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女性活躍

マミートラックにハマりたい!? ちょうどいい働き方はどのへんだ


「マミートラック」とは、キャリアを積んで第一線でバリッと働いていた女性が、育休明けに復帰すると、後方支援や雑務に回され「がんばっても出世できない」状態に陥ることだ。それが同じ場所をぐるぐる走る陸上競技のトラックに似ていることから、この名がついている。

これは女性のキャリア形成にとって問題といわれ、生涯年収が減ったり自己実現が難しくなったりと、デキる女性ほど深刻になるもよう。

一方で、育児しながら働くのだから、そこそこの難しさでそこそこの仕事量をこなし、それに見合ったお給料をもらえれば満足、というマミートラック容認派も存在している。

マミートラック問題の一般的な結論は、「自分の好みの働き方を選べるのがよく、それが働き方改革であり多様性を生かすことだよね」となっていて、私もそう思う。欲を言えばマミートラックにはまりたくない。でも、この塩梅がなかなか難しいのだった。

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「マフィス横濱元町」オープニングレポート ――子育て中のママの働き方をサポートするシェアオフィス

女性の活躍促進が叫ばれて早や数年、子育て中の女性の就業意欲は高まっている一方、依然として保育園の不足や待機児童の問題は解消されておらず、大きな課題となっている。

また、パートタイム、フリーランス、起業など、働き方の選択肢が増えるに伴い、保育の多様性も求められている今、注目を集めているのが子連れOKのシェアオフィスやコワーキングオフィスだ。

十分な産休・育休が取得できないために、早々に仕事を再開する必要があるフリーランスワーカーや、育休中に資格取得に向けた勉強をしたり、職場復帰後も週に何度かはリモートワークで勤務、という会社員など、ニーズに応じた利用が可能な施設は、これからより一層需要が高まるだろう。


「ママをたすけるシェアオフィス Maffice(マフィス)」は、シェアオフィスで仕事をしながら同じ施設内の別室にて、子どもを託児をお願いできる施設。2014年にオープンした馬事公苑オフィスに続いて、今年の5月1日、2つ目の施設となる「マフィス横濱元町」をオープンした。

本施設は待機児童問題の解消と、仕事と子育て両立支援を目的に、2016年度より内閣府が進めている「企業主導型保育事業」として認められた施設でもあり、柔軟な働き方を後押ししてくれる存在として大きく期待されている。


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女のハンデを納得するためにこそ「産みたい」気持ち

わたしが「子どもを産みたい」と思った理由のひとつは、「身体に出産機能がついているから、試してみたい」というものでした。以前もちょっと書きましたが、最新機能搭載の電化製品を買ったら、その機能を一度は使ってみたくなりますよね? それと同じような気持ちです。
【関連アーカイブ】「親のエゴ」でなく生まれる子はいない?
http://mamapicks.jp/archives/52172816.html


これにちょっと補足したいのですが、ただ「機能があるから使いたい」のでなく、そう思わざるを得ない、ちょっとせつない理由もあると思うのです。

というのは、この機能がついているために、女性はこれだけ社会でハンデをつけられてきたわけです。「女は子どもを産んだら、どうせ会社を辞めるから」という理由で、昇進に差を付けられ、職種に差をつけられ、採用に差をつけられてきました。


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