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【ブックレビュー】ここは刑務所か?ブラック企業か? 親からの絶大な支持を得るスパルタ学園の恐怖!『一〇一教室』

ひさびさに恐ろしい小説を読んでしまった。内容は重厚だがぐいぐい引き込まれ、あっという間に最後まで読み進めてしまった。それは、『一〇一教室』(似鳥鶏 著・河出書房新社)である。

「爽やかさゼロのダークミステリ!!」というキャッチフレーズに惹かれて手に取ってしまったが、ここまで恐ろしい本だったとは……。


舞台となるのは、全寮制の中高一貫校「私立恭心学園」。
マスコミの寵児である教育者・松田美昭が作った私立学校で、その教育論に心酔する親がこぞって子どもを入れたがる。何せ、高い進学実績を誇り、ひきこもりや反抗的な態度まで治るというのだから……。

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子ども目線を思い出す「リメンバー法」で乗り切る子育て


子育ては十人十色。母親が持つ信条から、日常的な「使える」テクニックまで、取捨選択とその実行は親次第である。

……という前提をキープしながら、ネットや書籍やママ友の話を聞いて、選択肢を増やしている方も多いのではないだろうか。

さて、私もそのうちのひとりとして、いかに自分と子どもが「ラクに楽しく、ストレスをためないで」、ひとつ屋根の下で暮らせるかを模索している。

そんななか、遅まきながら考えたのが、「OK、OK」法なるものだった。

とりあえず「OK、OK」で乗り切る子育て
http://mamapicks.jp/archives/52222951.html


たとえ親の心中穏やかならざる状態でも、子どもの要望にはとりあえず「OK、OK」と応対し、解決策を模索・提示する気持ちにもっていこうとするものである。

■「OK法」の欠点


だが、ここで問題が発生した。

4歳の長男いわく、
「ママ、顔がぜんぜんOKじゃない」。

なるほど、口では「オオケイ、オオケイッ……!」と言っているものの、顔は完全に能面、もしくは怒っており、困ったことに嘘をついていると思われたらしい。

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子どもの「お手伝い」をどう生かすか伸ばすか問題


暑い日が続く。今年の暑さはちょっと異常だな、夕飯の支度をするにもできれば火を使いたくないから、とりあえずサラダと酢の物でも作るか、とボウルに野菜を放り込んで混ぜていると、テレビを見ていた娘が「まぜるのやりたい!」と飛んできた。

お迎えから帰ってくるとかなりクタクタだ、お腹もすいているから早めに夕飯を始めたいが、その一言で瞬時に脳内がフル回転する。

「今から手伝わせたらめっちゃ時間かかるよなあ……」
「お手伝いしたいという自発的な気持ちを尊重せねば……」

さあ、どっちを選ぶ!!

もちろん後者だ。

ぎこちない手つきで、ボウルの中身を混ぜている。混ざっているようで混ざっていないことには目をつぶろう。うまく力を加減できないから、途中途中で野菜がボウルの外へ吹っ飛んで、無残なことにもなる。

時間をかけて、ある程度混ざったところで「できたー!」と嬉しそうに披露してくれる。本人も満足げな様子だし、私も途中で口出しをせずに済んだので、「ありがとう、また手伝ってね」とお願いして、テーブルや床に飛び散った野菜を拾った。

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とりあえず「OK、OK」で乗り切る子育て



「大声で子どもにどなり散らして、後悔したことがある」。

周りにたずねると、これは幼児以上、とくに男児を持つ「母親あるある」らしく、かくいう私も何度となく体験済みだ。

グレた過去はないはずなのに、ヤンキーさながらの口調で息子にキレて、泣かせて、その後自分の未熟さを呪いつつ、「でも私だって一人の人間だもの……」などと言い訳をめぐらせたりしているが、総じて苦い。もう次はやりたくないと思う。

そんなときに再確認したくなるのが、「今どき子育て3箇条」(※私が勝手に命名)ともいうべきものだ。

1.怒らない
(命に関わるとき、お友だちに危害を加える時などに怒るのは良い)

2.子どもは人格のある一個人であると認識せよ
(親の所有物ではないので、頭ごなしに命令はしない。子どもの横にいる存在であれ)

3.子どもを否定せずに、肯定せよ
(人格を否定する発言はNG。他人と比べる発言もNG)


これは母親になって約5年間、さまざまな子育て論を見聞して、自分なりに簡略化したものだが、実践できていないところを見ると、いまいち分かっていないらしい。

「ああ、やっぱり自分はダメなんだな……」とこれまた幾度となく落ち込んだのだが、ちょっと待て。上記の3箇条って、心構えと実践の境界線にあって、本当に改善するにはフワッとしすぎてないか?とようやく気が付いた。

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キャッチコピー18本で訴求したい、イヤイヤ期

「子育ては親育て」なんてよく言ったものだけど、いい加減にしておくれよ!……な、第一次反抗期。通称イヤイヤ期。

かわいくていい子ちゃんだったわが子の「イヤ」が増えて、気付いたら5分に1回はイヤと言われている? イライラして怒っては、後悔して、またイライラで……と負のスパイラルにハマってはいないだろうか。


かく言う私も、解決策を見出そうとネットで検索した記事を読むものの、文末の「イヤイヤ期は必ず終わりますから、がんばりましょう♪」といったさっくりエールにモヤモヤは増大。わが子の「イヤー!」という叫びで我に返るというあんばいだった。

