1980年代、「乳がんで悲しむ人を一人でも減らしたい」という思いから、アメリカで始まったピンクリボン活動。乳がん検診の受診や早期治療の啓発を目的とし、年々賛同する企業や団体も増えて、認知度が高まっている。

昨年はタレントの北斗晶さんが、また最近では小林麻央さんが乳がんであることを公表し、現在闘病中であるという報道とともに、検診の重要性が広く呼びかけられた。


化粧品事業を展開するエイボン・プロダクツ株式会社は、女性の活躍を応援しサポートするCSR活動を数多く行っており、女性にやさしい企業の代表格といえる。その一例として、2002年から「口紅1本でできるボランティア」と称して、寄付金付きの口紅を販売することでピンクリボン活動にも参画している。そして同社は今年、認定NPO法人J.POSHの「J.POSH奨学金まなび」に寄付を行うこととなり、その記念イベントがこのほど開催された。

「J.POSH奨学金まなび」は、母親や保護者が乳がんで死亡、あるいは闘病中で就学が困難となった高校生を対象にした奨学金制度で、設立の2009年以来、のべ280名の学生に支給を行ってきた。

認知度の向上とともに、応募数も徐々に増え、今年度は43名に支給するとともに、熊本の地震のための枠を10名ほど追加で募集中。エイボンは、本基金の趣旨に賛同し、多くの子どもたちが就学できるようにと経済的支援を行うこととなった。

本イベントでは寄付金贈呈の式典のほか、ピンクリボンスペシャルアンバサダーのタレント・山口もえさん、そしてお笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春さんを招いてのトークショーも開催された。


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