MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

夫婦関係

周回遅れの並走感 ――夫婦のフェーズのずれを「生活の力」で整理する

「俺を新人アルバイトだと思って教育してよ」と夫に言われてとっても頭にきた!
……乳児&幼児の子育てまっただ中のママから聞いた話だ。

パパがそう言ってしまった事情も、ママがひどく頭にきた理由も、なんだかとってもよくわかる気がする。

■「夫を教育」ってそもそも変


私は好きでは無いけれど、「夫を教育する」という語り口は、ひとつのスタンダードとしてたしかにあった。冒頭のパパは、きっと同僚か先輩からそんな話を聞かされたか、どこかでそんな文章を読んだのだろう。ママのフラストレーションを解消したいと思ったが故、パパはそんな「コツ」や「手法」を試してみよう……と、思い切って明るく口に出してみただけなのかもしれない。

でも、この「夫を教育する」的アプローチの一番の問題は、「女性が家事育児において優れていて、気づかない夫には手取り足取り指導するしかない」という、完全な上下関係の元に成立するということ。

この手法でしか夫を動かしようがなく、こうしてでも動いてくれるだけまし、という世代も確かにあったはずだ。そして、今のママパパ世代でも、年齢が上がるほどこっち寄りの人はまだ多い。これでうまくまわっている夫婦だってもちろん多いだろう。


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「愛妻の日」調査、“愛妻家レベル”が高いのは感謝や愛情を言葉で示すこと

明日1月31日は、「1」をアルファベットの「I」に見立てた語呂合わせで“愛妻の日”(=1[アイ] 31[サイ])の日として知られている。

フラワービジネスを展開する日比谷花壇では、この日にちなみ、言葉に出して言えない愛と感謝の気持ちを花とともに伝える、「愛妻の日 男の帰宅花作戦」の取り組みを始めて10年目を迎えるという。これを機会に同社では「夫の行動と、夫から妻への花のプレゼントに関するアンケート」を実施し、その結果を発表した。調査対象は20代から50代までの既婚男女計1205人。


調査ではまず、「愛妻家だと思う夫の行動はどんな行動だと思いますか」として、愛妻家レベルが高いと思うものを5、低いと思うものを1として、夫の行動に対する妻の5段階評価を集計、その平均値を出した。

その結果、最も高かったのは「妻の誕生日や結婚記念日などの記念日を忘れない」(3.83)で、以下「『ありがとう』と素直に伝える」(3.78)、「愛情を言葉で示す」(3.70)、「二人でデートする」(3.63)、「ご飯を作る」(3.52)と続き、感謝や愛情を言葉で示す直接的なコミュニケーションに関わる項目の評価が高い傾向であった。

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成人してから20年の働く女が「凄母」をトレースしてみた結果

働いている母親(ワーキングマザー)のことを略して「ワーママ」と呼ぶのがいつの間にか定着したようである。その中でもバリバリに仕事をこなす人のことは「凄母(すごはは)」と呼ばれたりする。

雑誌やネット記事でしばしばお見かけする「凄母」。

「凄母ばっかり取り上げられても参考にならない」
「普通のWMで成功している事例が見たい」

スーパー・ワーキングマザーが誌面に登場するたびにネットはやや荒れる。

それは、自分と比べるからだろうか?
手を伸ばしても背伸びしても手が届かないキラキラばっかり見せられて、自分がひどくみじめな気分になるからだろうか。


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ドラマ「逃げ恥」最終回に思う。今どき家事分担夫婦は『夫婦を超えてゆけ』!

話題になってからずいぶん遅れて最後の数回だけ、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』を見た。最終回も見逃し配信でようやく見た。今どきの家事分担夫婦がぶつかる壁をきれいに見せてくれた最終回、放送後の友人からの熱いメッセージや、SNSで見かけた声の理由はこれだったのか、と後付けで、納得した。

ドラマは、ひとり暮らしの男性・津崎平匡(つざき ひらまさ)[演・星野源]と、そこに家事代行で雇われた女性・森山みくり[演・新垣結衣]の関係が、「契約結婚」という形を取りながら淡々としたトーンで描かれるコメディ。家事に仕事としての対価が支払われる雇用関係から恋愛らしきものに変化し、雇用関係の解消とリアルな結婚という新たな関係が検討課題になったあたりでの、最終回だった。
<※筋に触れるので、これから観る方は視聴後に読んでください。>


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ふたりで育児のスタートは危機感の共有から ~産後って何がそんなに大変なの?と思うすべての人へ

さて問題、これは何の表でしょうか?


答えは、1日の授乳回数。知人から協力を得て、10人分の第一子生後3ヵ月頃の授乳記録を表にしてみた。ある1日の授乳のスタート時刻を1時間区切りでマークしてある。

■1日中エンドレス!


どうみても、授乳の丸印で埋まりすぎじゃないだろうか。

たまたま集まった10人分の記録でしかないけれど、1日に7~9回の人が多い。1日8回なら3時間ごと、9、10回なら2時間半前後ごとだ。

生後1~2ヵ月の頃はもっと回数が多い場合が多いから、少なくとも出産後3ヵ月、これ以上のペースも含む授乳生活を、1日の休みもなく繰り返してきたわけだ。そして、その先もいつ終わるかわからない。

この丸の連なりの向こうに、新米ママたちの過酷な現実がある。

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朝ドラ『べっぴんさん』レビュー ――女性たちの自立を支える男性たちの変容の描き方に期待

NHK、朝の連続テレビ小説『べっぴんさん』を毎日見ている。
もともと朝ドラを見る習慣があまりなく、朝8時は娘がすでにEテレを見ている時間&私も家事をしたりでテレビを見る余裕がないのだが、今回ばかりは見逃せないぞと意気込んでいた。

