日本のドラマ史上、こんなにたくさん本物の新生児を登場させたドラマがあっただろうか。
現在TBSで放送中のドラマ『コウノドリ』である。

筆者が次男を妊娠中に通っていたクリニックに原作漫画が置いてあったこともあり、以前から内容を読んではいたが、テレビドラマに生まれたての赤ちゃんがたくさん出てくるたび、つい、孫を見る気分でニヤニヤが止まらなくなる。



……そして、バウンサーに座る9ヵ月のわが次男をちらりと見ながら、「お前もう、赤ちゃんじゃなくて、人だな」と思うのだ。

そんな『コウノドリ』、先日放映された第7話では、助産院での“自然なお産”をストイックに目指す妊婦が、最終的に医療介入での出産となり、葛藤する話が出てきた。

筆者はふと、5年前の自分を思い出すのだった。

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