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妊娠

妊娠初期の急激な運動量増大は腰痛の悪化を引きおこすことが明らかに

愛知県を中心に産婦人科や不妊治療施設を運営する、医療法人葵鐘会(きしょうかい)は、京都大学の研究チームとともに、妊娠女性の腰痛と運動の関連について調査を実施。その結果、妊娠初期の急激な運動量増大は腰痛の悪化を引きおこすことを明らかにした。

妊娠中の運動は、妊娠性糖尿病などの病気の予防につながることから注目されているが、今回の調査においては妊婦の日常の歩行量と腰痛の関連性を調査した。


検証によると、≪腰痛を生じた妊婦≫は、妊娠初期に歩行量を平均3,600歩から4,800歩へと大きく増加させ、妊娠後期に近づくと逆に平均3,300歩まで減少した。
(※1,000歩は約10分間の歩行に相当)

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国内の年間出生数100万人割れは目前、一方で“少子化対策”が実現すれば「3人以上欲しい」が6割

厚生労働省は、元日恒例の人口動態統計の年間推計を発表した。その結果によると、昨年2014年の出生数の推計は100万1000人であり、2013年確定数の102万9816人から減少し、100万人割れが目前になった。

当サイトでは2013年1月の記事において「2015年前後には年間100万人割れ?」と報じた。
2010年代に入ってからは、2010年→2011年にかけて約2万人減、2011年→2012年にかけて約1.3万人減、2012年→2013年にかけて約0.7万人減と、減少傾向がゆるやかになっていたが、今年は2.9万人前後の大幅減少となり、来年には出生数100万人割れがいよいよ現実となりそうだ。


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出産&育児の常識が変わった? ――知識のアップデートと情報取得の複線化

「もち米や生クリームは母乳に影響しない」。
これは先日知って大変驚いた話である。

ツイッターでは複数の産婦人科医がその日、同様のツイートをしていたので、医療関係者にとっては「何をいまさら」という話であることは、ちょっとだけ横に置いといていただきたい。



さて、筆者が初めての出産をしたのは約4年前のこと。
帝王切開だったので、2日ほどは新生児室に移動するのもなかなか厳しく、母乳の出もさほどよくなかったのだが、3日めあたりからちょっと仮眠をとろうものなら胸が痛くて目がさめるほどになり、定期的に助産師に来てもらってはマッサージをお願いしていた。

助産師からは、「もち米や洋菓子系は乳腺炎になりやすくなるから気をつけてくださいね」といわれ、病院のお祝い膳に入っていたお赤飯に、同室の女性と二人困惑しながら、おそるおそる食べたものだった。

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妊活状況調査、「不妊治療を受けた」は30代後半以降の1割超

リクルートライフスタイルの調査・研究機関「赤すぐ総研」では、0~2歳の子どもがいる既婚女性を対象に、出産実態に関する調査を実施、その結果を発表した。


調査では妊活状況についても調べており、「妊娠・出産できるか医療機関で検査を受けた」と回答した人は全体の12.7%であり、年代別には30代後半が15.2%、40代で16.5%であった。

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「現在子ども1人」のうち6割超が「2人以上」を理想とするも、「2人目の壁」が存在

住宅メーカーのタマホームでは、「もうひとり、こどもが欲しい」という家族の想いを応援する機運を、社会全体に広げていくことを目指して、「1 more Baby応援団」という社会貢献活動に取り組んでいるが、このほど同団体では「夫婦の出産意識調査2014」を実施、その結果を発表した。調査対象は全国の結婚14年以下の既婚者(女性20-39歳、男性20-49歳)で、回答総数は2961名。


まず、「あなたは何人の子どもを持ちたいと考えていますか?(実際の予定ではなく、理想)」という質問には、「2人」と回答した人が47.0%で最も多く、続いて「3人」が26.8%となり、それ以上も含め、「2人以上」と回答した人は全体の76.7%にのぼった。

