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放射能

女性特有の病気の治療や検査でも役立つ、放射線を利用した「核医学」とは?

「放射線」は身近に存在していて、「むやみに恐れるのではなく、『正しい知識を持ち、上手に恐れる』ことが大事」と語るのは、東京慈恵会医科大学准教授の内山眞幸(うちやま まゆき)先生。

内山先生は、放射線がヒトの役に立つ側面をもつ「核医学」の専門家でもあります。ママが気になる女性特有の病気においても、放射線を利用して検査や治療を行う「核医学」についてうかがいました。

■放射線は治療や検査にどう使われている?


空気や大地、宇宙や自分自身のカラダの中など、私たちの身近にある放射線(※)、それを利用して検査や治療など医療に役立てているといいます。

※【関連記事】
やっぱり危険?!「放射線の正しい知識」を放射線医学の先生にうかがってきた


「病院で『放射線科』という看板を目にしたことがあると思います。文字通り『放射線を使った検査や治療』をするところで、放射線の特徴を利用して、目に見えない体内の状況を、見えるように画像化することができるのです。」と解説するのは内山先生。


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やっぱり危険?!「放射線の正しい知識」を放射線医学の先生にうかがってきた

東日本大震災からまもなく5年。「放射線」「放射能」「ベクレル」……といった言葉を最近またよく耳にしますが、「放射能」と聞くと、やっぱり「コワイ」「アブナイ」と思ってしまうもの。でも、本当にどれくらい「キケン」なのかよくわかりませんね。

「むやみに恐れるのではなく、『正しい知識を持ち、上手に恐れる』ことが大事」と語るのは、放射線を利用して病気の検査や治療をする「核医学」の専門家である、東京慈恵会医科大学准教授で、市民向けの放射線医学講座で広報活動も手掛ける、内山眞幸(うちやま まゆき)先生。この機会に改めて、放射線に関する知識についてうかがいました。


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小学生以下の子どもがいる家庭の3割以上が震災直後に「首都圏外への避難」を考えた

東日本大震災からまもなく2年、ネットエイジアと第一生命経済研究所では、「1都3県在住者の東日本大震災時の行動とふりかえり」に関する調査を実施、その結果を発表した。回答総数は20~49歳の男女1,200名。このうち、本稿では「小学生以下の子どもがいる家庭」による回答のみ絞って紹介していく。

まず震災直後の居住地ついて、「家族全員で、一時的に首都圏外に避難した」とする割合は3.1%、「一部の家族のみ、首都圏外に避難した」とする割合が5.1%となり、あわせて8.2%の世帯が首都圏を脱出したことがわかった。

さらに、震災直後の居住地の希望については、「家族全員で、一時的に首都圏外に避難したいと感じた」「一部の家族のみ、首都圏外に避難させたいと感じた」の合計は34.8%と、調査対象全体の割合(24.7%)に対して、10ポイント近く高いことがわかった。

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粉ミルクメーカー競合各社による一斉情報公開で明らかになった事実を検証

12月6日に発覚した明治製粉ミルク「明治ステップ」からの放射性セシウム検出のニュースは、とくに乳児を持つ親たちにとっては大きな衝撃をもって受け止められた。

ただ、報道各社の情報をまとめると、放射性物質の混入は、原材料が原因ではない模様である(同社粉ミルクの原材料は北海道産及びオーストラリアほかオセアニア地域からの輸入品)。

今回問題となった製品は、震災直後の3月14日から20日までの間に、埼玉県春日部市の工場で製造されたものであり、福島第一原発事故によって大気中に放出された放射性セシウムが、工場で外気を取り入れて乾燥させる、粉ミルクの製造加工工程で入り込んだことが原因ではないか、と推測されている。

「ほほえみ」「ステップ」ブランドの明治製粉ミルクは、市場シェアの約4割をもつトップブランドだ。そのほかの粉ミルクメーカー各社は、今回の騒動後、そろって自社製品の安全性についてリリースを発信した。その情報を抜粋してまとめたので、参考にしていただきたい。続きを読む