そんな阿鼻叫喚(親が)のイヤイヤ期について、以前のツワリにならってキャッチコピーで表現してみたい。無関心層に少しでもイヤイヤ期の実態を理解してくれる人が増え、溜飲を下げていただけたら幸いだ。「イヤ!」にひっかけて、今回は18本をお届けしたい。
(※今回はイヤイヤ期の大変さに共感し、世間に知ってもらうという目的のもと、制作。)

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ビジネス書から意外に得られる育児のヒント ――カーネギーの名著『人を動かす』より

最近ビジネス書を読んでいて、ふと気がついたことがある。

――自己啓発本にせよ仕事術にせよ、書いてある内容が育児に応用できそう。

よく考えてみたら、仕事も育児も人間関係。考え方やテクニックが似ていてもおかしくない。

面白いなと思ったので、少し深掘りして考えてみた。

ちょうど読んでいたのが、自己啓発本の名著とも言われる『人を動かす』(デール・カーネギー著/創元社[文庫版])。1937年の初版で、発売から70年近く経った現在でも売れ続ける超ロングセラーである。


この本が育児書の切り口で紹介されたことは、おそらくこれまでにないかもしれない。せっかくなので、PART1「人を動かす三原則」から、2つのフレーズを例に挙げてみる。

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食べ物の大切さをどう伝えるか? ――食物連鎖の絵本と「いただきます」に込められた真意

食物連鎖。生きていく上で避けては通れない世の常。我々もその連鎖の中で、肉や魚を食べて生きている。

「食べ物を粗末にしてはいけません。」

子どもにそう伝えた、もしくは成長とともに伝えていきたいと思っている人は少なくないはずだ。そうは言っても、やっとまともに食事が取れるようになってきた幼児を相手に、どうやって伝えていけばいいのだろうか。

そんなことを思っていたある日、食物連鎖が描かれた絵本に出会った。


福音館書店の月刊絵本「かがくのとも」で刊行された『イワシ むれで いきる さかな』(かがくのとも 2013年5月号/大片忠明作)である。

群れで生活するイワシが、他の生き物に食べられながらも生き続けていくようすが描かれている。食べたり食べられたりを、柔らかいタッチで世の必然として描いたこの絵本は、名著だと思った。

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絵本は育児の助っ人 ――親も子も絵本に助けられる

育児とは親子の超密接な時間であり、ときとしてものすごく煮詰まってしまうことがある。子どもが小さければなおさらだ。

魔の○歳児とはよく言ったもので、本当に悪魔に見えることすらある。こんなに愛おしい存在なのに、イラッとしてしまう自分にまた苛立ちが募り、こうなるともう悪循環しか生まない。

そんなとき、第三者の介入で、ことがスムーズに運ぶことがある。
母と子の対立を父親が仲裁するといった家族間のことだけではなく、ときには他人にも助けられる。道ばたで大泣きするわが子に苦戦していたところ、見知らぬおばあちゃんに声をかけられたらスッと立ち上がって笑顔になる、なんてこともある。

そうはいっても、第三者なんてつねにいるわけではない。そこで筆者は、<絵本>にその役割を担ってもらう術を見つけた。


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「誰かに頼む」という選択肢 ――脱・母子間のワンパターン

最近の子どもを意識した病院では、待合コーナーでDVDを流していることが多い。ディズニー系の映画が小さな音でBGMのようにして流れているパターン。これ、助かるといえば助かるのだけれど、困ることがひとつある。診察が終わっても、子どもがなかなか帰ろうとしないのである。「もっと見る!」と動かない。

■手に負えない時、諦めて、どうしたか?


診察が終わった人がくつろいで見る場所じゃないし、長い待ち時間と短い診察が終わってようやく帰れるっていうのに、もう、私の優しさもそれほど多くは残っていない。子どもの側も、楽しいことをした後じゃないから機嫌が悪い。

最初は穏やかにアプローチしても、最後には引きずるように外に連れ出す事態になることもある。

先日も、診察が終わってまた画面の前に座り込んでしまい、なんだかこれは嫌なパターン、帰らなさそうだなぁ。数回声をかけて、その日の苦戦が予測された。先に続くやり取りを想像して、最後に怒る自分の姿まで見えて、気が重くなる。

そして、もう、諦めたのである。
「自分で」説得することを。


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イヤイヤ期は「生きていればOK」で乗り切る

ついにきた。
まさに、(゜∀゜)キター!!!! って感じだ。

2歳ちょっとになった息子。以前はぐずることはあっても、これがかの「イヤイヤ期」なら、名付けるほどの状態なのかなと不思議だった。
子どもが同年齢のママ友から伝え聞くその惨状?!に、うちの子はイヤイヤ期がないのかなとすら感じた。ないと先々大変だと聞くから心配……、そんなのんきなことを思っていた。

そしてやってきたイヤイヤ期。嗚呼、なくていい。

起きるのもイヤ
食べるのもイヤ
歯磨きもイヤ(←これはイヤイヤ期に限らず……)
着替えるのもイヤ
出かけるのもイヤ

えっと、あなた何ならイヤじゃないの? とにかく人からの指示はすべてイヤなのだ。
虐待を疑われそうな泣き声で、地面をのたうち回る。世の中のすべてが不満だと叫ぶかのように。ロックなのだ。

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