最近の子どもを意識した病院では、待合コーナーでDVDを流していることが多い。ディズニー系の映画が小さな音でBGMのようにして流れているパターン。これ、助かるといえば助かるのだけれど、困ることがひとつある。診察が終わっても、子どもがなかなか帰ろうとしないのである。「もっと見る!」と動かない。

■手に負えない時、諦めて、どうしたか?


診察が終わった人がくつろいで見る場所じゃないし、長い待ち時間と短い診察が終わってようやく帰れるっていうのに、もう、私の優しさもそれほど多くは残っていない。子どもの側も、楽しいことをした後じゃないから機嫌が悪い。

最初は穏やかにアプローチしても、最後には引きずるように外に連れ出す事態になることもある。

先日も、診察が終わってまた画面の前に座り込んでしまい、なんだかこれは嫌なパターン、帰らなさそうだなぁ。数回声をかけて、その日の苦戦が予測された。先に続くやり取りを想像して、最後に怒る自分の姿まで見えて、気が重くなる。

そして、もう、諦めたのである。
「自分で」説得することを。


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