いやはや、久しぶりにハマった。NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』。朝8時になると、普段真夜中にしか姿を見せないTwitterの民たちが一斉に騒ぎ出す(含む筆者)。

今年1月の“周防月間”に至っては毎日が祭り状態で、女たちの脳内だんじりが“周防さん”を大工方にして、“そーりゃーそーりゃー”の大合唱。観ていない方には本当に申し訳ないのだが、糸子が周防さんに思いを告げるくだりでの「“腕ガシ”っからの“ふんわり”抱擁」は、テレビ史に残る胸きゅんシーンなんですよ!奥さん!

とまぁ、とにもかくにも、主人公である糸子の朝ドラヒロインらしからぬ言動と、芸達者な脇役たちの細かな芝居に視聴者は熱狂した。脚本家の渡辺あや氏の構成力も、映像センスも衣装も消えモノも、それはもう何もかもがカチっとハマって爽快ですらあった。

asadora
NHK連続テレビ小説『カーネーション』のスクリーンショットより
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