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親になったから、見えるものがある。

ガラスの天井

成人してから20年の働く女が「凄母」をトレースしてみた結果

働いている母親(ワーキングマザー)のことを略して「ワーママ」と呼ぶのがいつの間にか定着したようである。その中でもバリバリに仕事をこなす人のことは「凄母(すごはは)」と呼ばれたりする。

雑誌やネット記事でしばしばお見かけする「凄母」。

「凄母ばっかり取り上げられても参考にならない」
「普通のWMで成功している事例が見たい」

スーパー・ワーキングマザーが誌面に登場するたびにネットはやや荒れる。

それは、自分と比べるからだろうか?
手を伸ばしても背伸びしても手が届かないキラキラばっかり見せられて、自分がひどくみじめな気分になるからだろうか。


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「女性活躍」の今、「働くお母さん」について考えた

日ごろ、仕事で企業の人事や経営者を取材することが多い。テーマはダイバーシティ、女性管理職、女性活躍のための男性管理職への教育など。「働く母」や人事部のエライ人の話を聞いていると、さまざまな思いが浮かんでくる。こぼれた思いをつづってみたい。

■働かざる者食うべからず?


そもそも「働く」ことに関して個人的な思いを言うと、

「働かざるもの食うべからず」

自分の食いぶちは自分で稼げ、と言い聞かせてここまできた。

そう思う背景には生い立ちが影響している、と思っている。
父は教員、母は専業主婦……だったはずだが、私が小6くらいのころから母がパートを始めた。郊外に大きな家を購入した時期と重なる。きょうだいは4人。すぐ下の弟は野球少年で、野球の強い私立中学への進学を希望していた。

母は自分のキャリアのためでも、社会との接点を求めるためでもなく、経済的な理由から働き始めたのだった。ファミレスのパートから、やがて保険の外交員となり、やりだしたら性にあったらしく、楽しげにのめりこんでいった……と、娘としては思いたいが、口癖は「あなたはお金持ちと結婚しなさい」「女性もずっと働けるから公務員になりなさい」。
お金には相当苦労していたようである。

食卓のカレンダーには、父と母の間での「お金の貸し借り」が記載されていた。
ほとんどは「母が父に借りたお金の金額」であった。母が不憫に思えた。自分で稼ぎ、自分で経済設計したい。オトコの稼ぎに左右されたくない。いつからか、そう思うようになった。

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女のハンデを納得するためにこそ「産みたい」気持ち

わたしが「子どもを産みたい」と思った理由のひとつは、「身体に出産機能がついているから、試してみたい」というものでした。以前もちょっと書きましたが、最新機能搭載の電化製品を買ったら、その機能を一度は使ってみたくなりますよね? それと同じような気持ちです。
【関連アーカイブ】「親のエゴ」でなく生まれる子はいない?
http://mamapicks.jp/archives/52172816.html


これにちょっと補足したいのですが、ただ「機能があるから使いたい」のでなく、そう思わざるを得ない、ちょっとせつない理由もあると思うのです。

というのは、この機能がついているために、女性はこれだけ社会でハンデをつけられてきたわけです。「女は子どもを産んだら、どうせ会社を辞めるから」という理由で、昇進に差を付けられ、職種に差をつけられ、採用に差をつけられてきました。


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“女性の活躍”について「女性活躍推進法」への期待は2割未満、男性の意識改革や偏見の解消を求める声が7割以上

2016年4月から、いわゆる「女性活躍推進法」が施行されるが、ソニー生命では今年で3回目となる「女性の活躍に関する調査」を全国の20~69歳の女性に対して実施、有効サンプル1,000名の回答が得られ、その結果を発表した。


調査では最初に、日本では女性がどの程度“イキイキ”と活躍していると思うか、家庭や職場などの場面ごとにきいたところ、「非常に」と「やや」を合わせて「そう思う」と回答した“同意率”は、「家庭」42.6%、「職場」37.2%、「地域社会」33.4%、「ネットコミュニティ」35.2%という結果で、いずれも過半数を下回った。

ちなみに2013年に実施された第一回調査での同質問では、「家庭」47.5%、「職場」40.8%、「地域社会」40.0%、「ネットコミュニティ」37.7%であったため、いずれの場面でも2から5ポイント程度、数値が下がっていることがわかった。

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朝ドラ『まれ』に見えた「女の障害物」に柔軟な女性像

NHKの朝ドラをよく見る。もう、面白いとか面白くないとかに関係なく、ほぼ習慣、いやなかば義務感のようなものである。現在放映中なのは「まれ」。パティシエになる「夢」を軸に主人公・希(まれ)の人生が描かれている。

