヵ月の次男を抱きながら言った。


「コワーキングオフィス六甲」のオーナーであり、NPO法人「神戸ベイビーカフェ」代表理事の榎本紘子さん

「ママ社長」「ママバリキャリ」の多くが、「育児で仕事力が高まっている」「以前よりもっとできる」と自分に言い聞かせるように唱えるのとは違う。

お迎えの時間に焦りながらも会社で集中できるなら、確かに処理能力は上がるだろう。母親視点を活かして仕事の幅を広げた人もいる。
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休日の公園に「SNSだけイクメン」増殖中 ~「いいね!」の前に子どもが「あぶないね!」~

「今日はチビと公園に来ています。足が速いので追いかけるのが大変!」

スマホで写真を撮り、その場でコメントを書いてFacebookの投稿ボタンを押す。
3歳と5歳の兄弟は、すべり台に向かって駆けていった。



「ふぅ」

ベンチを見つけて腰を下ろし、再びアプリを立ち上げる。
すでに「いいね!」が17。うん、悪くない。

コメント欄に並んだ「かわいい!」「○○さんって子煩悩なんですね」「お子さんも嬉しそう!」の言葉をニヤニヤと眺める。そして1つ1つに「いや~僕に似ちゃったんですけどね」「かわいい時期は短いからね~」「ハイテンションです!」と答える。

その間、「僕に似たかわいい時期のハイテンションな子どもたち」は、すべり台から転げ落ちて号泣中……。続きを読む
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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
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