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小学生

小2息子、学校マシになってきたってさ ――学校に行きたくなかった息子のその後

コラム「小1息子、学校行きたくないってよ」を書いてから早一年。

これが掲載されたあと、意外なことにたくさんの方から、「じつはウチもそう」「分かる!」「寄り添い向き合うコツをやってみる」という感想をいただきました。いわゆる「行き渋り」の子はけっこういて、おもにに母親たちが思い悩んでいることを知ったのだ。

そこで今回は、小2となった息子に起こったこの1年のことをさらすので、何かの参考になれば幸いです。願わくば、お母さんたちの心の負担が少しでも軽くなりますように……。


さて。
集団登校の子どもたちが出発した後、息子と娘と私は今日も、手をつないで通学路を小学校へと向かう。去年は学校に行くことがイヤで、なおかつ「煮え切らない何か」を抱えて暴れていた息子も、到着は遅れるものの、今ではすんなり教室へと入っていく。

……などと書いてしまうと、さも子どもに寄り添ってきた風だがそうではない。
手つなぎ登校がルーティンとなった今も私は、「いい加減ひとりで登校してくれ!」と叫ぶ日はあるし、「ダルいな~。誰もほめてくれないし……」と思う。そのくせ、毎朝私たちを見ているママさんに「お母さん、エライ!」と褒められれば「いや、大したことなくて……」ともじもじしてしまう。

要は、息子も私も、葛藤を繰り返した果ての妥協地点にいて、そのバランスが今、たまたまちょうどいいのだ。この1年で私たちが培うことができたのは、「こんなもんだよな」と現状を受け入れる力(悪く言えばあきらめ)、そして共通の好きなコンテンツを通じて深めた友情と親子の信頼関係だった。

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子どもの好きな教科別おすすめプログラミングツール診断!

ここ数年で、子ども向けプログラミングの体験イベントはとても増え、夏休み中に、とりあえず目についた体験イベントに参加を申し込んで行ってみた、という方も多いのではないでしょうか?

子ども向けのプログラミング学習が盛り上がるにつれ、様々に工夫されたツールが出てきました。夏休みのイベントだと、ロボットを動かすタイプのプログラミング体験をやった人が多いかもしれません。子ども向けのビジュアルプログラミングツールである「Scratch(スクラッチ)」の名前を聞いたことがある人もいるでしょう。

他にもツールは驚くほどたくさんあって、「子ども向けのプログラミング」とひとことで言っても、そのアプローチの仕方は様々です。それらをわかりやすく分類して、調べやすく探しやすくするために、Studio947では「知りたい!プログラミングツール図鑑」を作りました。現在既に50以上のツールを紹介しています。



今回は、その中から、小学5年生以上をイメージして、子どもの好きな教科別におすすめツールをご紹介してみたいと思います。とりあげる教科は理科、算数、国語、社会、図工です。

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読書より運動? 学校の休み時間は誰のものなのか

保育園時代から読書を趣味にし、年長のころには小学校低学年向けの物語はすらすら読むことができていた長男。隔週で図書館から本を借りては返す日々だ。

この4月から学校の図書室を利用できるようになった6歳児は、毎週さまざまなお話を持ち帰っては読みふけっている。


起きているときはずーっと喋っている長男がつらい時期もあったが、本を読むようになってからは静かにしてくれる時間ができて、合間に私も本を読む時間が取れるようになった。

次男(2歳)もほうっておくと、ひとりで黙って本をめくり、「ぱんだ!」「ぞう!」と動物を指さしている。

私の育児は今、読書に助けられている。

■「本を読んでいる」を理由に注意される事案が発生


「あの……、ずっと机で本を読んでいて、外で遊ばないんです」

5月、はじめて親として“家庭訪問”というイベントを体験した。
私のころは先生が居間に上がり、親がお茶を出し、私は傍らで耳を傾けながら違う遊びをしていたものだったが、「玄関先でけっこうです」という事前告知どおり、我々は玄関先で立ったまま話をした。

「学童の先生からもそのように言われてまして、できるだけ外で遊んで欲しいなあと思っているんですけど」

長男が外遊びを嫌いか、というとそうではない。

10分ほどで担任の先生は次の現場に向かったのだが、校庭で遊んでいた長男が顔にケガをして歯医者に運ばれた、と学童から電話があったのはその1時間後のことだった。

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話題の一冊『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』 ――公文式で身に付く力についてきいてみた

このところ、ちょっと考えることが多い娘の習い事。
本人が何かをやりたいと言うまではいいや、というスタンスは変わらないが、よその子が習い事をしていると聞くとちょっと気になってしまう。そんな中、Amazonのサイト内を徘徊して見つけたのが、『なぜ、東大生の3人に1人が公文式なのか?』(祥伝社刊・おおたとしまさ著)という一冊。

「東大生の3人に1人」?
タイトルに引き込まれてしまって勢いでポチっとしてしまった。
私自身、算数を小4から小学校卒業まで、英語は小3から中学校卒業まで学習していたので、習い事として非常になじみの深かった公文式。たしかに自分にはすごくフィットしていて、通うことも楽しかったので、娘にもいつか公文式を習わせるのもいいな、と考えたことはあるが、そこまで効果のある学習方法だったとはつゆ知らず。

著者によれば、元はというと、中学受験のために「SAPIX」、その後東大受験のために「鉄緑会」、という学習塾の“王道”を経て東大に合格した学生たちに話を聞いたところ、彼らの多くが公文式教室の出身だった、ということが執筆のきっかけになったという本書。知っていたようで知らなった、公文式にまつわる事実が、ページをめくるたびに明らかになる。

