MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

妊婦

【コラム】先輩ママになるということ

先日、同い年の旧友が第一子を出産した。

長いこと望んで望んで、そしてやってきてくれた子である。その道のりを知っているから、夫婦はもちろんのこと、友人であるこちらの喜びもひとしおだ。

家も近くなので、里帰りから戻ったら早速会いに行こうと、プレゼントを物色していた。

おもちゃ屋、アカチャンホンポ、子供服売り場。
うちにもちびっ子がいるので、普段からよく接している。
しかし、これまでにも4組ほど出産祝いを出しているが、今までとは違う雰囲気を感じた。

「あれ、ラインナップが、私の知らないものだらけだ……」



そういえば、最近マクラーレンのベビーカーを街で見かけなくなった気がする。
エアバギーも若干小型化したような……。
エルゴも黒地に星柄のが出ているし(筆者の時代はグレー地に星柄のが流行った年だった)、ベビービョルンの抱っこ紐に腰で支えるのが出てる。

哺乳瓶もすっかり「母乳実感」が主流になってるし、妊産婦向けのノンカフェインドリンクもすごい種類が増えている……。

マタニティの服も、かわいいの増えたな……。

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【検証】どうしてイケメンは妊婦に席を譲ってくれるのか

先日、某大型掲示板にこんなスレが立てられているのを見つけました。


「山手線で痴漢の冤罪で俺を助けてくれたイケメンさんへ」。

夕方の山手線で突然、「あなた私のお尻触ったでしょ! つぎの駅で降りな!」と怒鳴られたこのスレ主男性。パニックに陥っていたその時、男性の前に座っていたイケメンが、「この人はずっと両手でつり革を掴まってたし、怪しい動きもしてませんよ」と助け舟を出してくれたというのです。

しかも途中下車をしてまで駅員及び警察に事情を説明してくれたとのこと。冤罪を免れた男性は「釣り(※フィクション)だと思われてもいい! とにかくお礼がしたい」と綴り、閲覧者たちも正義のイケメンに惜しみない喝采を送っておりました。


……さて、これがでっけえ釣り針かどうかはさておきまして、筆者にはこのスレ主さんの気持ちがよく分かります。不肖・現在妊婦の筆者も、電車で同じような経験をいたしました。もちろん、ほんの出来心で触ったり、などではありません。デカ腹を抱えた妊婦が電車に乗った時、席を譲ってくれるのは、百発百中の確率で、イケメン。

ツラよしセンスよし気前よし……石立鉄男なら、「お前はどこのワカメじゃ?」と問いかけるに違いないだろうイケメン君こそ、妊婦の救世主だったのです。


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家事代行のダスキンメリーメイド「産前産後応援プラン」を開始

ダスキンの家事代行サービスであるメリーメイド事業では、産前産後の家事や掃除をサポートする新プラン「産前産後応援プラン」を全国で導入開始した。


同プランは、妊娠中で家事が思うようにできない方向けの「マタニティママ応援プラン」、出産後に衛生的な自宅で赤ちゃんとの生活をスタートさせたい方向けの「ウエルカムベイビー応援プラン」、出産後の赤ちゃんのお世話で家事の時間がとれない方向けの「ビギナーママ応援プラン」の3種から選べる。

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妊娠を意識し始めた時期は「20代」が約半数、「30代以降」も14%を超える

女性の健康情報サイト『ルナルナ』では、「妊娠前の意識について」の調査を実施し、妊娠経験の有無を問わず、20~40歳代の会員1,475名から回答を得た。なお実際に回答者のうち、子どもありと回答したのは25.6%であった。

まず、「妊娠を考え始めたのはいつごろですか?」という質問には、「25~29歳のとき」がもっとも多く25.1%、続いて「20~24歳」が24.5%で、20歳代が回答の約半数を占めた。一方で、「避妊希望/どちらでもない」が21.9%、「10代から考えていた」が14.4%、さらに、30歳以降も合計で14.0%にのぼった。

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【コラム】<子供より親が大事、と思いたい>は道理か?

昨夜は眠れなかった。
家の2歳が39度の熱を出したからだ。

人の子の親になり11年。3人の子の発熱回数を足したらもう何十回目かの経験ではある。
でもやっぱり眠れないし、慣れもしない。
「たかが子どもの熱、余裕しゃくしゃく」なんてことはない。


子どもの具合は急転直下に悪化する。「あれ?」と思った40分後には救急車に同乗していたことだって実際にある。
まさに「一寸先は闇」であり、「危機一髪」。「このタイミング、お母さんお手柄だったね」と言われた時には、安堵と恐怖で膝が笑ったものだ。

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【手記】流産を経験して ――

この春、二人目の妊娠が分かりました。そろそろ第二子を、と思っていた矢先のことだったので、うれしくて、二度目のマタニティライフをうきうきと過ごしていたら、ある時、つわりがぴたりと治まり、微量の出血から稽留流産と診断されました。