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第1子出生時の母の平均年齢は30.4歳、30代前半の割合は一世代で10ポイント近く上昇

厚生労働省は4日、平成25年の人口動態統計を発表した。合計特殊出生率は対前年比0.02ポイント上昇して1.43と、2年連続で上昇となったものの、出生数は102万9800人と、前年比で7431人の減少であった。

また、第1子出生時の母の平均年齢は、平成23年に初めて30歳を超えて(30.1歳)以降、平成24年は30.3歳、平成25年は30.4歳と、引き続き上昇傾向にある。ちなみに約30年前にあたる昭和60年(1985年)当時は26.7歳であった。

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【書評】『ママだって、人間』妊娠・出産・育児の「おかしい常識」に真っ向から向き合う一冊


毒母ブームの火付け役の一角、田房永子さんの近著『ママだって、人間』(河出書房新社)。著者自身をモデルにした主人公「エイコ(32歳)」の、妊娠中から出産後の生活を描いた漫画だ。

妊娠2ヵ月のエイコがつわりで憔悴しきり体を震わせているところから物語は始まる。かつて高校の女性教師が言っていた「赤ちゃんに会えると思うとつわりは乗り越えられる! それが母性!」という言葉を思い出すエイコ。「自分の赤ちゃん」というものがピンとこないエイコは、週刊誌的な情報を心の支えにしてつわりを乗り切る。エイコにとっては「母性」よりもよっぽど役に立ったのだった ――

Kawade Web Magazine|ママだって、人間 | 田房永子
http://mag.kawade.co.jp/mama/
※第1話のみ、試し読み公開中

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立ち会い出産が基本のアメリカ、意識はつねに「パートナーとともに」

出産予定日の数ヵ月前、かかりつけの産科のある病院で開催された出産準備教室に、夫とふたりで参加した。

その教室ではカップル約10組とともに、出産のビデオを見たり、呼吸法を練習したり(妊婦だけでなくパートナーも)、女性の陣痛を和らげるマッサージの方法をパートナーが習ったり、片手に氷のかけらをギュッと握って痛みに意識を集中させない練習(="Ice Cube Exercise")をカップルでやったりと、チームワークを前提とした構成になっている。

「立ち会ったのに、まったく使い物にならなかったパートナーの場合」など、笑えるエピソードやジョークを取り入れてはいるが、「本当に何が起こるかわからないからこそ準備は大切。母子の安全が最優先」と、繰り返しアドバイスを受けた。

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妊娠を意識し始めた時期は「20代」が約半数、「30代以降」も14%を超える

女性の健康情報サイト『ルナルナ』では、「妊娠前の意識について」の調査を実施し、妊娠経験の有無を問わず、20~40歳代の会員1,475名から回答を得た。なお実際に回答者のうち、子どもありと回答したのは25.6%であった。

まず、「妊娠を考え始めたのはいつごろですか?」という質問には、「25~29歳のとき」がもっとも多く25.1%、続いて「20~24歳」が24.5%で、20歳代が回答の約半数を占めた。一方で、「避妊希望/どちらでもない」が21.9%、「10代から考えていた」が14.4%、さらに、30歳以降も合計で14.0%にのぼった。

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少子化対策に声を上げる「子ども,結婚,妊娠・出産に関するアンケート」実施中

助産師のための月刊誌『助産雑誌』では、現在「子ども,結婚,妊娠・出産に関するアンケート」を9月末まで実施している。少子化対策や、子どもをもつこと、結婚のこと、妊娠・出産のことについて、男女・年齢を問わず広く意見を集めている。

なお本アンケートには、近著『卵子老化の真実』が話題で、テレビ・新聞・女性誌にもたびたび登場されている、出産ジャーナリストの河合蘭氏もアンケート設計に関わっている。



アンケート結果はウェブで広く公開するとともに、関連領域の研究者やジャーナリスト、さらには政治家などに参考資料として提示する予定であるという。当サイトでも紹介させていただく予定だ。

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