これは事の真相を深堀りしたい!と、本書の著者であり、育児・教育ジャーナリストのおおたとしまささんにお話を伺うことにした。


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小学館の学習雑誌から全学年対応の『小学8年生』が新登場


小学館では、小学校全学年を対象にした新雑誌『小学8年生』を2月15日に発売する。同社の小学生向け学年別学習雑誌シリーズは、『小学二年生』が昨年秋に、同年末12月26日発売の2・3月合併号をもって休刊することが発表されたばかり。

『小学二年生』は1925年創刊で、91年の歴史を閉じることになった。ちなみに『小学三年生』『小学四年生』は2012年3月号をもって休刊、『小学五年生』は2010年3月号、『小学六年生』は2010年2・3月合併号をもってすでに休刊している。

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アメリカの夏休みはサマーキャンプ!多彩なプログラムで短い夏を楽しく過ごす

アメリカの夏休みの一般的な過ごし方と言えば、サマースクールかサマーキャンプと知ったのは、まだ息子が3歳だった2年前。


親が働いている場合、子どもと同じ期間が夏休みになるわけはないので、休みを取らない限りどこかに預けなくてはならないが、どうせ預けるなら子どもの興味のあることをやらせたいと思う。

でも、サマースクールとサマーキャンプの違いは?

サマースクールは教育機関や学区が提供している特別なカリキュラムで、内容は子どもの年齢によっていろいろ。

高校ともなれば勉強重視の補習授業・夏期講習もあるが、プリスクールや幼稚園、小学校ではサマーキャンプに近いそうだ。息子が3歳から通ったプリスクールもサマースクールを提供していて、息子は3歳と4歳の夏はそこに通い、毎週トピックを変えた体験重視のアクティビティはいつもどおり楽しかったらしい。

一方、サマーキャンプは「キャンプ」と言っても、日本でいう「山やキャンプ場でテント宿泊」というものではなく、日帰りの教室のこと(子どもの年齢が上になれば、泊りがけもあるかも)。

1週間区切りが基本で、水族館、美術館、科学館、動物園、総合大学、政府機関、プロのスポーツチーム、企業が提供元となり、トピックはスポーツ、ペインティング、自然、サイエンス、生物、コーディング、レゴ、バイオエンジニアリング、セーリング、音楽、演劇など、実にうらやましいほどいろいろなことが楽しく学べるようになっている。ネットで調べていたら、最近では日本からも参加する人がいるらしい。

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【書評】『ルビィのぼうけん』 ――「プログラミング思考」に真正面から取り組んだ意欲的な絵本

子ども向けプログラミングが注目され、「習い事」としてのスクールもこの1年で目立って増えてきました。2016年4月19日には、文部科学省が小学校でのプログラミング教育必修化を検討するとの発表があり、2020年度からの実施を目指して動き始めています。

さて、とはいえ、プログラミング教育っていったい何をやったらいいのでしょうか。

パソコン上でやるScratchなどの子ども向けプログラミングツールでどんどんプログラムを組んだり、組んだプログラムでロボットを動かしてみることなどをやる教室は増えてきています。

そんな実技と作業の積み重ねに飛び込む前に、「プログラミングならではの“ものの考え方”」を、もっと何か他の方法で体感できないものでしょうか? うんと自然な入門になりそうです。

とはいえ、肝心の「プログラミング的な思考」がどんなものなのか、プログラマーの頭の中がどうなっているか、なんて、ちっともピンとこないものです。

■プログラムコードの出てこないプログラミングの絵本


この「プログラマー的思考法」に真正面から取り組んだ、なんと「絵本」が出版されました。

LL
『ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング』
(リンダ・リウカス著・鳥井雪訳/翔泳社)


これは、コードもパソコンもロボットもいっさい出てこないプログラミングの「絵本」です。「プログラマー的思考法」の基本に注目して、それがどんなものなのかを自然と感じ身につけられるように設計されています。

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子どもが「将来就きたい仕事」に関するアジア7か国・地域調査、トップ3に「会社員」が入ったのは日本のみ

人材サービス企業の世界最大手であるアデコグループでは、日本をはじめ、同社がアジア太平洋地域で事業を展開する、韓国、香港、台湾、シンガポール、タイ、ベトナムの6つの拠点において、子どもを対象にした「将来就きたい仕事」に関するアンケート調査を実施した。調査は日本では6歳~15歳の男女1,000人(男女各500人)を対象に、そのほかの6地域では7歳~14歳の男女各150~1,500人を対象に行われた。


調査結果によると、日本の子どもが将来就きたい仕事について、男子の1位には「会社員」(10.2%)があげられ、以下2位「サッカー選手」(10.0%)、3位「公務員」(6.6%)、4位に「野球選手」(6.2%)と同率で「医者」(6.2%)であった。女子は1位が「パティシエ」(11.0%)で、以下2位「先生」(6.4%)、3位「会社員」(5.8%)、4位「医者」(5.6%)、5位「公務員」(4.8%)という結果であった。

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戦国武将の甲冑が作れるダンボールキットが新発売! 第1弾は真田幸村と伊達政宗

ジャポニカ学習帳でおなじみのショウワノートでは、おもに小学校低学年生向けに、着用可能で立体的な甲冑が作れるダンボールキット「着れちゃう!ダンボール」シリーズの発売を開始した。第1弾として真田幸村編と伊達政宗編の2種類を展開する。


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小学生の18%が便秘傾向、学校のトイレでうんちをしない(我慢する)は約4割

王子ネピアでは、2007年から毎年NPO法人日本トイレ研究所と共同で、トイレやうんちの大切さについて学ぶ総合学習プログラム「うんち教室」を開催しているが、このほど2014年度のプログラムに参加した小学生249名(東京都・埼玉県の小学校に通う小学1~2年生が対象)に、「子どものトイレ・排泄に関する調査」を実施、その結果を発表した。


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