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教育

新一年生、親はどこまで手を出すか ――目指す児童像「自ら学ぶ子」って何だ?


このたび4月から子どもが小学校入学、新一年生になるにあたり、保護者説明会に行ってきた。
ウワサでは働くママの融通などおかまいなく、昔ながらのルールと人的キャパ不足で運営されているという公立小学校である。想定どおりモヤモヤを抱えて帰ってきたので、ここに報告しておこう。

■子どものタメになるのはどっち?


母親の弱点に、「お子さんのためを思って〇〇してください」という殺し文句を前にすると、ほぼ言いなりになってしまう、というのがある。悪い母親よりはいい母親になりたい私たちである、新しい環境ではとくにその傾向が強くなるのではないだろうか。

だから小学校の先生が「学習環境を整えるのはお母さんのつとめです」と言ったとき、「やはり、そうなのですか……!」とうなづいた。ところが続けて、「折り紙を持ってくるとき、新品の状態ではなく、あらかじめお母さんが半分くらいの量にして、袋にしまい、お子さんが取り出しやすくしておいてください」と言われたときにはこう思った。「……マジすか?」。

先生いわく、過去に保護者から電話がきたらしい。「ウチの子の折り紙は、いつもくしゃくしゃになっているのだけど、一体どうなっているのか?」という、素直すぎるのかクレームなのかと想像してしまうお電話である。先生がたは誠実であるから、その理由を切々と述べ、改善策を提案したのだろう。そしてその策をあらかじめ新一年生の保護者にシェアしてくれたのだと推察する。

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アメリカの学校は賞だらけ! 学校や企業から大統領までが賞を出し、褒めて育ててやる気を引き出す?

9月から学校新年度が始まるアメリカ。ほとんどの学校は9月3日が登校初日だったらしく、私のFacebookのタイムラインは、親がアップした登校直前の小学生から高校生までの子どもの写真で埋め尽くされた。どの子も笑顔で楽しそうだ。


アメリカの学校には日本の学校と、あるいは今の親が通っていた頃の日本の学校とは違うことがいろいろあるが、なかでもアメリカの特徴とも言えそうなのが、数々の「賞」だろう。

賞を出すのは、学校、企業、政府、財団、軍隊などさまざま。
内容も学業成績、スポーツや芸術での成績、ボランティア活動など幅広く、1年に1度だけ受賞者を出すものから、1年に何度も受賞者を出すもの、奨学金がつくものなど、じつに多種多様だ。

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子ども向け知育アプリが乱立の様相、事業者の思惑は?

昨年あたりから今年にかけて、子育て世代におけるスマホ&タブレット端末の普及に合わせるように、急速に開発競争とサービス乱立の様相に入った感のある、ここ最近の子ども向けアプリ市場。とりわけ「育児記録」そして「知育」を標榜したものが多い。

本稿では「知育」に関連するアプリからいくつかサービスを紹介したい。

まずは、アニメーションの童話や童謡を楽しむことができる「えほんであそぼ! じゃじゃじゃじゃん」。定番の童話を、紙芝居風や学芸会風など、子どもを飽きさせない新しい演出で制作しており、アニメを観るように名作童話やオリジナル童話を楽しむことができる。

また、おなじみの童謡も、子どもが真似できる楽しい振り付きで、現代風にアレンジしているのが特徴。


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幼児教育は国全体の利益につながる格好の投資先

アメリカの中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は先週、児童保護基金(Children’s Defense Fund)総会のビデオ演説で、幼児期の教育はきわめて重要で、幼稚園や保育園で良質な教育を受けることで、貧困が減少し、将来の所得増加や持ち家率が高まるとし、幼児教育への投資の必要性を訴えた。

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仏幼稚園、Twitterでヨミカキ教える

フランスで、Twitterを使った幼児教育が始まった。ボルドー近郊の幼稚園や南西部タランスの幼稚園では、子どもたちがTwitterで毎日何をしたのかを報告しているという。

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学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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