MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

フランス

【フランス発】家族の形ごとにさまざまなバカンス

猛暑の続くフランスはバカンス真っ盛り。7月に入って以降、筆者の住むパリは日々閑散としていく一方である。

個人の店などは、客足が減るこの時期に店を閉め、1ヵ月くらいまとめて休暇を取る。小さなスーパーなどでは、交替で休暇を取り従業員が減るため、昼前後は店を閉めたり営業時間が短くなる。お目当ての店まで来たら閉まっていた、というのはよくあることで、この時期のパリ観光はおすすめできない。

年間5週間の有給休暇の取得権利が法律で定められているフランス。これは形だけの権利ではなく、実際に行使されている権利である。

そして、長期の休暇が取れれば、家に閉じこもってひたすら寝て疲れを取る、なんてことはもちろんなく、バカンスに出かけるのだ。

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ボーネルンド、フランスで人気の教育玩具シリーズを新発売

ボーネルンドは、フランスの教材メーカー「ナターン社」が開発した教育玩具を家庭向けにアレンジした新商品を3月15日より販売開始する。

初等教育の重要性が社会に根付いているフランスでは、学校や先生が使用する教材を自由に選択できるシステムが取り入れられているため、多くの教材メーカーが独自の優れた教材を開発しているという。なかでもナターン社が手がけた製品は教育関係者の間でも高い人気を誇っているそうだ。

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フランス版ゆとり教育?! “宿題なし”政策は学力格差是正につながるのか

フランスのオランド大統領が先月、教育改革の一環として、フランス国内の公立小学校で宿題を廃止する案を提言。学校の勉強は学校で完結すべきであり、外国人の親を持つなど、家庭内で勉強する環境が整っていない子どもに対する不公平を是正し、国内で広がる一方の教育格差を改善することが重要と訴えた。


賛否両論、世界的な論争を巻き起こした“フランス版ゆとり教育”とも呼べそうなこの政策案。オランド大統領が主張するように、1日の授業時間を短縮して、放課後の補習やスポーツ、文化などの課外活動の実施とセットであれば効果を発揮するかもしれないが、家庭での学習機会を奪うだけに終わってしまえば、教育格差の是正どころか、格差のさらなる拡大を助長する危険もはらむ。
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仏幼稚園、Twitterでヨミカキ教える

フランスで、Twitterを使った幼児教育が始まった。ボルドー近郊の幼稚園や南西部タランスの幼稚園では、子どもたちがTwitterで毎日何をしたのかを報告しているという。

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フランス流の子育て本がベストセラーに

アメリカ人著者、フランスでの子育ての経験を本に!


アメリカ人の視点からみたフランス流の子育てについての記事が、Washington.comで2月22日付けで紹介された。アメリカ人で元ウォールストリートジャーナルの記者だったPamela Druckermanさん。彼女がフランスで3人の子どもを育てた経験を元に書いた本が今アメリカやイギリスで人気を呼んでいるという。

本のタイトルはアメリカでは“Bringing Up Bebe” 「べべ(赤ちゃん)を育てる」、イギリスでは“French Children Don’t Throw Food”「フランスの子どもは食べ物を投げない」で出版されており、今月のベストセラーとなっている。


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フランスが出生率を回復させた理由

「少子化対策」というフレーズを新聞やテレビで見かけるようになって久しい日本。しかし残念ながらまだ具体的な対策が見えていないのが現実だ。海の向こうのドイツやイタリアなど、先進諸国の中でも同じ問題を抱えている国は多い。しかし、そのなかにはかつて日本と同様に少子化に悩みながらも、あっという間に出生率を上昇させた実績を持つ国がある。フランスが、それだ。
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編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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おもに住宅、家事まわりを専門とするライター・アドバイザー。2001年よりAllAboutガイド。三女の母。

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教育・家族問題、世界の子育て文化、書籍評論等、多彩な執筆を続ける。家族とともに欧州2ヵ国の駐在経験。

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経営、人材、ISOなど産業界のトピックを中心に、子育て、食生活、町歩きなど のテーマで執筆。二女の母。

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ウェブデザイナー・ライター。技術書籍やICT教育関連の記事を中心に執筆。著著に『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』。

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新聞記者、アメリカ留学を経て、2010年第一子出産。育児、教育分野の取材を続ける。南アフリカで4年間の駐在を経て現在米国在住。

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フリーライター。二児(男児)の母だが、実家が近いのをいいことに母親仕事は手抜き気味。「サイゾーウーマン」等でも執筆。

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管理栄養士としてメーカー勤務の後、独立。現在は雑誌やWEBで活動。夫の転勤に伴い2004年よりアジアを転々と。二児の母。

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編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
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