MAMApicks -子育て・育児・教育ニュース&コラムサイト-

親になったから、見えるものがある。

母乳育児

母親たちは、なぜミルク育児に罪悪感を抱くのか

出産する前、世の中の母親という人種がなぜあんなに母乳にこだわるのか、よくわからなかった。「私は完母」「私は完ミ」といちいち前置きする人、「なるべく母乳をあげたいのに出ない」と気に病む人、通りすがりの老婦人の超どうでもいい「母乳?」という愚問にひそかに涙する人……。

そんな人々を見て思ったものだ。
母乳とかミルクとか、はっきりいって、どっちでもよくね?
出ないもんは出ないし、あげられるほうをあげる。それでよくねーか。



しかし、産んでみてよ~くわかった。そこまで合理的に割り切れるものでもないっていうことを。

私自身は諸般の事情で混合栄養にしているし、それについては仕方がないと思ってはいるのだが、それでもたまに心の底で思うことがある。「やっぱり完全母乳にしないのって、なんだか申し訳ないな……」と。

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授乳体勢いろいろ

唐突ながら、現在2歳0ヵ月の息子は、まだおっぱいを吸っております。豊かとは言えない筆者の乳ですが、それでも2年も出るものなのですね。正直驚きです。

ただ、日本でこそ1歳前後で卒乳するお子さんが多いといいますが、世界平均は4歳ぐらいだとかいいますし、まぁ2歳なんて全然、大したことはありません。……よね?


さて、2歳ともなるとかなり自由に動くこともできますし、勢い授乳姿勢もかなりバリエーションが増えることになります。ということで、2年にわたるロング授乳の中で、筆者と息子で編み出した、授乳体勢ベスト5を披露したいと思います!

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母乳育児ママの「ちょい足し」ニーズをかなえる、小容量の個包装タイプ粉ミルクが新発売

雪印ビーンスタークは、母乳育児ママからの「母乳が足りなくて、少し補いたい時」など、「ちょい足し」ニーズをかなえる、50mlの個包装タイプ粉ミルク「すこやかM1 ミニスティック」を2016年10月から順次販売スタートする。


厚生労働省の平成22年乳幼児身体発育調査によると、生後1ヵ月頃に母乳のみで育てる母親は51.6%と半数以上を占めており、粉ミルクに対するニーズは多様化している。

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1グラム単位で授乳量がわかるベビースケールをタニタが新発売

タニタでは、家庭用では国内初となる、1グラム単位で赤ちゃんの授乳量が表示可能な授乳量機能付ベビースケール「nometa(のめた)BB-105」を5月1日から発売する。本製品は、同社が長年培ってきた高精度計測技術を応用し、新生児期におけるわずかな授乳量でも確認できるようにしたことが特徴。


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前傾姿勢をとらずに楽な姿勢で搾乳ができる「ハンズフリーさく乳ブラ」が登場

搾乳器などの母乳育児関連製品を販売するメデラでは、ハンズフリーで搾乳ができるブラジャー「Easy Expression ハンズフリーさく乳ブラ」の発売を開始した。

本製品を使えば、搾乳中に手で搾乳器を押さえている必要がないので、前傾姿勢をとらずに手や肩が疲れることなく、搾乳中を楽な姿勢でリラックスして過ごすことができる。


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職場復帰と母乳育児に関する調査、半数近くが「さく乳していることを同僚に言えなかった」 ―― 米国の労働法ではさく乳に関する条項も

さく乳器など、おもに母乳育児関連製品を販売するメーカーのメデラでは、「出産後の仕事復帰と母乳育児に関する調査」を実施、その結果について発表した。

母乳育児が仕事復帰に与える影響についての調査・報道が少ないことが、本調査実施の背景にあるという。今回の調査対象は、末子が3歳未満、出産後1年半未満で再び働き始め、現在も就業中の女性で、有効回答数は515名。

まず、仕事復帰後の母乳育児継続率は約半数(50%)ということがわかった。そして、仕事復帰による母乳育児への影響について、「復帰後、仕方なく母乳を与える機会を減らした」という方が61%、「復帰するために、仕方なく断乳した」という方も20%が「あてはまる」と回答した。


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【コラム】「ハーフバースデー」の備忘録

先日、娘が生後6ヵ月を迎えた。
近頃は「ハーフバースデー」という言葉も浸透し、記念に撮影やお祝いをしたり、離乳食を始めたりと、ひとつの節目として認識されている。

6ヵ月経ってみて新生児のときの写真を見ると、「こんな顔だったっけ?」と思うことが多い。3ヵ月、いや1ヵ月前の写真でさえ、別人のように感じるのだ。

どんなに写真におさめていても、実物の娘の姿かたちは日に日に上書きされて、同時に自分の記憶も更新されていく。

友人やお互いの両親は数ヵ月に一度会う程度なので、会うたびに「大きくなったねー」と言ってくれるが、私は大きくなったのかもよく分からないくらい、以前の娘の姿を思い出せなくなっている。

この調子だと、今見ている顔も1ヵ月後には思い出せなくなるのだろうと一抹の淋しさも感じるのだ。


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【スウェーデン発】粉ミルクの広告に赤ちゃんの写真を使うことが禁止に?

スウェーデンで施行されようとしているある法律が、いま波紋を呼んでいる。その法律は、粉ミルクの宣伝をする際に、赤ちゃんの写真を使ってはいけないという内容のものだ。

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私のミルク戦争 ~「完母」は母親の矜持と自己満足?~

今月中旬のニューヨークタイムズに、The Milk Wars(ミルク戦争) というタイトルのオピニオン記事が掲載された。


ニューヨークを拠点に活躍するフリーライターが、娘を出産直後の病院で医師から「粉ミルクは悪だ」と母乳育児を強要された体験を基に、産休/育休が数週間しか取れないアメリカで完全母乳育児を続けることの難しさを訴え、母乳育児礼賛の昨今の風潮に異議を唱えたもの。
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編集長:深田洋介

学研の編集者を経てネット業界に。育児、教育分野を中心にネットメディアで10数年にわたり活動中。思春期の娘の父。

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教育・家族問題、世界の子育て文化、書籍評論等、多彩な執筆を続ける。家族とともに欧州2ヵ国の駐在経験。

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ウェブデザイナー・ライター。技術書籍やICT教育関連の記事を中心に執筆。著著に『ふたりは同時に親になる 産後の「ずれ」の処方箋』。

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フリーライター。二児(男児)の母だが、実家が近いのをいいことに母親仕事は手抜き気味。「サイゾーウーマン」等でも執筆。

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コピーライター。得意分野は美容。最近日本酒にハマり、主に飲んで勉強中。これからの家族旅行は酒蔵見学。二児の母。

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編集者&ライター、気象予報士。母親向けお天気教室の講師や地域向け防災講師も務める。家族は夫と2014年生まれの長女、2018年生まれの長男。
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