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親になったから、見えるものがある。

母乳

「おっぱい」が「オッパイ」になるとき ――世界の見え方は簡単に切り替わる

子どもを産んで、母乳だけで育てていた始めの頃、授乳って自然なことでしかなく、乳房は赤ちゃんにとっての栄養源ドリンクとしての「おっぱい」としか思えなかった。それは赤ちゃんが生き抜くための食事的原料でしかなく、裸とか、性的な「オッパイ」っぽいイメージは完全にすっ飛んでいて皆無だった。

栄養源としての「おっぱい」時代のことを思い返すと、笑えるようで笑えないようなことがいろいろある。


■授乳初心者。パジャマの前全開!!


出産したその日、初めて母乳の与え方(赤ちゃんの口がそこに位置する抱き方)を助産師さんに教えてもらった。赤ちゃんはなかなか簡単には飲めなくて、私も初めてで姿勢の取り方だけでも難しい。布すら邪魔で、なんだかほとんど脱げている状態で教えてくれた。その次の授乳タイミング、マタニティパジャマの前をほぼ全開状態で必死にトライする私の様子を、立ち寄った別の助産師さんが「あら!そんなにあけなくても……」と慌ててあたふた閉じてくれた。

だって、そんな、布の隙間から飲ませられるほど簡単じゃないんだけど……しかもついさっきまで分娩台で、もっととんでもない姿を見られていたんだから、パジャマの前全開してるぐらい気にしてませんから……っていうのは私の感覚で、完全にずれていた。

出産後ってそれくらいにはハイテンションで、よくわからなくなっている。そういえば、夫は立会い直後で私同様感覚がずれていただろうから気にしなくていいとしても、両方の母も目の前にいたんだった。

まぁこれは、それでも出産直後だから、仕方ない度は高い。

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「アレルギーの日」、出産前に知っておきたい知識と対策

本日2月20日は、免疫学者の石坂公成・照子夫妻がIgE抗体を発見し、1966年のこの日に米国のアレルギー学会で発表したことにちなみ、「アレルギーの日」とされている。

雪印ビーンスタークが実施した、2歳の子どもを持つ女性20歳~49歳計800人を対象にした「アレルギーに関する意識調査」によると、0歳から2歳までの期間に子どもがアレルギーを発症したと回答したのは58名(7.2%)。そのうちアレルギーの種類としては、「食物アレルギー」(62%)と「アトピー性皮膚炎」(52%)が半数以上であった。またアレルギーの発症は0歳台が84%を占めた。


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【レビュー】“かゆいところニーズ”を丁寧に拾った授乳室検索アプリ「ママパパマップ」

赤ちゃん連れのお出かけで、最も不安になるのは「授乳室」のありか。

最近はオムツ替え台は公衆トイレにもかなり設置されるようになったので、オムツ替えについてはそんなに困らないが、授乳室はまだまだ見つけにくいのが現状である。

私も赤ちゃん連れでお出かけするときは、授乳室が見つからなかったときのために必ず授乳ケープを持ち歩き、喉も乾いていないのにカフェに入って端っこの席でこっそり授乳する……ということがしばしばある。

とくに夏は授乳ケープの中は暑く、赤ちゃんも汗だくになってしまうので、授乳室で授乳できるのが母子ともに一番ありがたい。

そんな授乳中ママにオススメの授乳室検索アプリをピックアップしたい。
その名も「ママパパマップ」。おもに1歳以下の子どもを持つママとパパによって制作されたアプリというだけあって、“かゆいところニーズ”が丁寧に拾えていてかなり使いやすい。


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「さく乳」のネガティブイメージは日本だけ? 母乳育児のポータルサイト「ぼにゅ育」をピジョンが開設

ピジョンでは、母乳育児中のママをはじめ、母乳で育てたいと考えるプレママに向けて母乳育児の情報を発信するポータルサイト「ぼにゅ育(ぼにゅいく)」をオープンした。


同社ではこれまで、定期的に授乳中のママの実態調査を行うことで、よりよい商品開発に取り組んできたが、昨年実施した日本・中国・アメリカ・インドネシアの4ヵ国で行った授乳スタイルに関する調査結果では、乳房から直接母乳(=「直母」)で授乳する日本のママは82%と8割を超えた一方で、母乳育児の一環である「さく乳」の実施率は13%にすぎなかった。

これは同時に調査を行ったほかの海外3ヵ国、中国の直母46%に対してさく乳79%、アメリカの直母58%に対してさく乳率64%、インドネシアの直母77%に対してさく乳率62%と比較して、日本のママはさく乳の実施率が非常に低い状況であることが明らかになった。

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「フォローアップミルク」が正直なところよくわからないのでありのままをメーカーにきいてきた

「母乳の子もフォローアップミルクを飲ませる必要があるの?」
「うちはもうミルクは卒業して牛乳を飲ませているから……」
1歳前後の子育てファミリーを悩ませる、フォローアップミルク問題。

おそらく検索せずにはいられない≪フォローアップミルク≫は、どのような飲み物で、どのような利点があるのか、本当はよく分かっていないという方も多いのでは?

