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親になったから、見えるものがある。

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ドラマ『母になる』初回レビュー ――実母からだけではない愛情が子どもの人生を作っていることを描いてほしい

4月も後半に入り、今クールのドラマが出揃った。
いつもより気になる本数が多く、あれもこれもと録画予約をしつつ、寝かしつけからの寝落ちと闘ったり、時間のやりくりをしているが、日本テレビ系『母になる』の初回放送がかなりのインパクト大だったので、これは続けて見てみようと決めている。
http://www.ntv.co.jp/haha/

3歳の時に誘拐事件に巻き込まれた息子、広(コウ)と離れ離れになってしまった母親、結衣を沢尻エリカさんが演じている。9年後に、息子が生きていたことを知らされ、再会する結衣と広――。


そしてそれまでの間、広を育てていたのは、小池栄子さんが演じる麻子という女性。
9年間の空白を結衣と広は埋められるのか、実母である結衣と、育ての母とも言える麻子が、広を介してどのように接していくのかが見どころだ。

最初は沢尻エリカさんが出るドラマを見るのは久しぶりだな、ちょっとテーマは重そうだけど、とりあえず見てみるか、と軽い気持ちだったのだが、初回を鑑賞してみて「ちょっとエラいもんに手を出してしまったな……」という気分だ。

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おかいつ卒業、だいすけお兄さんへの送辞

今年もまた別れの季節がやってきた。
NHK Eテレ『おかあさんといっしょ』のだいすけお兄さんの卒業発表以来、別れを惜しむ声が方々から聞かれ、いよいよ今日、その日を迎えた。

歴代最長の9年間、うたのお兄さんを務めていただけあって、かなり幅広い層のママ&パパ&子どもたちに支持されているだいすけお兄さんの卒業は、この春のビッグニュースとなった。子育て中の友人のみならず、子どものいない友人からも、「だいすけお兄さん卒業らしいね」と言われたときには、改めて知名度の高さを思い知らされた。
だいすけお兄さん、たくさんの思い出をありがとう! ――『おかあさんといっしょ』キャスト交代発表
http://mamapicks.jp/archives/52216162.html

一昨年は『いないいないばあっ!』のゆうなちゃんと『みいつけた!』のスイちゃんのダブル卒業、昨年は『おかあさんといっしょ』のたくみお姉さんの卒業&ポコポッテイトの終了に沸いた、Eテレ子ども番組ファンの筆者、今年も例に漏れずだいすけお兄さんの卒業にショックを受けている。


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成長するって、親の知らない我が子の一面が増えていくってこと

ある日の夕方、保育園のお迎えの時間が、同じクラスのお友だちのお母さんと重なり、声をかけられた。お互いの近況など少し世間話をして、さあ外に出ようかと靴を履いていたときに、娘を指して「〇〇ちゃんはすごくしっかりしてるよね」と意外な一言が飛び出てきた。

びっくりして「えーーっ?」と声が裏返ってしまった。

その日、お迎えに行くとすぐさま私のところへ走ってきて、そのまま勢いよく部屋を飛び出そうとしていた娘に、「ちゃんとおかたづけしたー?」とたずねてくれたのはそのお友だちのほうだったからだ。

おかたづけした?の言葉にハっとなり、照れ笑いしながらおもちゃを片付けに戻る娘の様子に苦笑していたところだったので、「いやいや、お宅のお子さんの方がよっぽどしっかりしているのでは……」と言いかけたのだが、話をよく聞いてみると、そのお母さんが保育参観した日、お散歩中に右左を逐一確認していた、とのことだった。


「よく周りのことを見ていて感心したよ。ほんと長女って感じ」とまで言われてしまい、まあ長女は長女だよな、一人っ子だから当たり前だけど。確かに気になることがあるとじーっと見てることも多いし、慎重派ではあるな、と状況をなかなか把握できないものの、褒めてもらった言葉はありがたく受け取りたいので、娘には「しっかりしてるねって言われたよ、嬉しいね」と振ってみた。

娘も何のことかはよく分からないけど、ちょっと嬉しい、みたいな顔を浮かべていた。

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映画『彼らが本気で編むときは、』レビュー ――「普通の家族」という呪縛