なんてったって、ヒロインのモデルは「ファミリア」創業者の坂野惇子(ばんの あつこ)さん。「ファミリア」といえば神戸を代表する子供服メーカーであり、神戸出身の筆者としては並々ならぬ思い入れがある。


第1回の冒頭、主人公・坂東すみれが母・はなに刺繍教えてもらうシーンで、「わあ、ファミリアっぽい!」と気分が盛り上がった。

少女時代のすみれと姉・ゆりが着ている洋服も、いかにもファミリアの洋服の原点という感じで、自分の幼少期を思い出した。そう、私もあんな感じの洋服をハレの日には着ていたのである。……といってもファミリアの商品ではなく、「ファミリア風」なのだが。

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「いい夫婦の日」調査、約8割が夫婦円満も約3割に離婚危機の経験、夫婦円満のための心がけは年代別で傾向が分かれる

マーケティングリサーチ企業のクロス・マーケティングでは、11月22日の「いい夫婦の日」にあたって、一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に在住する20歳~69歳の男女を対象に「いい夫婦に関するアンケート」を実施、その結果を発表した。有効回答数は既婚者1000サンプル。

まず、≪今のパートナー(結婚相手)との結婚生活は円満だと思いますか≫という質問には、「とても円満だと思う」(32.8%)、「まあまあ円満だと思う」(52.3%)を合わせて、全体の85.1%が「円満である」と回答した。結婚期間別に見ると、「1年以上5年未満」で90.8%、「5年以上10年未満」で84.4%、「10年以上20年未満」で80.8%とやや減少傾向だが、「20年以上」では84.6%が円満と回答し、おおむね8割以上が円満であると自認していることがわかった。


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家事シェアに大切なのは納得感の持てるコミュニケーション 〜男女共同参画局発のワークショップ~

10月23日の日曜日、内閣府男女共同参画局が夫婦の家事シェアをテーマにした「夫婦が本音で話せる魔法のシート ○○家作戦会議」ワークショップを開催した。夫婦の役割シェアのコミュニケーションツールとして開発したというこのシートを活用し、生活経済ジャーナリスト・キャリアコンサルタントの和泉昭子氏と、家事シェアの活動をするNPO法人 tadaima! 代表の三木智有氏が講師を務めた。

■「夫婦が本音で話せる魔法のシート」ってどんなもの?


シートはカジュアルなデザインで気軽に記入でき、<Part1:素直な気持ちを伝えてみよう><Part2:2人の今を再確認!><Part3:「家のこと」のシェアの仕方を考えよう><Part4:3年後の自分たちを想像してみよう>という構成で、A3二つ折り表裏で完結する。

内閣府男女共同参画局のサイトからPDFでダウンロードできるので、すぐにでも利用できる。
http://www.gender.go.jp/public/sakusenkaigi/index.html


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夫婦で子どもと離れて見えたこと ――親子も夫婦も、関係は変化し続ける

子育てをスタートして10年目、初めて長い時間息子と離れる経験をした。キャンプで二晩まるごと。今まで実家に子どもだけ長期間預けるとか、夫に託して数日自分が家を空けるとか、そういうチャンスすらなかった。

■子どもがいない時間、違和感ありすぎ!


「子どもがいなくて楽だ!助かる~」と思うかというと、なんだか落ち着かない。夫が息子を連れて日中遊びに出る日に感じるストレートな解放感とはどうも違う。普段学校に行っている間の仕事時間とも違う。

どうせ仕事があったから、夫婦ともにただパソコンに向かっているだけなのだけれど、なんだか、そわそわする。家の中の風景が違う。だって、夜も朝もいないのだ。しかも2回続けて。

乳幼児育児期に、たまにひとりで外出することがあると、「子連れでないこと」にものすごく違和感があった。子どもと一緒にいる感覚で体が動きそうになる。あれと似ているようでまたちょっと違う。いつもの部屋がなんとなくよそゆきっぽい空気になる。


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映画『永い言い訳』レビュー ――今ある幸せを受け入れよう

芸術の秋。時間を見つけては映画館に通う日々なのだが、今年はとくに邦画の良作が豊富で、その中でも、先週10月14日(金)から封切りになったところの『永い言い訳』が素晴らしく、今も余韻に浸っている。
http://nagai-iiwake.com/

book

前作『夢売るふたり』から4年ぶりに西川美和監督がメガホンを撮ったのは、第153回直木三十五賞候補にもなった自著を原作とした作品だ。西川監督の作品はかなり初期からのファンなので、公開記念舞台挨拶つきの上映を鑑賞してきた。

本作は、不慮の事故で妻を亡くした小説家の夫が、同じく事故の犠牲となった妻の親友の
家族と出会い、交流を深めていく中で、いかに再生していくか、というストーリー。
……と言ってしまうと何だかとっても「イイ話」のようだが、かなり辛辣で、心の深いところまでえぐられてしまった。

『そして父になる』『海街diary』などを手がけた是枝裕和監督に師事していたことでも知られている西川監督は日常的な会話や情景描写に定評があるが、今回も人間の醜さ、浅ましさ、愚かさなどをこれでもかというくらい見せつけてきて、鑑賞後は「もう立てない……」とまさにパンチドランカー状態になった筆者である。

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編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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新聞記者、アメリカ留学を経て、2010年第一子出産。育児、教育分野の取材を続ける。南アフリカで4年間の駐在を経て現在米国在住。

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フリーライター。二児(男児)の母だが、実家が近いのをいいことに母親仕事は手抜き気味。「サイゾーウーマン」等でも執筆。

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斎藤貴美子

コピーライター。得意分野は美容。最近日本酒にハマり、主に飲んで勉強中。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。
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