手術から数ヵ月が経ち、心身ともにすっかり回復したと思う時もあれば、ふと、「本当だったら今頃妊娠○ヵ月だったのに」と悲しみに暮れる時も。きっとまだ、完全には立ち直れていないのだけど、出血した時から今日に至るまで、身近にいる流産経験者のアドバイスや、ネット上に書かれた体験談に本当に救われたので、今回、思い切って自身の経験を書くことにしました。

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「少子化危機突破タスクフォース」の提言を「ざっくり言うと」

「女性手帳」の件でなにかと話題になった、政府の有識者会議「少子化危機突破タスクフォース」。
メンバーは、先ごろ「待機児童ゼロ宣言」をした横浜市の林文子市長や、女性誌『CREA』前編集長の井上敬子氏のほか、ミスインターナショナル2012の吉松育美氏、タレントの早見優氏、さらに日本マクドナルドCEOの原田泳幸氏や、サッカー解説でもおなじみの日本サッカー協会理事の北澤豪氏など、バラエティあふれる面々で構成された。

くだんの「女性手帳」のすったもんだ報道のせいで、実際、どんなことが話し合われたのかが気になるところであったが、このほど同会議体が作成した、「『少子化危機突破』のための提案」が、5月28日付けで少子化担当大臣に渡されたというので、その内容を「ざっくり」まとめてみた。

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【欧州発】「妊娠とダイエット」 ~幸せの感じ方を考える~

ロンドンのとあるスタジオでの撮影風景。
シャッターの連続音の向こうには、黒のスリムパンツに毛皮のポンチョをはおっただけのスタイル抜群の女性モデル。
一見ごく普通のファッション雑誌の撮影風景だが、ひとつ違うのは、素肌に直接はおったポンチョの下に見える、ぽっこりと前に出たモデルのむきだしのお腹。
このモデル、2ヵ月後に出産を控えた妊婦なのだ。

テレビの情報番組の中で放送された「妊娠とダイエット」というタイトルのルポルタージュの冒頭部分である。

この撮影を行った妊婦服デザイナーのフランス人女性は言う。
「このモデルは妊婦の理想的な体形を持っているわ。前に出たお腹以外に無駄なものが全くない。それでいて妊娠している、つまり完全な自然体なのよ。こんなすばらしいことってないわ。」



現在では妊娠中の体重管理に気をつける、というのは常識であるが、それはあくまで妊婦や胎児の健康のため、あるいはスムーズな出産のため、であって妊婦の美しい体型を保つことが目的ではない。

「妊娠していても、女性らしさ、セクシーさ、体の細さを保たなければならない」

このルポルタージュによると、最近は妊娠中、出産後も美しい体型を保つため、妊娠中からダイエットに励む女性が多い、というのだ。

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「マタハラ」、されました ~リアルな3つのケース~

日本労働組合総連合会(以下、「連合」 http://www.jtuc-rengo.or.jp/ )が掲載した、「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)に関する意識調査」というデータが話題になっている。

ちなみに「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)」とは、
働く女性が妊娠・出産を理由とした解雇・雇止めをされることや、妊娠・出産にあたって職場で受ける精神的・肉体的なハラスメントで、働く女性を悩ませる「セクハラ」「パワハラ」に並ぶ3大ハラスメントの1つです。

と定義されている。

調査結果によると、実際に「マタハラを受けた」と答えたのは25.6%と、4人に1人は何らかの被害に遭っていたことが判明した。参考までに連合が発表した「セクハラ」に関する調査データによれば、「セクハラを受けたことがある」女性は17.0%であり、「セクハラ」以上に「マタハラ」を受ける割合が多かったことになる。

また、「マタハラ」の内容としては、「妊娠中や産休明けなどに、心無い言葉を言われた」「妊娠・出産がきっかけで、解雇や契約打ち切り、自主退職への誘導等をされた」「妊娠中・産休明けなどに、残業や重労働などを強いられた」といった項目が上位にあげられている。

安倍政権の提示した「育休3年」以降、どうも産休育休界隈の話題が賑わっているところにこのニュースである。

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祖父母世代との「育児のズレ」は解消できるのか?

共働き世帯が増え、自分の親や義両親に子どもの面倒を見てもらっているファミリーは少なくない。助かる反面、ときに「母乳が足りていないんじゃない? ミルク飲ませたら?」「抱っこばかりしていたら抱き癖がつく」など、今の育児の常識とは異なるアドバイスをされることも。

実の親なら反論できることもあるが、義両親には、「いや~、そうですかねぇ」と苦笑いをするしかなく、初めは小さかったはずの不満が、いつしか心の澱となっていく……。
その後あるとき(2~3年後くらい)、姑が幼いわが子に無断でチョコレートを与えるのを目撃したりして、「もーっ、やめてください!!」と大きな声を出してしまい、気まず~い空気が流れてしまうのだ。ああ、祖父母世代との「育児のズレ」はなぜ生まれてしまうのだろうか?


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編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
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