昨年(2016年)は一年を通して面白い邦画が多かったが、今年も期待できそうだな、という作品に出会った。現在、公開中の『彼らが本気で編むときは、』だ。
http://kareamu.com/

母親から育児放棄を受け、家にひとり残された小学5年生の女の子・トモ(柿原りんか)は、母の弟であるマキオ(桐谷健太)のもとを訪ねる。そこにはマキオの恋人で、元・男性であるトランスジェンダーの女性、リンコ(生田斗真)がいた、というのがあらすじだ。

疑似家族として3人が暮らす中で育まれる愛情や絆を描いたドラマで、数ヵ月前に予告編を見たときから非常に気になっていた。

生田斗真さんと言えば、演技派俳優としての評判も高いが、女性を演じるって。たしか桐谷健太さんとは数年前にドラマで共演していて、その時は対照的なタイプの友人という設定だったけど、今回は恋人役。

そして、監督は『かもめ食堂』や『めがね』などを手がけた荻上直子さん。『かもめ食堂』のまったりとしたムードと、LGBTというテーマが、なかなか頭の中ではつながらなかった。ところが本作品は、先月開催された第67回ベルリン国際映画祭で、テディ審査員特別賞というLGBT映画を表彰する権威ある賞を日本映画では初めて受賞。どんな見どころがあるのだろう、と公開前から期待していた。


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話題の一冊『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』 ――公文式で身に付く力についてきいてみた

このところ、ちょっと考えることが多い娘の習い事。
本人が何かをやりたいと言うまではいいや、というスタンスは変わらないが、よその子が習い事をしていると聞くとちょっと気になってしまう。そんな中、Amazonのサイト内を徘徊して見つけたのが、『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』(祥伝社刊・おおたとしまさ著)という一冊。

「東大生の3人に1人」?
タイトルに引き込まれてしまって勢いでポチっとしてしまった。
私自身、算数を小4から小学校卒業まで、英語は小3から中学校卒業まで学習していたので、習い事として非常になじみの深かった公文式。たしかに自分にはすごくフィットしていて、通うことも楽しかったので、娘にもいつか公文式を習わせるのもいいな、と考えたことはあるが、そこまで効果のある学習方法だったとはつゆ知らず。

著者によれば、元はというと、中学受験のために「SAPIX」、その後東大受験のために「鉄緑会」、という学習塾の“王道”を経て東大に合格した学生たちに話を聞いたところ、彼らの多くが公文式教室の出身だった、ということが執筆のきっかけになったという本書。知っていたようで知らなった、公文式にまつわる事実が、ページをめくるたびに明らかになる。

これは事の真相を深堀りしたい!と、本書の著者であり、育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささんにお話を伺うことにした。


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繰り返される、寝かしつけからの寝落ち

はーーーっ。またやってしまった。

時計は間もなく23時を回ろうとしている。
今年に入ってから累計何度目か分からない、寝かしつけからの寝落ちだ。


寝室は暖房をガンガンに入れているせいもあって、起きると肌がパリパリなっているけど、暖かくて気持ちいい。もうこの部屋から出たくないけど、歯磨きをするためにのろのろと洗面所へ立つ。

今夜は寝かしつけが終わったら、映画を見ようと計画していたので、お酒とつまみを買っていた。しかし安定の寝落ちで、今から見始めたら就寝が1時過ぎになってしまうし、夜更かしはてきめんに次の日に響くからやめておく。

そもそもそんな気力ももうない。
少し前からネット配信の見放題サービスを利用し始めたので、あれも見たいこれも見たいとウォッチリストに追加しているが、全然鑑賞が追い付かないので、消化されないまま膨らんでいって積ん読ならぬ積ん鑑状態だ。

寝室へ戻って布団へ入り、明日こそは寝落ちしませんように、と目を閉じた。

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Eテレ『みいつけた!』の名曲に心打たれ自分の意外な変化に気づく

平日の朝8時前。
朝食の洗い物を片付けて洗濯物を干して、とせわしない時間に、テレビの前でパっと立ち止まる曲がある。NHK Eテレの人気番組『みいつけた!』で昨年11月からエンディングテーマとして使われている『みんなおんなじ』に夢中だ。


