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親になったから、見えるものがある。

イベント

七五三前撮り体験記 ――親合格と見られたくて

ライフハックがもてはやされる世の中で、独特の存在感を放っているのが、「子どもにまつわる伝統行事」だ。

「どんな意味があるの?」という素朴な疑問と、「やっておいた方が無難」という同調圧力、「将来子どもに恨まれないため」の保険と、伝統行事にまつわる企業の戦略にひっかかる、など清濁併せ呑みながら、命名式から始まって、お宮参り、お食い初め……等とクリアして、やってきました七五三。


七五三は、本来数えの年で子どもの成長を祝うものであるが、もはや「本来」とか「もともと」がもたらすメリットが謎。

一説には、子どもの脳みそが急激に発達する数えの3歳(イヤイヤ期か)、5歳(プチ反抗期といわれるアレか)、7歳(脱・神様のモノたる何かがあるのか)にお祝いをすることで、急激な成長に伴う「ひずみ」に気を付けなされ~と警鐘を鳴らすものだという。そう考えると、扱いにくい時期を周知させるためのラベリングだったのか、と少し納得する。

だが、今の世間の七五三イメージは、子どもの健やかな成長を着物を着せて祝って記録するものであり、そのタイミングがたまたま昔ながらの、3、5、7歳であるといったものだろう。

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タイムラインで追う「発表会」 ――子の成長の可視化

ひさしぶりに長男のお迎えに行った。

保育園が兄弟別園になっている我が家。普段は夫婦で送迎を分担しているので、夫がよほど遅くならない限りは、次男を拾ったあと、私は直帰してしまうことが多い。

保育園はたまに行くと、いろいろな変化に気づく。

幼児クラスになると身支度を自分でさせるため、親は廊下で待っていることが主なのだが、忘れ物がないかどうか、それに久々のお迎えだし……とクラスの部屋をのぞいてみた。すると、歌の歌詞と思われる大きな紙が壁に貼られていたのだ。

「これなに?」ときくと、長男はその場でジャイアンばりに歌ってみせる。
抱っこ紐の中で寝ていた次男は、突然の“リサイタル”に飛び起きたのだった。
「これね、せいかつ はっぴょうかいで、やるんだよ!」

「生活発表会」「おゆうぎ会」「劇遊び」……。
園によって呼び名は異なると思うが、秋から冬、そして年度末にむけて、なんらかの発表会が行われるところが多いだろう。

長男たちのクラスでは、今年は絵本をもとにしたミュージカル劇を行うとのこと。
そして、0歳からの保育園の5年間で、彼らが劇を行うのは初の試みになる。


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子どもにたすきをつなぐということ ――「継承」と「めんどくさい」のはざまで


年始からしばらくは古くから伝わる行事が続く。
お正月、節分、ひなまつり、端午の節句……。

子どもを保育園に通わせていると、これらの行事は必ず通過していくことになる。親の方にその知識がなくとも、だ。行事の際に、なぜこのようなイベントを行うのか、という説明が先生からなされ、そこで情報を得てきた子どもが家に帰ってから親にたずねる。

例えば先日、節分の日のことだ。
「ねえ、なんで、おにに、まめぶつけるの?」
このレベルの質問であれば「そうねえ、家に鬼がずっといたら嫌でしょ?」などと身近な例を出して納得してもらうこともできるのだが、「ひいらぎにイワシの頭をさしたものを玄関に置くとなぜ鬼が逃げるのか」という質問を受けた。

保育園の玄関にはそのような状態のひいらぎが飾られており、先生からは「これをおいておくと、鬼が嫌がって来ない」とだけ説明をされたそうだ(もしくはその情報しか本人が読み取れなかったか)。

困ってしまった。私もまったくその由来は知らない。

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「ちょうどいい」は難しい ~子ども向けイベントと遊び施設~

ずっと気になっていた子ども向けの商業施設に出かけた。息子は大喜び。体を使う遊びも、手先を使う遊びも、今の彼にはぴったりで無理なく楽しめ、一日たっぷり遊んだ。一緒に行った私もなんだか妙にうれしくて、とても楽しい日になった。

こんなふうに、子ども向けの遊び施設やイベントで、「ちょうどいい」と感じられるのは、じつはむしろ珍しい。あぁ、今まで何度不発を繰り返してきたことか……。


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子どもの誕生日とクリスマス・お正月が重なるのですが……

12月になり、年賀状の作成、大掃除、帰省の準備など、TO DOリストが盛りだくさんになってきたが、どの家庭もやはり、クリスマスどうする?何する?と、気合いが入っているのではないだろうか。

我が家ももちろん例外ではない。しかも12月は娘の誕生日もあるので、気合は2倍どころか二乗だったり。


しかし12月生まれというのはクリスマスとの重み付けをどうするかが大きな課題であり、娘が生まれたときから我が家ではずっと議論が続いている。
別々にお祝いする?まとめてしまう?ケーキは2つ買うの?プレゼントは?

クリスマスに限らず、その他の祝日をはじめ、夏休みや冬休みなどの休暇期間と誕生日が重なるパターンっていうのは結構多いんじゃないかと思っている。日本は比較的祝日の多い国だし。

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