このドラマ、ケーキまっしぐらの前向き元気話で進むのかと思ったら、希が結婚したあたりから、女性が結婚、妊娠、出産でぶつかりがちな壁が、どんどん出現し始めた。決してセンセーショナルでも深刻すぎでもなく、どこかショーケースに並ぶケーキのように、丁寧に、きちんと、陳列されている印象だ。

とくに先週は、希の妊娠~出産、仕事の再開までが一気に描かれ、この時期の「よくある問題」の教科書のようだった。そこで希の幼なじみ、友人の一子(いちこ)が、「女の人生って障害物競走みたい」と言うシーンがある。

そう、希は、かなりケーキ一直線だったのに、結婚後、その「夢」への道をかなり軌道修正してきたのだ。


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【米国発】求められているのは「仕事も子育ても“今”同時進行したい人」を全面的にサポートするシステム


先日、《日本のPR会社が女性社員の将来の妊娠に備えて卵子凍結保存の費用を補助する》というニュースが流れた。この事例は日本国内の民間企業ではおそらく初めてとのこと。

【参照記事】
卵子凍結保存を希望の女性社員に費用補助へ|産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/150707/lif1507070006-n1.html

昨年は米国のアップル社やフェイスブック社が、女性社員の卵子凍結保存費用を最大2万ドル負担する、という制度の導入を発表し、米国内の主要メディアでは賛否両論になったことから、「卵子凍結保存」が、私の日常でもにわかにホットな話題になった。

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家庭の女性は“都市鉱山”。どうすれば女性は輝けるのか?


―― 都市鉱山とは、資源(レアメタル等)を含んだ廃家電などを、鉱山に例えて表現した言葉。うまく活用すれば、廃棄物は宝の山に変わる。
この都市鉱山という考え方は、日本の家庭の女性にも当てはまるのではないだろうか。

■トリリンガルの女性より、英検4級の男性


テレビ番組で取り上げられていた、ある女性の事例を紹介したい。
彼女はフランスの大学を卒業して現地で就職した後、帰国して結婚・出産。その後は子どもの預け先が確保できず、10年近く専業主婦だったそうだ。しかし最近、日本語のメニューをフランス語と英語に翻訳する内職を始め、「毎日が楽しくなった」と顔をほころばせていた。

その姿を見て、ため息が出た。

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働く上で女性であることは「不利」54%―― 制度の整備だけではなく個々の意識変革も必要

人材総合サービスのエン・ジャパンが運営する女性向け求人情報サイト『エン ウィメンズワーク』では、サイト利用者の女性544名を対象に、「働きやすい職場」をテーマにアンケートを実施、その結果を発表した。

まず、「働く上で、女性であることを不利に感じたことが『ある』」という回答は過半数を超える54%であった。とくに20代では48%、30代で56%、40代で58%と、年代を重ねるごとにポイントは上昇していた。


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【話題】第二次安倍内閣女性閣僚の発言集に対するネットの声

サイゾーが運営する本と雑誌のニュースサイト「リテラ」が、9月8日に公開した、「母乳強制、DV擁護、中絶禁止…安倍内閣・女性閣僚の「反女性」発言集」という記事が話題になっている。
http://lite-ra.com/2014/09/post-444.html

9月3日に発足した第二次安倍内閣においては、安倍首相が掲げている「女性の活用」をアピールするために、過去最多となる5名の女性閣僚が名を連ねた。

数字だけ見れば「過去最多」だが、本当に「女性の活用」のために有用な人選なのか。
同記事では、山谷えり子拉致問題担当相、高市早苗総務相、有村治子女性活躍担当相、そして閣外ではあるが、政権与党である自民党三役の要職に就いた稲田朋美自民党政調会長の過去の発言から、女性の権利拡大に適任な人物なのかを考察している。

abe

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ガラスの天井ランキング ~働く女性にとってベストの国は?~

「ガラスの天井」――。
女性や人種的マイノリティが、組織内でどんなに努力しても、決して破ることのできない、見えない障壁のこと。女性のキャリア形成、昇進を阻む社会的要因として使われることの多い、経済用語である。


英エコノミスト誌が今月8日の国際女性デーに合わせて、この「ガラスの天井ランキング」を発表した(http://www.economist.com/blogs/graphicdetail/2013/03/daily-chart-3)。サブタイトルは、「先進国の中で、働く女性にとってベストの国はどこか」。つまり、ガラスの天井が存在しにくい=女性が働きやすい順のランキングで、トップは、ニュージーランド。ノルウェー、スウェーデンと北欧諸国が続き、カナダ、オーストラリアがトップ5に入った。

日本は、調査対象26ヵ国中、25位。ワーストは、韓国だった。

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