イントロが流れると、娘が「この うた だいすきー」と反応するので、私も用事そっちのけでソファに腰掛けて一緒に歌ってしまう。

作詞・作曲も務めている森山直太朗さんが歌うこの曲、初めて聴いたときは「この曲……何かに似てる……分かった『愛は勝つ』だ!!」と、曲そのものより、KANさんの大ヒット曲『愛は勝つ』にメロディが似ていることが印象に残っていた。

しかし、そのシンプルなメロディラインが覚えやすいのか、娘がすぐに真似をして歌い出した。じっくり聴いてみると、これがものすごく可愛らしい曲で、何度もリピートしたくなる魅力があるのだ。

夫は音楽ストリーミングサービスのアプリを立ち上げて聴くほどのハマり具合で、家族内ブームが続いている。

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男性の“主体的な”育児参加にまつわる雑感


仲の良い男友だちのところに待望の赤ちゃんが誕生した。
付き合いが長い友人で、私にとっては弟のような存在なので、まるで親戚の赤ちゃんが誕生したような気分だ。

不要になった子育てグッズやサイズアウトした娘の服を譲ろうと、少し前に我が家まで来てもらったとき、「もう奥さんが里帰りしてしまうので、自分ひとりで保育園の見学に行くことになって、どういうところに着目したらよいのか教えてほしい」と尋ねられた。

早く子どもが欲しいという話もよく聞いていたし、そのぶん、保活や待機児童の問題にも関心があるようで、未知の世界だけに不安だとも漏らしていた。子どもが生まれる前からの保活についての是非はあるが、もはや都会で保育園に入れるためには当たり前となった感もある。

それでも、男親がこんなに主体的に動いている事例を、少なくとも自分の周囲で見たのは初めてで、「今も週一回くらいはリモートワークを試みている」「会社が推奨してくれているので自分も育休を取る」そして、「制度を利用するからには仕事のパフォーマンスも上げたい」と聞いたときは、彼の真面目な性格は前々から知っていたものの、「しっかりしてるなあ」と呆気に取られてしまった。

そんな彼を非常に頼もしいと思う一方で、そもそも育児に“主体的”だとか“前向き”って何なんだろうという気持ちにもなった。

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朝ドラ『べっぴんさん』レビュー ――女性たちの自立を支える男性たちの変容の描き方に期待

NHK、朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』を毎日見ている。
もともと朝ドラを見る習慣があまりなく、朝8時は娘がすでにEテレを見ている時間&私も家事をしたりでテレビを見る余裕がないのだが、今回ばかりは見逃せないぞと意気込んでいた。

なんてったって、ヒロインのモデルは「ファミリア」創業者の坂野惇子(ばんの あつこ)さん。「ファミリア」といえば神戸を代表する子供服メーカーであり、神戸出身の筆者としては並々ならぬ思い入れがある。


第1回の冒頭、主人公・坂東すみれが母・はなに刺繍教えてもらうシーンで、「わあ、ファミリアっぽい!」と気分が盛り上がった。

少女時代のすみれと姉・ゆりが着ている洋服も、いかにもファミリアの洋服の原点という感じで、自分の幼少期を思い出した。そう、私もあんな感じの洋服をハレの日には着ていたのである。……といってもファミリアの商品ではなく、「ファミリア風」なのだが。

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ドラマ「砂の塔」初回レビュー ――ママカースト×サスペンスの想像できない展開に期待

恐ろしいドラマを見てしまった。
今クールのドラマ、TBS系『砂の塔~知りすぎた隣人』である。
http://www.tbs.co.jp/sunanotou/

タワーマンションを舞台に繰り広げられるママ同志の熾烈な争いと、近隣で発生した謎の幼児連続失踪事件という触れ込みに、「またこの手のドラマか~」という気持ち半分、「でも見てみないことには分からないしね」と期待半分で初回を鑑賞。

菅野美穂さん演じる高野亜紀が、一家で50階建ての超高級タワーマンションに引っ越してくるシーンから物語は始まる。


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編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女。
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