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プログラミング

子どもの好きな教科別おすすめプログラミングツール診断!

ここ数年で、子ども向けプログラミングの体験イベントはとても増え、夏休み中に、とりあえず目についた体験イベントに参加を申し込んで行ってみた、という方も多いのではないでしょうか?

子ども向けのプログラミング学習が盛り上がるにつれ、様々に工夫されたツールが出てきました。夏休みのイベントだと、ロボットを動かすタイプのプログラミング体験をやった人が多いかもしれません。子ども向けのビジュアルプログラミングツールである「Scratch(スクラッチ)」の名前を聞いたことがある人もいるでしょう。

他にもツールは驚くほどたくさんあって、「子ども向けのプログラミング」とひとことで言っても、そのアプローチの仕方は様々です。それらをわかりやすく分類して、調べやすく探しやすくするために、Studio947では「知りたい!プログラミングツール図鑑」を作りました。現在既に50以上のツールを紹介しています。



今回は、その中から、小学5年生以上をイメージして、子どもの好きな教科別におすすめツールをご紹介してみたいと思います。とりあげる教科は理科、算数、国語、社会、図工です。

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【ブックレビュー】2020年度から必修化! 小学校の「プログラミング教育」について知りたいことがわかる本

2020年度から小学校でのプログラミング教育が必修となりました。いったいどんな授業像なのかまったくイメージがわかない方も多いのではないでしょうか。学校現場も3年後に向けて試行錯誤の準備段階を迎えています。

■必修化って実際どういうことなの?


必修とはいえ新学習指導要領では、プログラミングは教科として定義されてはいません。

新学習指導要領解説では、特定の「プログラミング言語を覚えたり」「技能を習得したり」することではないと明言しています。

重視されているのは、「プログラミング的思考」を育むことや、コンピュータや情報技術によって社会が支えられていることに気づき問題解決をしようとする態度を育むことです。その結果「教科等における学習上の必要性や学習内容と関連付けながら計画的かつ無理なく確実に実施されるものであること」という位置付けになっています。

つまり、従来の教科の中で、プログラミング的な論理的思考力や問題解決能力を育む学びが求められているわけです。

これ、とても捉えにくく実現しづらいようでいて、逆に考えれば自由度が高く豊かな発想で面白い授業に結びつけることができる可能性も感じています。

■授業モデルの見える本が登場!


そんな中、プログラミングで学ぶ新しい授業のモデルが示された本『小学校の「プログラミング授業」実況中継 2020年から必修のプログラミング教育はこうなる』(技術評論社)が登場しました。


この本は、BSフジで今年1月に放映された『beプログラミング2 ~2020年大予測! 小学校の授業はこうなる!?~』という番組をもとに作られ、小学生を対象に各教科ごとに実験的に行われた授業の内容を実況中継するという形を取っています。

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読み書きできる前からプログラミングが学べる英国発の木製知育玩具『キュベット』

文字の読み書きができる前の子どもが、手を使った遊びを通じてプログラミングを知るきっかけにつながる、英国発の知育玩具『キュベット(Cubetto)』の発売が開始された。


キュベットは、愛らしい木製のロボットをはじめ、プログラミング用の木製ボード、カラフルなプログラミング用ブロック、ワールドマップ、日本語のストーリーブックがセットになっている。コンピュータ画面を使うことなく、コーディングの基礎(=目的達成のために問題を読み解き、物事を順序立てて論理的に考える力)を身につけていくことができる。
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習い事を選択する動機について「本人の希望」よりも「将来の為」が上回る

e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する、イー・ラーニング研究所は、20~50代の子どもを持つ親、男女計486人に「子どもの習い事・必要なスキルに関するアンケート」を実施した。


486人のうち85%が「子どもに習い事をさせている(させていた)」と回答し、とくに「スポーツ系」(219人≒45%)、「学習塾」(201人≒41%)、「音楽系」(172人≒35%)の順で人気が高く(複数回答)、英会話スクール、習字、そろばん教室がこれに続いた。

一方で、させたい(させたかった)習い事は(複数回答)、「英会話スクール」(192人≒39%)が第1位、そして「プログラミング教室」(109人≒22%)、「そろばん教室」(103人≒21%)と続いた。

とくに「プログラミング教室」については、習い事にさせている(させていた)のはわずか3人でしかなかったが、させたい(させたかった)習い事としてのニーズは高く、今後さらに需要が出ると考えられそうだ。

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【書評】『ルビィのぼうけん』 ――「プログラミング思考」に真正面から取り組んだ意欲的な絵本

子ども向けプログラミングが注目され、「習い事」としてのスクールもこの1年で目立って増えてきました。2016年4月19日には、文部科学省が小学校でのプログラミング教育必修化を検討するとの発表があり、2020年度からの実施を目指して動き始めています。

さて、とはいえ、プログラミング教育っていったい何をやったらいいのでしょうか。

パソコン上でやるScratchなどの子ども向けプログラミングツールでどんどんプログラムを組んだり、組んだプログラムでロボットを動かしてみることなどをやる教室は増えてきています。

そんな実技と作業の積み重ねに飛び込む前に、「プログラミングならではの“ものの考え方”」を、もっと何か他の方法で体感できないものでしょうか? うんと自然な入門になりそうです。

とはいえ、肝心の「プログラミング的な思考」がどんなものなのか、プログラマーの頭の中がどうなっているか、なんて、ちっともピンとこないものです。

■プログラムコードの出てこないプログラミングの絵本


この「プログラマー的思考法」に真正面から取り組んだ、なんと「絵本」が出版されました。

LL
『ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング』
(リンダ・リウカス著・鳥井雪訳/翔泳社)


これは、コードもパソコンもロボットもいっさい出てこないプログラミングの「絵本」です。「プログラマー的思考法」の基本に注目して、それがどんなものなのかを自然と感じ身につけられるように設計されています。

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子ども向けのプログラミング言語って?

先日NHKの朝のニュースで、小学生に人気の新たな習い事として「プログラミング教室」が取り上げられ、夢中で取り組む子どもたちの様子が紹介されました。小学生向け夏休みイベントのチラシ類を見ていても、「プログラミング体験」系がずいぶん目立つようになってきた実感があります。

でも、そもそも「子どもがプログラミング」って一体何をやるのでしょうか。実際には、本気度の高い高学年向けの教室「以外」では、普通に開発に使われているプログラミング言語のいずれかを初歩から学んでいる、というわけでは「ありません」。

■「プログラミング思考」に触れる


低学年もターゲットにしたプログラミング体験教室のようなものでは、MITメディアラボが開発したので有名な「Scratch(スクラッチ)」、そのスクラッチを参考にして日本の文部科学省が作った「プログラミン」などを利用しているところが多く見られます。

Scratch(スクラッチ)
プログラミン

スクラッチは、子ども向けを意識して作られたプログラミング言語ですが、パソコンに向かってキーボードで文字列をカタカタとタイプするようなことはしません。

たくさんの「命令のブロック」が用意されていて、そこから好きなものを選んでブロック同士を連結させ、指示を作っていきます。命令ブロックの内容は「10歩動かす」のように通常の言葉で表現されていて日本語化もされています。

画面上に配置した絵を、シンプルな命令の組み合わせで動かすだけでなく、「◯◯したら△△する」という条件をはさんだり、繰り返しパターンを作ったり、発展させてゲームなどを作ることもできます。

▼スクラッチの操作画面


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