【速報】粉ミルク「明治ステップ」からセシウム、無償交換へ

株式会社明治は、同社の粉ミルク(フォローアップミルク)である「明治ステップ」から、放射性セシウムが検出されたとして、約40万缶を無償交換すると発表した。
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同社のリリースによると、今回、放射性セシウムが検出された製品は、賞味期限が2012年10月4日、10月21日、10月22日、 10月24日の上記4製造日分であるという。しかし同社では、万全を期すために、賞味期限が2012年10月の「明治ステップ」を交換対象にする。またお客様相談センターに確認したところ、交換対象は「明治ステップ 850g缶」のみであり、「明治ステップ らくらくキューブ」については対象外。

なお、検出された放射性セシウムの値は、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定規制値以下であるという。同社は今後、「明治ほほえみ」「明治ステップ」のすべての製造日の製品で放射性物質の検査を行い、その結果を順次ホームページで掲載していく方針を合わせて発表した。

交換対象製品の送付先等に関する情報は、下記の同社サイト上において詳細が案内されている。

「明治ステップ(850g缶)」のお取り替えに関するお詫びとお知らせ(株式会社明治)

放射性物質の食品規制区分に「乳幼児」追加

3月決定の規制値より厳しく

厚生労働省は放射性物質の規制値を定めた食品の分類について、現在の5分類から4分類とする案を24日の薬事・食品衛生審議会へ提出する。

分類は飲料水はそのまま、牛乳・乳製品を牛乳など、野菜類と穀類、肉・卵・魚・その他が統合されて一般食品となる。ここに乳幼児用食品が新設されて4分類となる。

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※写真はイメージです
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青森県六ヶ所村の原子力燃料PRセンターはファミリー向けのレジャースポットだった!

このたびの3連休に青森を訪れる機会があった。個人的にゆかりのある土地なのだが、今ではめったに来ることもないので、このタイミングで青森県六ヶ所村にある、「六ヶ所原燃PRセンター」に足を運ぶことにした。

青森県の下北半島にある六ヶ所村周辺には、ウラン濃縮工場や再処理工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターなどの原子燃料サイクル関連施設が点在するほか、となりの東通村にも東通原発が、またマグロで有名な大間にも建設中の大間原発があり、下北半島は「原発半島」の様相である。
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粉ミルクから放射性物質検出されず

日本乳業協会のホームページにおいて、粉ミルクの放射性物質検査の結果が発表されている。それによると「ほほえみ」「すこやか」「はぐくみ」といった主要ブランドをはじめ、量販店・ドラッグストア等でおなじみの各社の粉ミルクからは、食品衛生法による暫定規制値(放射性ヨウ素=乳幼児向け100ベクレル/kg・放射性セシウム=200ベクレル/kg)を超える放射性物質は検出されなかった。なお、調査した製品はいずれも2011年7月に製造されたものであるという。

乳児用調製粉乳の放射性物質検査結果について

脱原発は海外のトレンドではない

炎暑の中、国民的課題としての節電と向き合っている日本。ロンドンを訪れる日本人から聞く話や、メディアで節電の知恵が頻繁に取り上げられている様子から感じられるのは、本当に日本という国は挙国一致で何かを遂げることができてしまう、類い稀な国だということだ。

これは決して皮肉などではなく、国家や地域単位で争いなく合意を形成したり、ましてそれに基づいて一定の結果を出すということが大変に困難なヨーロッパにいて、節電というスローガンを掲げられた日本国民が暴動など起こすこともなく平穏に日々粛々と節電を実現していることに、純粋に敬意を抱く。

ローテクなヨーロッパ人から見れば、世界一ハイテクを謳歌していると信じられている東京で「国民の日々の地道な努力によって」節電が行われている図は、驚異以外の何ものでもない。続きを読む

「被爆者健康手帳」の実物を見たことがありますか?

震災後の原発事故による放射能汚染問題で、とくに子を持つ親たちは気持ちが晴れない日々が続いている。「ただちに健康被害はない」のだろうが、今後の農作物・海産物汚染の拡大が確実な状況では、福島周辺の子どもたちはもちろん、国内の広い範囲の子どもたちが内部被曝による健康リスクが高まることになった。

最近やたらがん保険の広告が目につくのは、自分たちの健康は自己責任で、というのを暗に伝えているのかと勘繰るほどだ。少なくとも子どもたちには、それこそ広島・長崎の「被爆者健康手帳」のような、国による将来に渡る健康保障が必要だと訴えたい。
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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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