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保育

大切なのは、目の前のものを見て自分で考えること。『いい親よりも大切なこと』著者にきいた、育児のポイント

書籍『いい親よりも大切なこと』(新潮社)の著者である、小竹めぐみさんと小笠原舞さんは、保育士の資格を持つ起業家だ。今回おふたりに、この本の使い方や今の育児環境について思うことを語っていただいた。

【記事前編】
書籍『いい親よりも大切なこと』著者にきく、今の母親や子どもを取り巻く息苦しさとは?


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書籍『いい親よりも大切なこと』著者にきく、今の母親や子どもを取り巻く息苦しさとは?

「子どものためにやってあげたいことがたくさんあるのに、なかなかできない」「ちゃんとしつけができているのか不安」「いつも笑顔でいたいのに、ついイライラしてしまう」……。

頑張り屋の親ほど育児で追い詰められている。そんな親たちに対して、肩の力を抜いてみると、子どもといる楽しさが見えてくる!という気持ちから、保育士の資格を持つ起業家2人が一冊の書籍を書き下ろし、話題となっている。それが、『いい親よりも大切なこと』(新潮社)だ。


今回、この書籍の著者である、小竹めぐみさんと小笠原舞さんにインタビューする機会をいただいた。おふたりは、こどもみらい探求社という会社を立ち上げ、メインのコラボ事業・人材育成事業の他に、自主事業として、おやこ保育園・ほうかご保育園の運営を行っている。

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成人してから20年の働く女が「凄母」をトレースしてみた結果

働いている母親(ワーキングマザー)のことを略して「ワーママ」と呼ぶのがいつの間にか定着したようである。その中でもバリバリに仕事をこなす人のことは「凄母(すごはは)」と呼ばれたりする。

雑誌やネット記事でしばしばお見かけする「凄母」。

「凄母ばっかり取り上げられても参考にならない」
「普通のWMで成功している事例が見たい」

スーパー・ワーキングマザーが誌面に登場するたびにネットはやや荒れる。

それは、自分と比べるからだろうか?
手を伸ばしても背伸びしても手が届かないキラキラばっかり見せられて、自分がひどくみじめな気分になるからだろうか。


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子連れ出勤している人の給与から、子どものお世話時間を引く意味

私は都内の会社に、3歳の娘と一緒に、いわゆる「子連れ出勤」をしている。

これは私がフルタイムでの復職を希望し、認可、認証、認可外(高額すぎ)の保育園を諦めて半年ほど経ったころだっただろうか。友人の紹介で子連れ出勤を受け入れる奇特な会社と出会ったことに始まる。


子連れ出勤は娘が1歳7ヵ月頃から始まり、すでに1年半が経とうとしている。
当初はどこまで続けられるのか手探りで、乳幼児から幼児へと変化するこの時期に子連れ出勤を続けてこられたのは、ひとえに会社で働くスタッフさんたちの協力と理解があったからにほかならない。

勤務が半年を過ぎた頃から、個人ブロクで子連れ出勤のようすや悩み、良いところなどを書き残してきた。ブログを始めた理由はいくつかあるが、娘が大きくなった時に、どれだけたくさんの大人たちに大切にされて過ごしていたのか、いつか知ってほしいと思っているからでもある。

さて、そんな私のブログが一度、バズったことがある。
それは2015年7月25日の「子連れ出勤している人の時給を下げましょう、というお話」という投稿だ。
http://www.kozre.com/entry/2015/07/25/114036

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「誰かに頼む」という選択肢 ――脱・母子間のワンパターン

最近の子どもを意識した病院では、待合コーナーでDVDを流していることが多い。ディズニー系の映画が小さな音でBGMのようにして流れているパターン。これ、助かるといえば助かるのだけれど、困ることがひとつある。診察が終わっても、子どもがなかなか帰ろうとしないのである。「もっと見る!」と動かない。

■手に負えない時、諦めて、どうしたか?


診察が終わった人がくつろいで見る場所じゃないし、長い待ち時間と短い診察が終わってようやく帰れるっていうのに、もう、私の優しさもそれほど多くは残っていない。子どもの側も、楽しいことをした後じゃないから機嫌が悪い。

最初は穏やかにアプローチしても、最後には引きずるように外に連れ出す事態になることもある。

先日も、診察が終わってまた画面の前に座り込んでしまい、なんだかこれは嫌なパターン、帰らなさそうだなぁ。数回声をかけて、その日の苦戦が予測された。先に続くやり取りを想像して、最後に怒る自分の姿まで見えて、気が重くなる。

そして、もう、諦めたのである。
「自分で」説得することを。


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2010年出生児は2001年出生児に比べて早寝早起き傾向、母親の有職割合増と関連か

厚生労働省は、平成22年出生児(2010年生)「21世紀出生児縦断調査」の第3回の結果を発表した。同調査は同じ集団を対象に毎年実施しており、生活実態や経年変化の状況を継続的に観察するため、平成13年出生児(2001年生)との比較を行いながら、少子化対策などの施策における基礎資料を得ることを目的としているもの。有効回答数は32,380人。

調査結果によると、母親の有職の割合は46.5%と約半数にせまり、平成13年出生児での調査の35.0%に比べ、11.5ポイント上昇していた。あわせて母親が有職の場合、ふだんの保育者(複数回答)について、「保育所・託児所の保育士」と回答した割合が65.7%から77.8%と12.1ポイント高くなっていた一方、「父」と回答した割合も8.9ポイント上昇(44.4%→53.3%)していることが明らかになった。


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「子育て分野で働きたい」意向をもつ専業主婦は約3割

第一生命経済研究所では、子どもがいる専業主婦の子育て分野で働く意識についてアンケート調査を実施、その結果を発表した。調査対象は首都圏・近畿圏在住で子どものいる30代~60代までの専業主婦1,000名。

まず「子育て分野で働きたいか」という質問には、「この分野で働きたい」と回答したのは全体の12.3%、「現在はできないが、将来的にこの分野で働きたい」は22.2%で、合わせて3割を超える人が前向きな回答をした。とくに30代では、「この分野で働きたい」(16.0%)、「現在はできないが、将来的にこの分野で働きたい」(31.6%)という意向を持つ人が約半数(47.6%)にせまることがわかった。


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「女性力の高そうな国」日本は3位に自己評価も、理想と現実にはギャップ

英会話のGabaでは、日本の女性ビジネスパーソンの意識や実態を探る「女性力に関する調査」を実施、その結果を発表した。調査対象は、20~59歳の女性ビジネスパーソン1,000名。

まず、「“女性力のある女性”とはどのような人か」という質問については、「気配りできる女性」が68.3%で最多となり、以下、「志の高い女性」(53.4%)、「常識のある女性」(52.6%)、「行動力のある女性」(51.7%)、「聞き上手な女性」(49.7%)が続いた。

一方で、「女性力が高そうな国」のイメージについては、1位にアメリカ(58.1%)があげられ、以下、フランス(34.7%)、日本(29.4%)、イギリス(28.7%)、スウェーデン(24.4%)という順であった。

日本の女性の社会進出は世界に比べて遅れているという意見もあるなか、3位に日本があげられたのは意外な結果といえるが、女性の社会的地位と女性力の高さは別のもの、ということの現れかもしれない。

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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