ということで、メーカーの見解と事実を確かめるべく、フォローアップミルク『つよいこ』でおなじみ、雪印メグミルクグループ ビーンスターク・スノー株式会社を訪問。同社の広報担当で、育児品事業部営業企画グループ課長の田中健一さん、また研究開発担当で、商品開発部マーケティンググループ主任で農学博士の山村淳一さんにお話をうかがってきた。


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パパも授乳に参画できる!? 授乳をもっと楽に語れたら

SNSのタイムラインに赤ちゃんの写真が流れてきた。時刻は明け方、まだ生まれて間もない赤ちゃんの満足そうな顔と空っぽの哺乳瓶。コメントには「哺乳瓶での授乳に挑戦」とある。投稿の主は男性だ。昼のうちに搾乳した母乳を保存しておいて夜間の一回分だけお父さんが哺乳瓶であげるようにしているそうだ。

一見単なる「微笑ましいひとコマ」かもしれない。でも。ここには、育児を夫婦ふたりのものにする大きなキーが含まれていると思うのだ。


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母乳中の睡眠ホルモン濃度は母親の就寝時刻や睡眠時間と相関性があることが明らかに


9月3日は睡眠の日。それにちなんで、粉ミルクメーカーとしておなじみのビーンスターク・スノーは、同社が長年にわたり実施している母乳研究の調査結果から、ひとつの事実を発表した。母乳中の睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌濃度は、母親の就寝時刻や睡眠時間との間に相関性があることが明らかになった、というものである。

メラトニンはおもに睡眠・覚醒をコントロールするホルモンで、その分泌はとくに光によって調節されており、夜間に多く分泌される。メラトニンは眠りを誘うほかに、抗酸化作用によって細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取ってくれるため、病気の予防や老化防止にさまざまな効果をもつと考えられている。

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乳幼児のアレルギーリスクを軽減!母乳ママのための乳酸菌含有食品

ビーンスターク・スノーでは、母乳ママのための乳酸菌含有食品「ビーンスタークマム『3つの乳酸菌M1』」を全国のドラッグストア、赤ちゃん用品専門店で発売を開始する。


母乳には赤ちゃんをアレルギーから守る力があり、そのひとつが「TGF-β(ティージーエフ ベータ)」というたんぱく質によるものと考えられている。実際、母乳中の「TGF-β」の量と、その母乳を飲んでいた子どものアレルギー発症率が関係することも報告されているという。

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祖父母世代との「育児のズレ」は解消できるのか?

共働き世帯が増え、自分の親や義両親に子どもの面倒を見てもらっているファミリーは少なくない。助かる反面、ときに「母乳が足りていないんじゃない? ミルク飲ませたら?」「抱っこばかりしていたら抱き癖がつく」など、今の育児の常識とは異なるアドバイスをされることも。

実の親なら反論できることもあるが、義両親には、「いや~、そうですかねぇ」と苦笑いをするしかなく、初めは小さかったはずの不満が、いつしか心の澱となっていく……。
その後あるとき(2~3年後くらい)、姑が幼いわが子に無断でチョコレートを与えるのを目撃したりして、「もーっ、やめてください!!」と大きな声を出してしまい、気まず~い空気が流れてしまうのだ。ああ、祖父母世代との「育児のズレ」はなぜ生まれてしまうのだろうか?


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サバを食べたら授乳した後の娘からサバの匂いがしたけど

産後間もないある日、娘を抱いていると魚のような生臭い匂いがした。
変だな、でも気のせいかなとやり過ごしていたら、夫からも「今日、○○(娘の名前)から魚の匂いがする……」と。

娘の顔に鼻を近づけてみると、やっぱり魚の匂い。もしやと思って手を匂ってみると、娘の息と同じような魚の匂いだった。

しょっちゅう手をしゃぶっているので、手についた匂いの元は唾液だと推測。母乳とたまに粉ミルクしか飲んでいないのに、なぜ?

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