このところ、漫画を読むならもっぱら電子書籍を愛用している。
「これ読みたい!」と思ったときにすぐ購入できて、収納場所にも困らないので、小さな子がいるご家庭にもオススメできる。ワンクリックの手軽さでつい買ってしまう、というのもあるのだが、そのぶん良作に巡り合える機会も多く、何より快適なので手放せなくなっている。

そんななか、ひとつの作品に出会った。
『透明なゆりかご』(沖田×華[おきた ばっか]・著、講談社『ハツキス』にて連載中)は、産婦人科医院で看護師見習い中の看護学生・×華が、出産の現場やクリニックの患者である妊産婦やその家族との触れ合いで知る、命の尊さ、強さ、脆さ、儚さなどを描いている。

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主人公の×華は著書である沖田×華さん自身であり、実体験に基づくストーリーで構成されている。先日最新刊が出たところで、今もっとも楽しみにしている作品だ。

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